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土を巻き上げながら草原を褐色の根が割り、 空を覆いながら幹が伸び、そこは見る間に森となる。 |
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《ふん、ここまでわかりやすいものも珍しい。 きさまがアンジニティのものでないということは――それこそ、一目でわかるとも》 |
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フィーコちゃん 「梅の木の次は森が来るのね… 何が起きるかわからないわ」 |
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《その傷一つない肌。上等の布地の服。つややかな髪。 どれもこれも、アンジニティのものでなどありえない。 なにより、みずからが否定されるなど、考えたこともない――そんな様だな》 |
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《それに、その目を見れば、間違いようもない。 否定されしものは、それほどに輝く瞳など持ちはしない。 みずから否定されたがるものどもも、またそうだ》 |
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《あの平穏な街をその身で表すようなきさまのどこに、 ハザマをこれほどまで歩いてこられる力があった? それほどまで、あの街の暮らしが愛しいか? 返答などいらん。これから問うてやろう、きさま自身に!!》 |


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その身に走る無数の傷跡から、金色がゆるりとにじむ。 |

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溢れる樹液がさながら矢のように。 |

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《用心は重ねておこうか》 |

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伸び行く枝々の作る影が落ちる。 |

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急成長する幹の軋む響き。 |


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《用心は重ねておこうか》 |

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《このまま素直に倒れるおれではない》 |
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《そう簡単におれを黙らせることはできぬぞ》 |




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フィーコちゃん 「えいっ❤」 |
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《このまま素直に倒れるおれではない》 |

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フィーコちゃん 「えいっ❤」 |

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フィーコちゃん 「えいっ❤」 |
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地の下よりその身を縛らんと。 |

| フィーコちゃんのカード発動! |
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地の底に広がる闇のなかから。 |

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フィーコちゃん 「えいっ❤」 |
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溢れる樹液がさながら矢のように。 |
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《行け、奴に一撃見舞ってやるがいい!》 |
| 森のカード発動! |
| ギンカ 「えいえいえいえーいっ!やっつけちゃうの!」 |
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《いくらか、傷の対価を得ておくとしようか》 |
| 森のカード発動! |
| フィーコちゃんのカード発動! |

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質量が容赦なく押し潰す。 |


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フィーコちゃん 「えいっ❤」 |
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質量が容赦なく押し潰す。 |

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溢れる樹液がさながら矢のように。 |

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地の下よりその身を縛らんと。 |



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前触れも見せず、幾本もの根が急速に伸び―― |
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そのどれもが白磁の肌を目掛け、一斉に突き出される!! |
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挟まれた一息。終わりと見せかけて、 |
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不意に上から、もう一撃!! |


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金色の射線が狙う。 |


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フィーコちゃん 「えいっ❤」 |
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質量が容赦なく押し潰す。 |

| フィーコちゃんのカード発動! |
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地の底に広がる闇のなかから。 |

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地の底に広がる闇のなかから。 |

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幾条もの根が次々に身をもたげてくる。 |
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《行け、奴に一撃見舞ってやるがいい!》 |
| 森のカード発動! |
| ギンカ 「えいえいえいえーいっ!やっつけちゃうの!」 |

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フィーコちゃん 「えいっ❤」 |
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《このまま素直に倒れるおれではない》 |


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地の下よりその身を縛らんと。 |


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火 水 風 地 光 闇 |
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《…………ふん。おれを討つには、まだ足りぬようだな。 おれこそは死なずの森。否定されてなお、命続くもの……》 |
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《おまえばかりに時間をかけてもいられん。この侵略にかけられる時は短いがゆえに。 それに……おれには。行かねばならぬ場ができた。 このハザマでの様相を確かめねばならぬ地がな。 ここは互いに退くが得策ではないか、癪ではあるがな》 |
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フィーコちゃん 「残念ね…」 |
