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赤い花。幽玄狐の影。女は巫虚鈴鳴らし、歌謳う。 |

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玉護 「…退屈そうだね?狭間(ここ)の動物園はさ。」 |

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乗りすぎシーソー 「ざんねーん、満員だお。」 |



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「これかい?…ハイイログマ体操。」 |

| 狐疑 「伽藍よ、我が威となれ。」 |
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乗りすぎシーソー 「石投げるよ?」 |
| 狐疑 「くっ……。」 |
| 狐疑 「くっ……。」 |

| 狐疑 「 そなたの未来(さき)を、告げよう。」 |
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乗りすぎシーソー 「無理して乗るなよー」 |
| 狐疑 「一枚羽織ろう。」 |


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「なぁに。偽薬(プラシーボ)さ。」 |
| 狐疑 「霜やたび おけどかれせぬ さかきばの たちさかゆべき 神のきねかも」 |
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乗りすぎシーソー 「石投げるよ?」 |


| 狐疑 「くっ……。」 |
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「…さぁ。山査子のハナシを咲かそうか。」 |

| 狐疑 「霜やたび おけどかれせぬ さかきばの たちさかゆべき 神のきねかも」 |
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乗りすぎシーソー 「わーいわーい!」 |
| 狐疑 「くっ……。」 |


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(幾ばくかの花弁が舞う―) |
| 狐疑 「 そなたを呑む、大水となろう。」 |

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乗りすぎシーソー 「石投げるよ?」 |


| 狐疑 「累ねかさねて、虚を羽織る。」 |

| 狐疑 「累ねかさねて、虚を羽織る。」 |

| 狐疑 「ほいっと。」 |

| 狐疑 「 そなたを呑む、大水となろう。」 |

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狐疑 「……恨んでおくれ。」 |
| 狐疑 「 そなたを呑む、大水となろう。」 |

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乗りすぎシーソー 「無理して乗るなよー」 |
| 狐疑 「くっ……。」 |
| 狐疑 「くっ……。」 |
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乗りすぎシーソー 「あっちも楽しそうだなぁ・・・」 |

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秋墳に鬼は唱う 鮑家の詩 聴くを愛する時なるべし 『秋墳鬼唱鮑家詩』 『愛聴秋墳鬼唱時』 |

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玉護 「『魂 返るとき 關塞黒し』」 |
| 狐疑 「ほいっと。」 |
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乗りすぎシーソー 「石投げるよ?」 |
| 狐疑のカード発動! |
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どこからか、憂うような声が聞こえる。 『幸いあれ――願わくば、この幸運が破滅の前触れとならぬよう……』 巨大な塔の幻影が、見えた気がした。 |
| 狐疑 「くっ……。」 |
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乗りすぎシーソー 「あっちも楽しそうだなぁ・・・」 |


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「…探してみるかい?牡丹の蕾。」 |

| 狐疑 「 そなたを呑む、大水となろう。」 |

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乗りすぎシーソー 「わーいわーい!」 |

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(チリンチリン―) |
| 狐疑 「ほいっと。」 |
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乗りすぎシーソー 「石投げるよ?」 |
| 狐疑 「くっ……。」 |

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「まぁ。死体花のようなもんさ。」 |

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玉護 「『魂 返るとき 關塞黒し』」 |
| 狐疑 「逢ふ事も なみだに浮かぶ 我が身には 死なぬ薬も 何にかはせむ」 |

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玉護 「礼をするよ。何度でもさ。」 |
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玉護 「やぁ。嬉しいなぁ。」 |
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乗りすぎシーソー 「乗りすぎたぁぁッ!!!!」 |
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2 2 2 9 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 1 0 3 0 0 |
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狐疑 「……。」 |
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玉護 「未だ東風の桃柳に到るを許さず 山茶先ず窓に近き枝に発く 『未許東風到桃柳』 『山茶先發近窗枝』」 |
