

| 左手にある書物が白い炎をあげて消えてゆく。 灰となった銀色の砂は、大地へ零れていった。 |
| アズライト 「君らも『姫』の僕なのか。 お互い困った上司を持つと大変だね。 正直な話、同情するよ」 |
| アズライト 「しかし海獣類は初めて見るな、アンノウンもはじめてか。 面倒なことにならないといいが……」 |
| アズライト 「まぁ、どうにかするけどね。そのための合同戦闘だ」 |
| 右手で粉々になったカードを胸にあてる。 白銀の煙が巻き上がった刹那、 その煙が新しい形に再形成されていく――! |
| 春一 「ていうかなんで像が動くんだよ」 |
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フィルマン 「至極真っ当な発言だなあ」 |
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月夜 「……」 |
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ミュウ 「おもちゃ、発見にゃ」 |
| 持っている剣で右腕の内側を撫でた。 鮮血が刃をつたい、左の甲を赤で染める――。 |
| アズライト 「全能者にして主なる者。 我は過去から出でて今の門を潜る、父なき子。 この身の血潮によって、我が原罪を注がん 」 |
| アズライト 「我は神の子、主の意思を体現せし者なり――! 」 |
| 分解したアルカナと自らの血を合わせ、胸部へ持っていく。 すぐさまアルケウスと融合し、 白い気流を纏う白銀色のフルアーマーが形成された! |
腕から流れる血を剣の腹で拭い、そのまま天に掲げる。 |
| アズライト 「この剣は主の導き、聖霊で満ちる神の国を望むもの。 我が雫が全ての魂魄を覆い、御身の御憐みの光は全ての咎人を照らすだろう。 我が血潮と慈悲により、彼らが犯したる罪から解放されんことを――!」 |
| 血を纏う剣が発光し、光は左手の甲へ収束する。 すばやく光の筋が甲を走り、手袋とともに紋章が刻まれた! |
| アルカナを分解し武具をなぞる。 自分を覆うアルケウスとの合成により 黒い瘴気を纏う、まっすぐな刀身の片手剣が形成された。 |
| アルカナを分解し胸部へ持っていく。 自分を覆うアルケウスとの合成により 明度の高い光を放つ、動きを捉えにくい鎧に変質した。 |
| 春一 「殺せるなら殺してみろよ」 |
青年が何かを呟くと、足下に光の陣が浮かぶ。 |
光を受け、錆びた銀板が所々輝いた。 |
| 彼の幻像が増えていく。 |


| アズライト 「確か、僕の記憶が確かならば 人間の高音可聴域は20000Hzが限界だったはずだけど ハザマではどう影響するんだろうね?」 |
| 剣を分解し、アルカナと重ねて大弓を合成して射る。 蟇目のついた矢は笛のような音を鳴らしながら敵の間を通り抜け、 鋭い音を聞いたものの脳内を揺さぶってゆく! |
| 春一 「何処見てんだ」 |

| アズライト 「確か、僕の記憶が確かならば 人間の高音可聴域は20000Hzが限界だったはずだけど ハザマではどう影響するんだろうね?」 |
| 剣を分解し、アルカナと重ねて大弓を合成して射る。 蟇目のついた矢は笛のような音を鳴らしながら敵の間を通り抜け、 鋭い音を聞いたものの脳内を揺さぶってゆく! |
| アズライト 「ありがとう、助かりました!」 |
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月夜 「……次は仕留める」 |

| アズライト 「確か、僕の記憶が確かならば 人間の高音可聴域は20000Hzが限界だったはずだけど ハザマではどう影響するんだろうね?」 |
| 剣を分解し、アルカナと重ねて大弓を合成して射る。 蟇目のついた矢は笛のような音を鳴らしながら敵の間を通り抜け、 鋭い音を聞いたものの脳内を揺さぶってゆく! |
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月夜 「……!?」 |
| アズライト 「ありがとう、助かりました!」 |

| アズライト 「確か、僕の記憶が確かならば 人間の高音可聴域は20000Hzが限界だったはずだけど ハザマではどう影響するんだろうね?」 |
| 剣を分解し、アルカナと重ねて大弓を合成して射る。 蟇目のついた矢は笛のような音を鳴らしながら敵の間を通り抜け、 鋭い音を聞いたものの脳内を揺さぶってゆく! |

