
アザラシよ永遠なれ
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立ちはだかるもの
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ふたりの背後、巨大な土塊の腕状のものを伸ばしながら柱のほうを覗き込む。 |
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「ながいの、うごく、……じゃま する?」 それ以上の興味はなさそうだ。 |

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あざらし姫 「ひいふうみい。数は少ないけどけっこうデカいやん。 乱獲して高こ売りさばいたろ」 |

| 緋染の白花 「蹂躙、させていただきますね」 |

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土塊に唯一咲く花、のようなものがずるりと動く。 |

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「…………、――…」 「…………やる………………やらせ、ない……」 土塊は傍らの少女と地面をじっと見ている―― |




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「……どうして……、はやくどく……どいて……。」 |


| 土塊と黄花のカード発動! |


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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |


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あざらし姫 「そういうことするんやね」 |
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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
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≪このままでは、花 "わたしたち"が散らされてしまうわ。≫ |
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土塊の身が震える。 「だめ、やだ、ゆるす……ない………… ど、け…………」 |
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≪……そう、それでいいのよ。ふふ。≫ |


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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
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道を塞ぐものたちを振り払わんと。 |
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<<……、次があるのよ。まだ。終わりではないわ。>> |


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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
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<<……、次があるのよ。まだ。終わりではないわ。>> |

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あざらし姫 「がんばれ♡ がんばれ♡」 |
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あざらし姫 「そういうことするんやね」 |
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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
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<<……、次があるのよ。まだ。終わりではないわ。>> |


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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |

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がむしゃらに腕のようなものを振るう。 |
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<<……、次があるのよ。まだ。終わりではないわ。>> |
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「……どうして……、はやくどく……どいて……。」 |



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あざらし姫 「がんばれ♡ がんばれ♡」 |
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あざらし姫 「臆病者」 |
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道を塞ぐものたちを振り払わんと。 |
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「……どうして……、はやくどく……どいて……。」 |



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あざらし姫 「当たってくれたってええ思うけど?」 |
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あざらし姫 「臆病者」 |
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あざらし姫 「小さあてよう見えんかったわ」 |
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あざらし姫 「あら、そっけない」 |
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あざらし姫 「あら、そっけない」 |
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(カードを表向ける) |
| あざらし姫のカード発動! |
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あざらし姫 「回復する敵って嫌らし思わへん?」 |


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<<……、次があるのよ。まだ。終わりではないわ。>> |
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<<……、次があるのよ。まだ。終わりではないわ。>> |
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<<……、次があるのよ。まだ。終わりではないわ。>> |


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あざらし姫 「回復する敵って嫌らし思わへん?」 |
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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
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がむしゃらに腕のようなものを振るう。 |
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<<……、次があるのよ。まだ。終わりではないわ。>> |
| 緋染の白花のカード発動! |
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淡雪 「基本が大事という訳よ」 |



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あざらし姫 「あんたがつけた傷、どこいったんやろなぁ?」 |
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あざらし姫 「ふうん」 |
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あざらし姫 「当たってくれたってええ思うけど?」 |
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あざらし姫 「小さあてよう見えんかったわ」 |
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<<……、次があるのよ。まだ。終わりではないわ。>> |



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あざらし姫 「ちょっとくらいつついたろ」 |
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あざらし姫 「臆病者」 |
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(カードを表向ける) |
| あざらし姫のカード発動! |
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あざらし姫 「そういうことするんやね」 |
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あざらし姫 「ふうん」 |
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あざらし姫 「ふうん」 |
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あざらし姫 「そういうことするんやね」 |
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あざらし姫 「おー癒える癒える」 |
| 緋染の白花のカード発動! |
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土塊の背後から影が飛び出── |
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──にまりと笑う花の魔物が、相手の懐に飛び掛かる! |

| 土塊と黄花のカード発動! |
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「……どうして……、はやくどく……どいて……。」 |


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あざらし姫 「あんたがつけた傷、どこいったんやろなぁ?」 |
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あざらし姫 「あら、そっけない」 |
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あざらし姫 「がんばれ♡ がんばれ♡」 |
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あざらし姫 「臆病者」 |
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あざらし姫 「おー癒える癒える」 |
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がむしゃらに腕のようなものを振るう。 |
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<<……、次があるのよ。まだ。終わりではないわ。>> |
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<<……、次があるのよ。まだ。終わりではないわ。>> |


