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コドー 「…――ぁ …ゔ…ぁ?――あン…た――」 生気の無い濁った様な瞳がギョロリと動いた |
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(ま、また会ってしまった……) |
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「ええと、…その、改めまして…… あ、甘味屋、と…申します…またお会いしちゃいましたね……」 |
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「こ、こっちは…先程知り合った… …猫…?の、きくらげです…」 |
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きくらげ 「みむまめ!」 |
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コドー 「行ける殺れる殺れる殺れる行ける――全 部 壊 せ る」 |
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コドー「後ろ無し、場所も無しー彼処は…オレの…―」 少年の影から伸びる無数の黒き腕は、彼を守るかの如しに蠢き散って行く |
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コドー「あ―ぁア、ア”――」 艶消しを施された様な光の無い瞳がゆっくりと据わって行く |


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きくらげ 「ぬんぬにめぬ~!」 |
| 「ど、どこ行くの~~!!」 |
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きくらげ 「んぐぬ~!」 |
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コドー 「だレ来、る?あ、ぁ……う、ナ――…?」 虚ろな瞳が何かを映した |
| コドーのカード発動! |
| 緋染の白花 「春の雨より柔らかな雨を、春の花より匂い立つ香を あなたに四葉の幸運を」 ――運命干渉:術式強化 癒しの花香 > 春霞 |
| 緋染の白花 「霞むほどの花雫はあなたの傷を微睡ませましょう」 |
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影から滲み出た触手だった筈の物は、 ざわめく繊毛と別れ優しくコドーを包み癒やしていく |
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コドー 「――オラァ!!」 ただ一瞬の戸惑いすら無く、横っ面へとフルスイングを叩き込もうとする! |

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きくらげ 「ん~~むなむみ!」 |
| 「まって、きくらげ! …はしゃぐと泥が跳ねちゃう…!」 |
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コドー「………」 バットを握り込んだ手元から尋常ならざる軋みが悲鳴の様に響いてくる |

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きくらげ 「ん~~むなむみ!」 |
| 「まって、きくらげ! …はしゃぐと泥が跳ねちゃう…!」 |
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コドー「………」 バットを握り込んだ手元から尋常ならざる軋みが悲鳴の様に響いてくる |

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きくらげ 「んみ!」 |
| 「ヒィッ!?な、なに…!? なにもってきたの…!?それなに!!??」 |
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きくらげ 「むみむみ!」 |
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コドー 「遅すぎンだろ」 |
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「当たると痛い…ですもんね……」 |
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???「ねえ知ってる?――廃れたカミサマ でも之位は出来るんだよ」 少年の背後に影が現れ、触手の様な物をバットに絡み付ける コドー「……なんだ…?」 |
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影から滲み出た触手だった筈の物は、 ざわめく繊毛と別れ優しくコドーを包み癒やしていく |

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きくらげ 「んな~ん」 |
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「もー…ごはんはさっきあげたでしょ… 」 |
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コドー「………」 バットを握り込んだ手元から尋常ならざる軋みが悲鳴の様に響いてくる |

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きくらげ 「ンッナ!!!」 |
| 「まってまって! おてて泥だらけになっちゃってるから…!」 |
| 「う…、ズキズキする……」 |
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コドー「―粘るんぢゃネェぞ?」 虚ろな目に狂気が宿る。徐々に見開かれて行く瞳は、その瞬間をただ焼き付ける |

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きくらげ 「んななみ!」 きくらげがぬいぐるみのボタンをガジガジしている! |
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「ぬいぐるみ食べないでーーーー!!!!」 |
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???「ねえ知ってる?――廃れたカミサマ でも之位は出来るんだよ」 少年の背後に影が現れ、触手の様な物をバットに絡み付ける コドー「……なんだ…?」 |
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影から滲み出た触手だった筈の物は、 ざわめく繊毛と別れ優しくコドーを包み癒やしていく |

