
《神の去る家》
|
![]() |
立ちはだかるもの
|

![]() |
「お次はタコーー悪魔の生き物退治か。 しかし、脳は姫様で力は主のものって、大混乱じゃねぇの?」 |

| 「陸でタコがなにをやるつもりだい。 おとなしくしといたほうが苦しまなくて済むぞ。 お前さんたちも何百人と相手するんだろ?」 |

| ゆるやかに手を振り上げる――。 |

![]() |
カードがマタル・ユイの掌に載せられる。22枚、異なる意匠のその紙片が。 |
![]() |
男の唇から、何かを呼ぶような音がした |
![]() |
![]() |
![]() |
「さて、 あまり手間をかけさせないでくれよ」 |


![]() |
「あーーーーーめんどくせぇ!」 |
![]() |
「あーーーーーめんどくせぇ!」 |
| 手のひらに書いた文字を嚥み下すふりをする。 『生命の秘薬』。宝玉の彩る神々亡き世界のことば。 |
![]() |
風が巻き上がる。 |
| 身を引く。 |

![]() |
「あーーーーーめんどくせぇ!」 |
| 手のひらに書いた文字を嚥み下すふりをする。 『生命の秘薬』。宝玉の彩る神々亡き世界のことば。 |
「もう少し近くに来いよ」 |

![]() |
記されるものは“ファイアフィアス”。 いくつものイマージュが結ぶ島のことば。 |
| 身を引く。 |
「もう少し近くに来いよ」 |

![]() |
「あーーーーーめんどくせぇ!」 |
![]() |
「あーーーーーめんどくせぇ!」 |
空中に飛散したインクが燃え上がる。 |
![]() |
風が巻き上がる。 |
| 身を引く。 |


「もう少し近くに来いよ」 |
| 身を引く。 |
![]() |
「俺様に触れるんじゃねぇよ」 |


![]() |
「あーーーーーめんどくせぇ!」 |
![]() |
「あーーーーーめんどくせぇ!」 |
![]() |
水に、花の溶ける声がする |
空中に飛散したインクが燃え上がる。 |
![]() |
風が巻き上がる。 |


![]() |
「夢を、見ているのか?」 |
空中に飛散したインクが燃え上がる。 |
「すばしっこいな」 |
| 身を引く。 |

「こいつはどうだい」 |
「すばしっこいな」 |
| 身を引く。 |

![]() |
「あーーーーーめんどくせぇ!」 |
![]() |
「あーーーーーめんどくせぇ!」 |
![]() |
記されるものは“ファイアフィアス”。 いくつものイマージュが結ぶ島のことば。 |
| 息にもならないため息。 |
![]() |
風が巻き上がる。 |
| 身を引く。 |
「もう少し近くに来いよ」 |
![]() |
風が巻き上がる。 |
| 身を引く。 |



![]() |
風が巻き上がる。 |
| 身を引く。 |
「俺はこっちだぜ」 |

![]() |
「あーーーーーめんどくせぇ!」 |
![]() |
「夢を、見ているのか?」 |
![]() |
「あーーーーーめんどくせぇ!」 |
「しぶといヤツだな」 |
| 息にもならないため息。 |
「俺はこっちだぜ」 |

| “我らに契約を持ちかけたのは、オマエ達だというのに…”。 はるか遠い大陸の、竜のことばが空中に記される。 |
![]() |
空中に書かれた文字が燃え上がり、 その火焔が巨大な竜に似た姿を形づくる。 |
| 身を引く。 |


![]() |
水に、花の溶ける声がする |
![]() |
「あーーーーーめんどくせぇ!」 |
| マタルのカード発動! |
「暴れてきな」 |
「こいつを使うとしよう」 |
| アッシュのカード発動! |
![]() |
ヒカル 「僕の筆で君を僕色に彩ってあげるよ!」 |
「すばしっこいな」 |
![]() |
ため息に似た息吹。 |
火の粉が散る。 |
「俺はこっちだぜ」 |

![]() |
抱きとめるように手をのばす。 |
| ルーシーのカード発動! |
| もう動かなくなる。 |


![]() |
「あーーーーーめんどくせぇ!」 |
![]() |
「あーーーーーめんどくせぇ!」 |
![]() |
水に、花の溶ける声がする |
「しぶといヤツだな」 |
![]() |
ため息に似た息吹。 |
| 息にもならないため息。 |
| 息にもならないため息。 |
| 息にもならないため息。 |


![]() |
「"勝利を告げるために啼く いくさばの鳥"」 |
![]() |
「あーーーーーめんどくせぇ!」 |
![]() |
「あーーーーーめんどくせぇ!」 |
![]() |
懐から取り出した石の先端を向ける。 その頂点を取り巻くように、びっしりと文字が書かれている。 |
![]() |
ため息に似た息吹。 |
「もう少し近くに来いよ」 |
![]() |
風が巻き上がる。 |

![]() |
「あーーーーーめんどくせぇ!」 |
![]() |
「あーーーーーめんどくせぇ!」 |
![]() |
「あーーーーーめんどくせぇ!」 |
![]() |
懐から取り出した石の先端を向ける。 その頂点を取り巻くように、びっしりと文字が書かれている。 |
火の粉が飛び散る。 |
![]() |
抱きとめるように手をのばす。 |
「俺はこっちだぜ」 |

![]() |
「遅ェ」 |
![]() |
ため息に似た息吹。 |
火の粉が散る。 |
火の粉が散る。 |
| 息にもならないため息。 |



![]() |
「あーーーーーめんどくせぇ!」 |
![]() |
「あーーーーーめんどくせぇ!」 |
![]() |
「あーーーーーめんどくせぇ!」 |
![]() |
懐から取り出した石の先端を向ける。 その頂点を取り巻くように、びっしりと文字が書かれている。 |
「すばしっこいな」 |
![]() |
懐から取り出した石の先端を向ける。 その頂点を取り巻くように、びっしりと文字が書かれている。 |
火の粉が飛び散る。 |
![]() |
ため息に似た息吹。 |
![]() |
抱きとめるように手をのばす。 |
| 息にもならないため息。 |
| 0 0 0 0 0 0 |
3 1 0 0 0 0 |
1 1 0 0 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
1 1 0 0 1 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
||||||||
| ![]() |
|||||||||||||
| ||||||||||||||
| ![]() |
|||||||||||||
| ![]() |
|||||||||||||
![]() |
「どこかの世界では食べるらしいぞ、コイツ。 ……本気か?」 |
| 「ここの力ももらってくとしよう。 この感じが数少ない『見入り』なんだよな」 |
| 息にもならないため息。 |
| 炎の竜は一度大きく爆ぜ、燃え尽きる。 |
