

| リズン 「……え、キミこっち側の人じゃないの?」 |

| 桔柳 「……」 |
| リズン 「人間相手だと、つい加減しちゃうんだけど……」 |

| リズン 「ま、全力でやっても大丈夫そうだね?どっちみちそんな殺意抱えてるんなら、生きにくいでしょ」 |

| リズン 「俺としても────キミみたいな人が相手の方が、やりやすいからさ」 |

| 桔柳 「……正義、正義……」 |
| 桔柳 「……正義?」 |
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【片腕を僅かに突き出す】 |
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桔柳 「グッッ、ガァァアアアア!!!」 |
| 【絶叫と鮮血と共に、掌から鋭く鈍く光る刃が突き出る!】 |
| 桔柳 「くだらねぇ……」 |
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【刀に血が流れる。ぼたぼたと、赤い池が切っ先の下に】 |
| 桔柳 「俺はお前たちを殺す使命がある。お前らは俺に殺される使命。それで十分。だろう?」 |
| 【切っ先を向ける。隠すつもりもない敵意を】 |


| リズン 「そういえば、結局老眼になる前に死んじゃったなあ」 |
| 桔柳 「それが嫌なら……見せてみろよ、お前の正義をさぁ!!」 |

| リズン 「はいはい皆さんご注目~っ。怪しい者じゃないからね!」 |

| 桔柳 「……」 |
| リズン 「……遅いなあ」 |
| 桔柳 「……次は当てる」 |

| リズン 「はいはい皆さんご注目~っ。怪しい者じゃないからね!」 |

| 桔柳 「ハハハ、これで終わりだァ!」 |
| 【突然、桔柳の腕が大きく裂けた。】 【そこから、鉄の枯木のような、乱れた刃が。それを、ただただ暴力的に振るった。】 |

| リズン 「はいはい皆さんご注目~っ。怪しい者じゃないからね!」 |

| 桔柳 「クソが」 |
| 桔柳のカード発動! |
| 桔柳 「まだまだ」 |

| リズン 「はいはい皆さんご注目~っ。怪しい者じゃないからね!」 |

| 桔柳 「早いとこくたばってくれ」 |

| リズン 「はいはい皆さんご注目~っ。怪しい者じゃないからね!」 |

| リズン 「…………」 |
| 桔柳 「よこせ」 |
| 桔柳 「てめぇも道づれだ」 |
| 桔柳のカード発動! |
| カードが光り輝き地面に落ちる。 地面から無数の小さな長方形が描かれていき、徐々に少女が形作られていく。 禍根 「カードの召喚現象による呼び出しと認識。禍根はあなたを手助け致します。」 少女はスカート部分にあるナイフを持つと敵に向かい攻撃を仕掛けた。 |

| 桔柳 「……クソッ!クソが ……!」 |
| 桔柳 「お前が……お前らが正しい……だと?……俺は……」 |
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火 水 風 地 光 闇 |
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| リズン 「……あーあ。まったく、嫌な気分だ」 |
