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チトリ 「目視範囲で接敵。3度目ともなればさすがに覚えています。 以前に容易いと言ったことはⅨの勘違いでした」 |
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チトリ 「そのしつこさは危険です。今度こそ、その心を砕きましょう」 |
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――静かに心を抑える。大丈夫、戦える。 |
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歩行軍手 「ぐっぐぅ~!」 |
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麻生田 「作戦は回復での耐久です。よろしくお願いしますね」 |
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歩行軍手 「ぐぅ~」 |
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歩行軍手 「ぐぐぅ!」 |

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麻生田 「……どうも。三回目の遭遇です……」 |
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麻生田 「……、何か喋った方がいいですか?」 |
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麻生田 「別にいいですよね?」 |
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麻生田 「では。よろしくお願いします」 |
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チトリ 「この目を使うのは嫌なのですが」 |


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――深い川底に潜るように、息を吸う。 |
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歩行軍手 「ぐぐ?」 |
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チトリ 「これで痛みも少しはマシになるといいのですが」 |

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――肺が潰れるほど息を吐いて、ハザマの淀みを吸う。 |
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歩行軍手 「ぐっぐっぐっぐ!」 |
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チトリ 「邪魔ですね」 |

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――肺が潰れるほど息を吐いて、ハザマの淀みを吸う。 |
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歩行軍手 「ぐっぐー!」 |

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――霧けぶる幻を見る。 |
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歩行軍手 「ぐぐ?」 |
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チトリ 「マインドセット。Ⅸが見るもの、全部、全部、全部」 |

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――切っ先を突き出す! |
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チトリ 「当たらないと、Ⅸには分かっています」 |
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歩行軍手 「ぐぐ?」 |
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チトリ 「邪魔ですね」 |

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――愛し口伝を唄う。 |
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歩行軍手 「ぐっ!!」 |
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チトリ 「邪魔ですね」 |


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――火種を絶やさず放つ歌。 |
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歩行軍手 「ぐ!」 |
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麻生田 「まだいけます。どうも」 |

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――霧が凝縮し、燃え膨れ上がる! |
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歩行軍手 「ぐっぐぐぅ!!」 |
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チトリ 「当たらないと、Ⅸには分かっています」 |
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チトリ 「砕けなさい」 |
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チトリ 「しぶとい人は嫌いなのです」 |
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歩行軍手 「ぐ・・・ぐぅ・・・・・」 |
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麻生田 「すみません。休んでいてください」 |

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――まっすぐと突き通す! |
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チトリ 「落ちなさい」 |


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麻生田 「『ここより満ちよ、御山の霧よ』」 |
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――一寸先も見えぬ霧! |
| 麻生田のカード発動! |
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テル坊 「ハイ、どーもー! 今宵、捧げますは清浄なる・・・って、今回も忙しそう!!」 |
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テル坊 「じゃー以下省略! 痛いの痛いの、ザッパーン!」 |
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――まだやれる。そう言い聞かせる。 |

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――火種を絶やさず放つ歌。 |

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――霹靂が如く爆ぜる炎! |
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チトリ 「落ちなさい」 |

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――霧が凝縮し、燃え膨れ上がる! |
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チトリ 「しぶとい人は嫌いなのです」 |
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――せめて一撃でも多く! |
| 麻生田のカード発動! |
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麻生田 「負け続けようと、足掻くことだけは……ッ」 |


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――祈りを呟く。 |
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チトリ 「しぶとい人は嫌いなのです」 |
| チトリのカード発動! |
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麻生田 「はあっ、はあっ……まだ、届かないか……!!」 |
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0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 1 1 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
2 1 0 3 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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チトリ 「戦闘終了。諦めの悪い敵は早急に排除してきました。 そんな人間こそが、いずれⅨのような人間を殺すのだから」 |
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チトリ 「……ですが、ここではⅨの意思で敵の生き死にさえ決められない。 名前も知らない人、アナタにはもう会わないことを願うばかりなのです」 |