| 間合いをつめ大きく一閃する |
| アズライト 「……早いっ……!」 |
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月夜 「……!?」 |

| アズライト 「投擲の刃は間に合わせで作りたいからね。 ハザマは廃材が取り放題だからありがたい 」 |
| 分解した鉄廃材をアルカナと合成し、 大ぶりの鉈を形成する。 すぐさま目標を狙い定めて、真っ直ぐ放つ! |
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月夜 「……!」 |
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月夜 「……!?」 |

| 間合いをつめ大きく一閃する |
| アズライト 「投擲の刃は間に合わせで作りたいからね。 ハザマは廃材が取り放題だからありがたい 」 |
| 分解した鉄廃材をアルカナと合成し、 大ぶりの鉈を形成する。 すぐさま目標を狙い定めて、真っ直ぐ放つ! |
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月夜 「……!?」 |
| 春一 「少し黙れよ」 |
| アズライト 「ありがとう、助かりました!」 |
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月夜 「……次は仕留める」 |


| アズライト 「そろそろ終わりにしようか、長引かせても時間の無駄でしょ」 |
| アズライト 「『ニグレド』と『アルベド』、これを融合して『グラウ』 ハーフパイクを形成する!」 |
| 黒のアルカナと白のアルカナから細い手槍を形づくる。 灰色の粒子を纏った槍は、重傷者へ向かって伸びていく! |
| 春一 「少し黙れよ」 |
| アズライト 「ありがとう、助かりました!」 |

| 間合いをつめ大きく一閃する |
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月夜 「……!」 |
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月夜 「……!?」 |
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月夜 「……!?」 |
| 春一 「こっちだ」 |
| アズライトのカード発動! |
| アズライト 「……早いっ……!」 |
| アズライト 「……早いっ……!」 |
| アズライト 「……早いっ……!」 |
| アズライト 「……早いっ……!」 |
| アズライト 「……早いっ……!」 |
| アズライト 「ありがとう、助かりました!」 |

| アズライト 「そろそろ終わりにしようか、長引かせても時間の無駄でしょ」 |
| アズライト 「『ニグレド』と『アルベド』、これを融合して『グラウ』 ハーフパイクを形成する!」 |
| 黒のアルカナと白のアルカナから細い手槍を形づくる。 灰色の粒子を纏った槍は、重傷者へ向かって伸びていく! |
| アズライト 「……早いっ……!」 |
| アズライト 「ありがとう、助かりました!」 |
| アズライト 「ありがとう、助かりました!」 |
| アズライト 「ありがとう、助かりました!」 |


| 間合いをつめ大きく一閃する |
| アズライト 「……早いっ……!」 |
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月夜 「……!?」 |
| アズライト 「ありがとう、助かりました!」 |
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月夜 「……次は仕留める」 |
| ミュウのカード発動! |

| アズライト 「…… 」 |
| 装備していた剣にカードを当て、 切先のない平らな剣に変化させる。 眉一つ動かすことなく、 間合いを詰めて急所を一閃する――! |
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月夜 「……!」 |
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月夜 「……!?」 |
| 春一 「こっちだ」 |

| アズライト 「御心に添いて志を同じくする者よ。 我、何時いかなる時も盟友の為にこの剣を振るい、 敵の戦意を穿つこと、誓わん――!」 |
| アズライト 「……早いっ……!」 |
| 間合いをつめ大きく一閃する |
| アズライト 「……早いっ……!」 |
| アズライトのカード発動! |
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自身すら塗り潰す黒。 |
| アズライト 「……早いっ……!」 |
| 鎧を纏っているわりには、 すばやい動きで攻撃を回避する。 戦闘に慣れている動きだ |
| アズライト 「……早いっ……!」 |
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月夜 「……次は仕留める」 |
| アズライト 「ありがとう、助かりました!」 |

| アズライト 「ここは化学に長けた世界だけど、本質を知る者は少ない。 いい機会だ、本物の『物質の婚姻』を見せてあげよう」 |
| 白銀の篭手に鴉の羽を当て、双方を分解する。 融合した白と黒は左腕を覆い尽くし 重厚な黒玉のガントレットに変化した! |
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月夜 「……!」 |
| 血染めの月のカード発動! |
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月夜 「……!?」 |
| 血染めの月のカード発動! |
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月夜 「……!?」 |
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月夜 「……次は仕留める」 |