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あざらし姫 「もうちょっと遊んだろか」 |
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「……どうして……、はやくどく……どいて……。」 |



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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
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あざらし姫 「ふうん」 |
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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
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がむしゃらに腕のようなものを振るう。 |
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「……どうして……、はやくどく……どいて……。」 |
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「……どうして……、はやくどく……どいて……。」 |


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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
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「……どうして……、はやくどく……どいて……。」 |
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「……どうして……、はやくどく……どいて……。」 |

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あざらし姫 「ぜぇんぶ無駄やよ」 |
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あざらし姫 「小さあてよう見えんかったわ」 |
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がむしゃらに腕のようなものを振るう。 |
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<<……、次があるのよ。まだ。終わりではないわ。>> |


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あざらし姫 「臆病者」 |
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「……どうして……、はやくどく……どいて……。」 |



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あざらし姫 「あとちょっとやったのになぁ」 |

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あざらし姫 「当たってくれたってええ思うけど?」 |
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あざらし姫 「ふー」 |
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「……、……」 なにもされていない。ならば、土塊は何もしない。 |


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あざらし姫 「臆病者」 |
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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |



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あざらし姫 「あら、そっけない」 |
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あざらし姫 「当たってくれたってええ思うけど?」 |
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あざらし姫 「ふうん」 |
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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
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<<……、次があるのよ。まだ。終わりではないわ。>> |
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あざらし姫 「見逃してくれたん?」 |


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あざらし姫 「ちょっとくらいつついたろ」 |
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あざらし姫 「小さあてよう見えんかったわ」 |
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がむしゃらに腕のようなものを振るう。 |


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あざらし姫 「あら、そっけない」 |
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あざらし姫 「小さあてよう見えんかったわ」 |
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あざらし姫 「当たってくれたってええ思うけど?」 |
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あざらし姫 「おー癒える癒える」 |
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あざらし姫 「ふー」 |
| 緋染の白花のカード発動! |

| 緋染の白花のカード発動! |
| 緋染の白花 「力足らずで申し訳ありません。 暫しの休息をいただきます……」 苦々しげな表情で急速に朽ち枯れていった |
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「……ぁ…………、 んで………… ……………………や…………」 |
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あざらし姫 「あらあら……」 |


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あざらし姫 「つんつん」 |
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(カードを表向ける) |
| あざらし姫のカード発動! |
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あざらし姫 「そういうことするんやね」 |
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<<……、次があるのよ。まだ。終わりではないわ。>> |



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あざらし姫 「小さあてよう見えんかったわ」 |
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あざらし姫 「当たってくれたってええ思うけど?」 |
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≪奪われたぶんは、取り返すほか無いでしょう?≫ 土塊の背後から数本の根が伸びる。 |
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「……どうして……、はやくどく……どいて……。」 |
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<<……、次があるのよ。まだ。終わりではないわ。>> |
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「…………じゃま……もうならな、い?よかっ た…………」 |
| 土塊と黄花のカード発動! |
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「……、……」 なにもされていない。ならば、土塊は何もしない。 |
| 土塊と黄花のカード発動! |

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あざらし姫 「がんばれ♡ がんばれ♡」 |
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あざらし姫 「当たってくれたってええ思うけど?」 |
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がむしゃらに腕のようなものを振るう。 |
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<<ちっ……!>> |
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<<……、>> |
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憤る感情はいっそう土塊を使い物にならなくさせる。 ゆえに、隠し通すように、土塊には優しく語りかける。 |
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<<また次にやり直せばいいのよ。今みたいに、ね。>> |
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土塊 「……うん……」 |
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あざらし姫 「役立たず」 |



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0 3 0 2 0 0 |
1 5 0 1 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 1 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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あざらし姫 「それ本気のつもりなん」 |



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0 3 0 2 0 0 |
1 6 0 1 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 2 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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あざらし姫 「見逃してくれたん?」 |
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(カードを表向ける) |
| あざらし姫のカード発動! |
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カッ(白フラッシュ) カッ(白フラッシュ) |
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ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…… (小刻みに震え、徐々に透明になりながら地面へ沈んでゆく) |
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0 3 0 2 0 0 |
2 7 0 1 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 4 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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