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きくらげ 「んぐなめー!」 きくらげが通学カバンをひったくった! |
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「カバンかえしてーーーー!!!!」 |
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コドー 「遅すぎンだろ」 |
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「当たると痛い…ですもんね……」 |
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きくらげ 「んぐぬ~!」 |
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コドー 「遅すぎンだろ」 |
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「当たると痛い…ですもんね……」 |
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コドー 「オラオラオラオラオラ!!」 |

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きくらげ 「みむまめ!ままなぬ!」 |
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「あれっ、え!? ま、まって、そっち行っちゃだめ、きくらげーーー!!」 |

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きくらげ 「うに!」 |
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???「ねえ知ってる?――廃れたカミサマ でも之位は出来るんだよ」 少年の背後に影が現れ、触手の様な物をバットに絡み付ける コドー「……なんだ…?」 |
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影から滲み出た触手だった筈の物は、 ざわめく繊毛と別れ優しくコドーを包み癒やしていく |
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コドー「――っ」 ただ無表情にバットを何度も何度も何度も振り下ろす! |

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「ちょっとだけ、我慢…してくださいね…」 |
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きくらげ 「みみむむ!」 |
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コドー 「遅すぎンだろ」 |
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きくらげ 「ぬなみに!」 |
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???「ねえ知ってる?――廃れたカミサマ でも之位は出来るんだよ」 少年の背後に影が現れ、触手の様な物をバットに絡み付ける コドー「……なんだ…?」 |
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影から滲み出た触手だった筈の物は、 ざわめく繊毛と別れ優しくコドーを包み癒やしていく |

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きくらげ 「んがぐー!」 |
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「ヒェッ!?か、髪は猫じゃらしじゃないからぁ…!」 |
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きくらげ 「んがぐー!」 |
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「ヒェッ!?か、髪は猫じゃらしじゃないからぁ…!」 |
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きくらげ 「ぐまぬー!」 |
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???「ねえ知ってる?――廃れたカミサマ でも之位は出来るんだよ」 少年の背後に影が現れ、触手の様な物をバットに絡み付ける コドー「……なんだ…?」 |
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影から滲み出た触手だった筈の物は、 ざわめく繊毛と別れ優しくコドーを包み癒やしていく |

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「ちょっとだけ、我慢…してくださいね…」 |
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きくらげ 「みみむむ!」 |
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コドー 「オラオラオラオラオラ!!」 |

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きくらげ 「むー!」 |
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「なあに……?猫じゃらし…?」 |
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きくらげ 「んがむー!」 |
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コドー 「―グ―ぁ…――じぃ…ちゃ…?」 コドーの影から湧き出した黒い靄が相手を包み込もうとする! |
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コドー 「遅すぎンだろ」 |
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きくらげ 「みむにめのの!」 |
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コドー 「…フン」 |
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コドー 「遅すぎンだろ」 |
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きくらげ 「みむにめのの!」 |
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???「ねえ知ってる?――廃れたカミサマ でも之位は出来るんだよ」 少年の背後に影が現れ、触手の様な物をバットに絡み付ける コドー「……なんだ…?」 |
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影から滲み出た触手だった筈の物は、 ざわめく繊毛と別れ優しくコドーを包み癒やしていく |
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きくらげ 「ぬにににに!」 |

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きくらげ 「がぬぬむ!!!」 |
| 「ンビャッ!?ひぇっ…き、きくらげ! このお人形はオモチャじゃないの…!」 |
| 「はふ……」 |
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「…っ、避けないでいただけると助かります!」 |
| 五十嵐のカード発動! |
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コドー 「オラオラオラオラオラ!!」 |
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コドー 「ア…ぇ…――う……ぁ?」 ふわりとコドーの影が揺らめいた |
| コドーのカード発動! |
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ピンクだま 「ピンクだまは概念」 |


