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ドドドドドドドド |
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くるい 「グオゴゴゴッ!!!!」 |

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ひやこ 「あなたの体温、欲しいなあ」 |
| 天地を覆う赤黒い幹。化物の呻き声。 女の上半身が声にならない叫びをあげて、 葉の間から覗く無数の眼球が、ぎょろりと一斉にあなたを捉えた。 |
| サイタマ 「やあ、元気? 放火の疑いで現行犯死刑の執行は? まだ? そう、 じゃあ焼こうか!」 |
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化け狸 「我は高等ゆえ、姿もこのように・・・自由自在である!」 |


| サイタマ 「燃える燃えるよ。僕は燃える。ハザマ時間で燃える。ハザマ時間のすべてに延焼する。ハザマ時間は現実に干渉する。だからイバラシティにも延焼するよ。僕はイバラシティを燃やし尽くすよ。僕はイバラシティの全部を焼き尽くすよ。守るものが無くなれば戦う理由なんて無いよね。」 |
| 炎に包まれた少年の体躯はもうもうと生じる黒煙を吸い込み暗黒に包まれて消える。そして一瞬だけ将棋の駒が浮かび上がり、暗黒が晴れるとともに二対の下半身を持った異形が現れる。 |

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くるい 「ガアアアアッ!!!」 |





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0 0 0 0 0 0 |
0 1 0 1 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 1 0 1 |
0 0 0 0 0 0 |
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化け狸 「我は高等だが、より高みを目指す者である。」 |
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頑丈な表皮が攻撃を弾いた。 |
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ゆうに500kgは超えそうな肉塊が降ってきて壁となった。 |



| 0 0 0 0 0 0 |
1 0 0 0 0 0 |
0 1 0 1 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 1 1 1 1 |
0 0 0 0 0 0 |
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| ジャンボゼミネギ聖人 「ネッギイイイイイイイイイッッ!!!!」 |

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頑丈な表皮が攻撃を弾いた。 |
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辺りの空気が湿気を失う…… |
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化け狸 「容赦はせぬぞ?」 |
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頑丈な表皮が攻撃を弾いた。 |



| 2 0 0 0 0 0 |
1 0 0 0 0 0 |
0 1 0 1 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 2 1 1 1 |
0 0 0 0 0 0 |
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頑丈な表皮が攻撃を弾いた。 |
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くるい 「ゴオオオッッッ!!!」 |

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くるい 「ゴアッ!」 |
| くるいのカード発動! |
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化け狸 「よりよき形になるのだ。」 |
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化け狸 「よいよい。休んでおれ。」 |


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ゆうに500kgは超えそうな肉塊が降ってきて壁となった。 |
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くるい 「グガガァッ!?」 |
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ひやこ 「後は私がやるね」 |
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気にした様子もない。 |
| 千葉賢人 「計画通り。計画を続行する。」 |
| 千葉賢人 「想定通り。使命を続行する。」 |

| 二対の下半身は暗黒の霧に包まれて消え、一瞬だけ将棋の駒が浮かび上がり、霧が晴れるとともに少年の姿が現れる。 |
| サイタマ 「世界の闇を知っている者だけが、光の本当の価値を知っているから。闇を知っているからこそ輝けるから。お金を燃やそう。ほら。明るくなったろう?」 |
| 再びその身を暗黒の霧が包み、やはり将棋の駒が浮かび上がって、暗黒は異形を形作る。 |
| 千葉賢人 「狭間時間は来た。千葉賢人の名前、姿、使命を再起する。」 |
| 千葉賢人 「イバラシティが来た。世界の変換まで、より多くの罪、悪意、独善を顕にしよう。」 |
| 千葉賢人 「然り。世界平和のために。世に平穏のあらんことを。」 |
| 千葉賢人 「然り。恒久平和のために。世に平穏のあらんことを。」 |
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距離感を誤った攻撃は届かなかった。 |
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化け狸 「我に勝とうというのか?」 |
| 千葉賢人 「見えた。言葉を話せ。対話を試みよ。」 |
| 二対の下半身は暗黒の霧に包まれて消え、一瞬だけ将棋の駒が浮かび上がり、霧が晴れるとともに少年の姿が現れる。 |
| サイタマ 「光は直進するよね。光の屈折を。あらゆる光を。綺麗なカーブが見たかったんだ。光は明るいから、明るい方から射し込む、いつも暗いところにいるから、イバラシティの光、ひとりひとりの希望、ぼくのいるところに集まってくる。掌に載せて一気に握りつぶすんだ。やりたいことさ。今はまだ。手を出す時間じゃない。光が不足しているんだ。十分に集まっていない。」 |
| 再びその身を暗黒の霧が包み、やはり将棋の駒が浮かび上がって、暗黒は異形を形作る。 |
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無数の眼球が射すくめた。 |
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ゆうに500kgは超えそうな肉塊が降ってきて壁となった。 |
| 二対の下半身は暗黒の霧に包まれて消え、一瞬だけ将棋の駒が浮かび上がり、霧が晴れるとともに少年の姿が現れる。 |
| サイタマ 「光は直進するよね。光の屈折を。あらゆる光を。綺麗なカーブが見たかったんだ。光は明るいから、明るい方から射し込む、いつも暗いところにいるから、イバラシティの光、ひとりひとりの希望、ぼくのいるところに集まってくる。掌に載せて一気に握りつぶすんだ。やりたいことさ。今はまだ。手を出す時間じゃない。光が不足しているんだ。十分に集まっていない。」 |
| 再びその身を暗黒の霧が包み、やはり将棋の駒が浮かび上がって、暗黒は異形を形作る。 |
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ゆうに500kgは超えそうな肉塊が降ってきて壁となった。 |

| サラマンダーよりずっと速いネギ 「ネッギイイイイイイイイイッッ!!!!」 |

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くるい 「ゴアッ!」 |


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くるい 「ゴアッ!」 |
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化け狸 「よいよい。休んでおれ。」 |



| 二対の下半身は暗黒の霧に包まれて消え、一瞬だけ将棋の駒が浮かび上がり、霧が晴れるとともに少年の姿が現れる。 |
| サイタマ 「世界の闇を知っている者だけが、光の本当の価値を知っているから。闇を知っているからこそ輝けるから。お金を燃やそう。ほら。明るくなったろう?」 |
| 再びその身を暗黒の霧が包み、やはり将棋の駒が浮かび上がって、暗黒は異形を形作る。 |
| サラマンダーよりずっと速いネギ 「ネッギイイイイイイイイイッッ!!!!」 |

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地面から生えた手が相手を叩き伏せようとする。 |
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化け狸 「無駄なこと・・・」 |
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化け狸 「其方も高等であったか・・・・・」 |
| 6 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
7 1 1 1 1 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
2 0 0 1 2 1 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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くるい 「ゴガァッ!」 |
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ひやこ 「ああ……冷たくなっちゃった……」 |
女の白い喉が、何かを嚥下するように動いた。 |
| 千葉賢人 「刻限。定量の罪は濯がれた。」 |
| 千葉賢人 「定時。規定の罰は適えられた。」 |
| 二対の下半身は暗黒の霧に包まれて消え、一瞬だけ将棋の駒が浮かび上がり、霧が晴れるとともに少年の姿が現れる。将棋の駒も異形も、姿はもう見えない。 |
| サイタマ 「焼けた焼けた。焼けてなくても焼けた。焼いてなかったかもしれない。焼けた焼けた。君たちはスピード違反だ。法を犯した。平和を乱した。イバラシティを見てみなよ。幸せがボロボロと垢のように剥がれていく。しかたないね。しかたないよね。罪を数えなよ。」 |