| 間合いをつめ大きく一閃する |
| アズライト 「……早いっ……!」 |
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月夜 「……!?」 |
| "シュウ"のカード発動! |
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(死角から、ナイフが飛び出す) |
| "シュウ"のカード発動! |
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しょぼ 「なんか懐かしい感じがするー」 |
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月夜 「……次は仕留める」 |

| アズライト 「ここは化学に長けた世界だけど、本質を知る者は少ない。 いい機会だ、本物の『物質の婚姻』を見せてあげよう」 |
| 白銀の篭手に鴉の羽を当て、双方を分解する。 融合した白と黒は左腕を覆い尽くし 重厚な黒玉のガントレットに変化した! |
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月夜 「……!?」 |
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月夜 「……!」 |

| アズライト 「ここは化学に長けた世界だけど、本質を知る者は少ない。 いい機会だ、本物の『物質の婚姻』を見せてあげよう」 |
| 白銀の篭手に鴉の羽を当て、双方を分解する。 融合した白と黒は左腕を覆い尽くし 重厚な黒玉のガントレットに変化した! |
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月夜 「……次は仕留める」 |

| 間合いをつめ大きく一閃する |
| アズライト 「…… 」 |
| 装備していた剣にカードを当て、 切先のない平らな剣に変化させる。 眉一つ動かすことなく、 間合いを詰めて急所を一閃する――! |
| アズライト 「……早いっ……!」 |
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月夜 「……!?」 |
| アズライト 「ありがとう、助かりました!」 |


| アズライト 「…… 」 |
| 装備していた剣にカードを当て、 切先のない平らな剣に変化させる。 眉一つ動かすことなく、 間合いを詰めて急所を一閃する――! |
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月夜 「……!」 |

| アズライト 「…… 」 |
| 装備していた剣にカードを当て、 切先のない平らな剣に変化させる。 眉一つ動かすことなく、 間合いを詰めて急所を一閃する――! |
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月夜 「……!?」 |
| 春一 「少し黙れよ」 |
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月夜 「……次は仕留める」 |
| アズライト 「ありがとう、助かりました!」 |

| アズライト 「…… 」 |
| 装備していた剣にカードを当て、 切先のない平らな剣に変化させる。 眉一つ動かすことなく、 間合いを詰めて急所を一閃する――! |
| 春一 「こっちだ」 |


| 間合いをつめ大きく一閃する |
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月夜 「……!」 |
| 春一 「少し黙れよ」 |
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月夜 「……次は仕留める」 |


| アズライト 「…… 」 |
| 装備していた剣にカードを当て、 切先のない平らな剣に変化させる。 眉一つ動かすことなく、 間合いを詰めて急所を一閃する――! |
| アズライト 「……早いっ……!」 |
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月夜 「……!?」 |
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月夜 「……!?」 |
| ミュウのカード発動! |

| アズライト 「…… 」 |
| 装備していた剣にカードを当て、 切先のない平らな剣に変化させる。 眉一つ動かすことなく、 間合いを詰めて急所を一閃する――! |
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月夜 「……!」 |

| アズライト 「……武装が薄くなったか。 僕が倒れるわけには、いかないからねっ……!」 |
| 小さなナイフを相手に投げる。 刺さった相手の装備が少し分解され、 自身の瘴気へと還元されてゆく―― |
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月夜 「……!」 |
| 春一 「少し黙れよ」 |

| 上空から音もなく相手の背へ急接近する。 死角からの一撃が急所を襲う! |
| アズライト 「動かない対象に興味はない、 そのまま寝ているといいよ」 |
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月夜 「……!」 |
| ミュウのカード発動! |
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キョウカ 「……いや、別に変身しないけどさ?」 |
| 0 1 0 0 5 0 |
2 0 0 0 4 1 |
0 1 0 0 4 1 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 2 0 0 3 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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| 左手を胸にあてると、 すぐさま武装した鎧が砕け散ってゆく。 鎧の粉は白い煙になりながら、 まわりの空気に溶けていった。 |
| アズライト 「ヒノデを下るルートもこれで確保。 さて、ハザマの真ん中を進んでいこうか」 |
| アズライト 「みんなお疲れ様、まずは怪我はないか確認しておこうね」 |
| 春一 「終わったな」 |
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月夜 「少し血を貰うぞ」 |
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ミュウ 「当然にゃ!」 |