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「ちょっとだけ、我慢…してくださいね…」 |
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コドー 「遅すぎンだろ」 |
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「当たると痛い…ですもんね……」 |
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???「ねえ知ってる?――廃れたカミサマ でも之位は出来るんだよ」 少年の背後に影が現れ、触手の様な物をバットに絡み付ける コドー「……なんだ…?」 |
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影から滲み出た触手だった筈の物は、 ざわめく繊毛と別れ優しくコドーを包み癒やしていく |

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きくらげ 「がぬぬむ!!!」 |
| 「ンビャッ!?ひぇっ…き、きくらげ! このお人形はオモチャじゃないの…!」 |
| 「はふ……」 |
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???「ねえ知ってる?――廃れたカミサマ でも之位は出来るんだよ」 少年の背後に影が現れ、触手の様な物をバットに絡み付ける コドー「……なんだ…?」 |
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影から滲み出た触手だった筈の物は、 ざわめく繊毛と別れ優しくコドーを包み癒やしていく |

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きくらげ 「ぬんぬにめぬ~!」 |
| 「ど、どこ行くの~~!!」 |
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きくらげ 「んぐぬ~!」 |
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コドー 「オラオラオラオラオラ!!」 |

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きくらげ 「んぐぐぬぐもも!!」 |
| 「あっ!こらっ、きくらげ! 落ちてるものは食べちゃダメだよ…!」 |
| 「はふ……」 |
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???「ねえ知ってる?――廃れたカミサマ でも之位は出来るんだよ」 少年の背後に影が現れ、触手の様な物をバットに絡み付ける コドー「……なんだ…?」 |
![]() |
影から滲み出た触手だった筈の物は、 ざわめく繊毛と別れ優しくコドーを包み癒やしていく |

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「ちょっとだけ、我慢…してくださいね…」 |
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コドー 「遅すぎンだろ」 |
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「痛いのは嫌、ですもんね…」 |
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きくらげ 「んななむ~む!」 |
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きくらげ 「………しかたないなあ…」 |
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コドー 「遅すぎンだろ」 |
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「痛いのは嫌、ですもんね…」 |
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???「ねえ知ってる?――廃れたカミサマ でも之位は出来るんだよ」 少年の背後に影が現れ、触手の様な物をバットに絡み付ける コドー「……なんだ…?」 |
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影から滲み出た触手だった筈の物は、 ざわめく繊毛と別れ優しくコドーを包み癒やしていく |

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きくらげ 「めに!」 |
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「……だめだってば… 」 |
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???「ねえ知ってる?――廃れたカミサマ でも之位は出来るんだよ」 少年の背後に影が現れ、触手の様な物をバットに絡み付ける コドー「……なんだ…?」 |
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影から滲み出た触手だった筈の物は、 ざわめく繊毛と別れ優しくコドーを包み癒やしていく |
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コドー「――っ」 ただ無表情にバットを何度も何度も何度も振り下ろす! |
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「ぎゃんっ!?」 |
| 五十嵐のカード発動! |
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コドー 「遅すぎンだろ」 |
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「痛いのは嫌、ですもんね…」 |

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きくらげ 「ンッナ!!!」 |
| 「まってまって! おてて泥だらけになっちゃってるから…!」 |
| 「はふ……」 |
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きくらげ 「むみむみ!」 |
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コドー 「オラオラオラオラオラ!!」 |
| 「ヒェ……ッ!?」 |
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コドー 「クソが」 |
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???「ねえ知ってる?――廃れたカミサマ でも之位は出来るんだよ」 少年の背後に影が現れ、触手の様な物をバットに絡み付ける コドー「……なんだ…?」 |
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影から滲み出た触手だった筈の物は、 ざわめく繊毛と別れ優しくコドーを包み癒やしていく |
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コドー「――っ」 ただ無表情にバットを何度も何度も何度も振り下ろす! |

