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その少年は貫頭衣をひるがえす 敵を見つめる力強い眼差し |

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コドー 「……」 相手をただ無表情に見つめている |
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コドー「あ―ぁア、ア”――」 艶消しを施された様な光の無い瞳がゆっくりと据わって行く |
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コドー 「フ―ぅ゛―あッ――ぐゥ!!」 メキメキと云う音と共に、 幾何学に全身を走る赤光の線が、血管が浮き出る様に太く成る |
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コドー「後ろ無し、場所も無しー彼処は…オレの…―」 少年の影から伸びる無数の黒き腕は、彼を守るかの如しに蠢き散って姿を隠す |
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コドー 「―グ―ぁ…――じぃ…ちゃ…?」 少年の体を幾何学に走る赤光が輝きを増した |


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コドー 「ぁ……」 さざめく第六感の成るままに体を動かした |
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コドー 「行ける殺れる殺れる殺れる行ける――全 部 壊 せ る」 |
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オモワク 「今日のオキャクサマにご挨拶を――」 爛れ掠れた声音が少年の直ぐ側から聞こえるが姿は無し、 代わりとばかりに、彼の持つバットに漆黒の棘が現れた |
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トレバー 「…!!」 |
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トレバー 「カァッ!!!」 |
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コドー 「だレ来、る?あ、ぁ……う、ナ――…?」 虚ろな瞳が何かを映した |
| コドーのカード発動! |

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コドー 「行ける殺れる殺れる殺れる行ける――全 部 壊 せ る」 |
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オモワク 「あー、はいはい、おれの出番…だね?」 声の主の姿無き虚空に―パチンッ と、指を鳴らす音が響く |
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コドー「――っ」 眉一つ動かさず、無表情にバットを何度も何度も何度も振り下ろす! |
| トレバーのカード発動! |
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トレバー 「…!!」 |
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静かな構え 空を渡る鳥のように、手を広げて |

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トレバー 「僕の邪魔をするからだ…」 |
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《孤道のテティ》(の、電波) -正体不明の電波が流れてきた!- 「きゃー♪さすがトレバーくんだぁーっ♪」 |
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コドー 「行ける殺れる殺れる殺れる行ける――全 部 壊 せ る」 |
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オモワク「ねえ知ってる?――カミサマ って万能じゃ無いんだぜ、 でも之位は出来るんだよ、そう、贄さえ有れば、ね…」 少年の背後に影が現れ、地を蝕む様に前方へと拡がり行く、 "ソレ"が、無数の漆黒の触手と変わり、相手へ絡み着こうとする! コドー「……ぁ?」 |
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影から滲み出た触手だった筈の物は、 ざわめく繊毛と別れ優しくコドーを包み癒やしていく |
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トレバー 「…!!」 |
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トレバー 「……まだだ」 |

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コドー 「行ける殺れる殺れる殺れる行ける――全 部 壊 せ る」 |
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コドー 「オラオラオラオラオラ!!」 |
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トレバー 「…!!」 |
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コドー 「あぁ”―溢レる」 全身を赤い光の線が幾何学に走ってゆく |
| コドーのカード発動! |
| 緋染の白花 「春の雨より柔らかな雨を、春の花より匂い立つ香を あなたに四葉の幸運を」 ――運命干渉:術式強化 癒しの花香 > 春霞 |
| 緋染の白花 「霞むほどの花雫はあなたの傷を微睡ませましょう」 |
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影から滲み出た触手だった筈の物は、 ざわめく繊毛と別れ優しくコドーを包み癒やしていく |

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コドー 「行ける殺れる殺れる殺れる行ける――全 部 壊 せ る」 |
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コドー 「オラオラオラオラオラ!!」 |
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トレバー 「…!!」 |

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コドー 「ぁ……」 さざめく第六感の成るままに体を動かした |
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トレバー 「「フゥ…」」 |
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コドー 「行ける殺れる殺れる殺れる行ける――全 部 壊 せ る」 |
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コドー 「――ッシャァ!!」 気合を入れる様に、怨嗟を叫ぶ様に、一声を挙げた |
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コドー 「行ける殺れる殺れる殺れる行ける――全 部 壊 せ る」 |
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コドー 「オラオラオラオラオラ!!」 |
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トレバー 「…!!」 |
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コドー 「オレ―ヮたたた…し―何処に―も――…」 ――ピ――ガヵガ―ピピ―――シャ――… |
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火 水 風 地 光 闇 |
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トレバー 「行かなきゃ…」 少年は、空を見つめていた… |
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《孤道のテティ》(の、電波) -正体不明の電波が流れてきた!- 「きゃー♪ 大勝利~!! やったよトレバーくん! モニターの前のみんなも見てたよね! トレバーくんかわいいでしょ?ね!かわいいでしょ!? えへへ、ぺろぺろしたい、ぺろぺろ」 |
