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―― Cross+Roseに映し出される。

 

 

 

エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。


 


エディアン
「・・・・・・・・・うわぁ。」


Cross+Rose越しにどこかの様子を見ているエディアン。

 

 

 

白南海
黒い短髪に切れ長の目、青い瞳。
白スーツに黒Yシャツを襟を立てて着ている。
青色レンズの色付き眼鏡をしている。

ノウレット
ショートの金髪に橙色の瞳の少女。
ボクシンググローブを付け、カンガルー風の仮装をしている。やたらと動き、やたらと騒ぐ。



ノウレット
「こんちゃーっすエディアンさん!お元気っすかー??」

白南海
「・・・・・・チッ」


元気よくチャットに入り込むノウレットと、少し機嫌の悪そうな白南海。

 

 


エディアン
「あ、えっと、どうしました?・・・突然。」

白南海
「ん、取り込み中だったか。」

エディアン
「いえいえいえいえいえー!!なーんでもないでーす!!!!」


見ていた何かをサッと消す。

 

 

 


エディアン
「・・・・・それで、何の用です?」

白南海
「ん・・・・・ぁー・・・・・クソ妖精がな・・・」

ノウレット
「コイツがワカワカドコドコうるせぇんでワカなんていませんって教えたんすわ!」


 


エディアン
「・・・・・・・・・」

エディアン
「・・・何かノウレットちゃん、様子おかしくないです?」

白南海
「ちょいちょい話してたら・・・・・・何かこうなった。」

エディアン
「え・・・・・口調を覚えたりしちゃうんですかこの子。てゆか、ちょいちょい話してたんですか。」

ノウレット
「問い合わせ含め58回ってところっすね!!!!」


ノウレットにゲンコツする白南海。


ノウレット
「ひいぅ!!」


 


白南海
「いやそこはいいとしてだ・・・・・若がいねぇーっつーんだよこのクソ妖精がよぉ。」

エディアン
「そんなこと、名前で検索すればわかるんじゃ?」

白南海
「検索・・・・・そういうのあんのかやっぱ。教えてくれ。」


検索方法をエディアンに教わり、若を検索してみる。

 

 

 


白南海
「――やっぱいねぇのかよ!」

ノウレット
「ほらー!!言ったとおりじゃねーっすかー!!!!」

白南海
「だぁーまぁー・・・れ。」


ノウレットにゲンコツ。


ノウレット
「ひいぅぅ!!・・・・・また、なぐられた・・・・・うぅ・・・」

エディアン
「システムだからっていじめないでくださいよぉ、かわいそうでしょ!!」


ノウレットの頭を優しく撫でるエディアン。


エディアン
「ノウレットちゃんに聞いたんなら、結果はそりゃ一緒でしょうねぇ。
 そもそも我々からの連絡を受けた者しかハザマには呼ばれないわけですし。」

白南海
「・・・・・ぇ、そうなん・・・?」

エディアン
「忘れたんです?貴方よくそれで案内役なんて・・・・・」


 


エディアン
「あー、あと名前で引っ掛からないんなら、若さんアンジニティって可能性も?」

エディアン
「そしたらこちらのお仲間ですねぇ!ザンネーン!!」

白南海
「・・・・・ふざけたこと言ってんじゃねーぞ。」

白南海
「まぁいねぇのは寂しいっすけどイバラシティで楽しくやってるってことっすねー!!
 それはそれで若が幸せってなもんで私も幸せってなもんで!」


 

 

 

こっそりと、Cross+Rose越しに再びどこかの様子を見るエディアン。


エディアン
「さてあいつめ・・・・・どうしたものか。」


 

チャットが閉じられる――





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