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きくらげ 「がぬぬむ!!!」 |
| 「ンビャッ!?ひぇっ…き、きくらげ! このお人形はオモチャじゃないの…!」 |
| 「う…、ズキズキする……」 |
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???「ねえ知ってる?――廃れたカミサマ でも之位は出来るんだよ」 少年の背後に影が現れ、触手の様な物をバットに絡み付ける コドー「……なんだ…?」 |
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影から滲み出た触手だった筈の物は、 ざわめく繊毛と別れ優しくコドーを包み癒やしていく |

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「…い、痛くないと、いいんですけど……」 |
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???「ねえ知ってる?――廃れたカミサマ でも之位は出来るんだよ」 少年の背後に影が現れ、触手の様な物をバットに絡み付ける コドー「……なんだ…?」 |
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影から滲み出た触手だった筈の物は、 ざわめく繊毛と別れ優しくコドーを包み癒やしていく |
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コドー「――っ」 ただ無表情にバットを何度も何度も何度も振り下ろす! |

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きくらげ 「むみ~~」 |
| 「またへんなものくわえて…! もう、こら!逃げないでってば…!」 |
| 「はふ……」 |
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コドー 「オラオラオラオラオラ!!」 |

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きくらげ 「ンッナ!!!」 |
| 「まってまって! おてて泥だらけになっちゃってるから…!」 |
| 「ひぃ……」 |
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きくらげ 「ぐみぬむ!」 |
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コドー 「遅すぎンだろ」 |
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「痛いのは嫌、ですもんね…」 |
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???「ねえ知ってる?――廃れたカミサマ でも之位は出来るんだよ」 少年の背後に影が現れ、触手の様な物をバットに絡み付ける コドー「……なんだ…?」 |
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影から滲み出た触手だった筈の物は、 ざわめく繊毛と別れ優しくコドーを包み癒やしていく |

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きくらげ 「むみ~~」 |
| 「またへんなものくわえて…! もう、こら!逃げないでってば…!」 |
| 「ひぃ……」 |
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コドー「………」 バットを握り込んだ手元から尋常ならざる軋みが悲鳴の様に響いてくる |

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きくらげ 「がぬぬむ!!!」 |
| 「ンビャッ!?ひぇっ…き、きくらげ! このお人形はオモチャじゃないの…!」 |
| 「はふ……」 |
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コドー「………」 バットを握り込んだ手元から尋常ならざる軋みが悲鳴の様に響いてくる |

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きくらげ 「むみ~~」 |
| 「またへんなものくわえて…! もう、こら!逃げないでってば…!」 |
| 「はふ……」 |
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きくらげ 「んななぬ!」 |
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コドー 「遅すぎンだろ」 |
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「当たると痛い…ですもんね……」 |
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「…っ、避けないでいただけると助かります!」 |
| 五十嵐のカード発動! |
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「…い、痛くないと、いいんですけど……」 |
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コドー 「遅すぎンだろ」 |
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「痛いのは嫌、ですもんね…」 |
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コドー「っシャァ!!」 顔面に向かってバットを叩き込もうとする! |
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コドー「――っ」 ただ無表情にバットを何度も何度も何度も振り下ろす! |
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コドー 「ア…ぇ…――う……ぁ?」 ふわりとコドーの影が揺らめいた |
| コドーのカード発動! |
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ピンクだま 「ピンクだまは概念」 |


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きくらげ 「ンッナ!!!」 |
| 「まってまって! おてて泥だらけになっちゃってるから…!」 |
| 「はふ……」 |
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コドー 「オラオラオラオラオラ!!」 |

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きくらげ 「ンッナ!!!」 |
| 「まってまって! おてて泥だらけになっちゃってるから…!」 |
| 「はふ……」 |
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コドー「………」 バットを握り込んだ手元から尋常ならざる軋みが悲鳴の様に響いてくる |
| 0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 2 0 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 1 0 1 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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ノイズ が雲の様に顔面を覆い耳障りな音を立てる コドー 「――ガガ――ピ―ガ― オレ―ェ……ぇ?――終わり――かぁ」 |
| 「痛かったですよね…ごめんなさい……」 |
