
TeamNo.23
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立ちはだかるもの
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| 右手にある書物が白い炎をあげて消えてゆく。 灰となった銀色の砂は、大地へ零れていった。 |
| アズライト 「君らも『姫』の僕なのか。 お互い困った上司を持つと大変だね。 正直な話、同情するよ」 |
| アズライト 「まぁ、無防備に試されるつもりはないけど。 あまり異世界で見る鹿を信用しない質なものでね」 |
| 左手で粉々になったカードを胸にあてる。 白銀の煙が巻き上がった刹那、 その煙が新しい形に再形成されていく――! |
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フィルマン 「今回の獲物はあれで良いのかい」 |
| 春一 「ああ。やるなら好きにしろよ」 |
| 春一 「俺はお前の殺人癖に興味ないしな。邪魔だから叩き潰すだけだ」 |
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月夜 「……」 |
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ミュウ 「おもちゃ、発見にゃ」 |
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守護者《DEER》 「――我が脳は我が姫の意思。我が力は我が主の力。」 |

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守護者《DEER》 「――我が脳は我が姫の意思。我が力は我が主の力。」 |

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守護者《DEER》 「――我が脳は我が姫の意思。我が力は我が主の力。」 |

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守護者《DEER》 「――我が脳は我が姫の意思。我が力は我が主の力。」 |

| 持っている剣で右腕の内側を撫でた。 鮮血が刃をつたい、左の甲を赤で染める――。 |
| アズライト 「全能者にして主なる者。 我は過去から出でて今の門を潜る、父なき子。 この身の血潮によって、我が原罪を注がん 」 |
| アズライト 「我は神の子、主の意思を体現せし者なり――! 」 |
| 分解したアルカナと自らの血を合わせ、胸部へ持っていく。 すぐさまアルケウスと融合し、 白い気流を纏う白銀色のフルアーマーが形成された! |
腕から流れる血を剣の腹で拭い、そのまま天に掲げる。 |
| アズライト 「この剣は主の導き、聖霊で満ちる神の国を望むもの。 我が雫が全ての魂魄を覆い、御身の御憐みの光は全ての咎人を照らすだろう。 我が血潮と慈悲により、彼らが犯したる罪から解放されんことを――!」 |
| 血を纏う剣が発光し、光は左手の甲へ収束する。 すばやく光の筋が甲を走り、手袋とともに紋章が刻まれた! |
| アルカナを分解し武具をなぞる。 自分を覆うアルケウスとの合成により 黒い瘴気を纏う、まっすぐな刀身の片手剣が形成された。 |
| アルカナを分解し胸部へ持っていく。 自分を覆うアルケウスとの合成により 明度の高い光を放つ、動きを捉えにくい鎧に変質した。 |
| 春一 「殺せるなら殺してみろよ」 |


| アズライト 「ここは化学に長けた世界だけど、本質を知る者は少ない。 いい機会だ、本物の『物質の婚姻』を見せてあげよう」 |
| 白銀の篭手に鴉の羽を当て、双方を分解する。 融合した白と黒は左腕を覆い尽くし 重厚な黒玉のガントレットに変化した! |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
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月夜 「……!?」 |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
| 春一 「こっちだ」 |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
| 春一 「落ちろ――」 |

| アズライト 「投擲の刃は間に合わせで作りたいからね。 ハザマは廃材が取り放題だからありがたい 」 |
| 分解した鉄廃材をアルカナと合成し、 大ぶりの鉈を形成する。 すぐさま目標を狙い定めて、真っ直ぐ放つ! |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
| 春一 「こっちだ」 |
| 春一 「落ちろ――」 |
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月夜 「……」 |

| アズライト 「見せてあげるよ、処刑人の炎を!」 |
| 淡く白い光と赤いカードを分解し、再合成する。 剣に白い炎を纏わせ、3度薙ぎ払う! |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
| 春一 「こっちだ」 |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
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フィルマン 「危ないね」 |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
| 春一 「何処見てんだ」 |

| アズライト 「見せてあげるよ、処刑人の炎を!」 |
| 淡く白い光と赤いカードを分解し、再合成する。 剣に白い炎を纏わせ、3度薙ぎ払う! |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
| 春一 「こっちだ」 |
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フィルマン 「危ないね」 |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
| 春一 「こっちだ」 |
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フィルマン 「危ないね」 |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
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月夜 「……!?」 |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
| 春一 「落ちろ――」 |
| 春一 「少し黙れよ」 |
| 彼の幻像が増えていく。 |


| アズライト 「投擲の刃は間に合わせで作りたいからね。 ハザマは廃材が取り放題だからありがたい 」 |
| 分解した鉄廃材をアルカナと合成し、 大ぶりの鉈を形成する。 すぐさま目標を狙い定めて、真っ直ぐ放つ! |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
| 春一 「こっちだ」 |
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フィルマン 「危ないね」 |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
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月夜 「……!?」 |
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月夜 「……!?」 |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
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フィルマン 「危ないね」 |
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月夜 「……」 |


| アズライト 「投擲の刃は間に合わせで作りたいからね。 ハザマは廃材が取り放題だからありがたい 」 |
| 分解した鉄廃材をアルカナと合成し、 大ぶりの鉈を形成する。 すぐさま目標を狙い定めて、真っ直ぐ放つ! |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
| "シュウ"のカード発動! |
| <見るは暗闇聞くは枯れ枝、その元を教えてやろう。【暗宿】僻の蜘蛛屋敷> |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
| 鎧を纏っているわりには、 すばやい動きで攻撃を回避する。 戦闘に慣れている動きだ |
| アズライト 「ありがとう、助かりました!」 |

| アズライト 「投擲の刃は間に合わせで作りたいからね。 ハザマは廃材が取り放題だからありがたい 」 |
| 分解した鉄廃材をアルカナと合成し、 大ぶりの鉈を形成する。 すぐさま目標を狙い定めて、真っ直ぐ放つ! |
| アズライト 「動かない対象に興味はない、 そのまま寝ているといいよ」 |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
| 春一 「こっちだ」 |
| 春一 「こっちだ」 |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
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月夜 「……!」 |
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フィルマン 「ありがとう」 |
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フィルマン 「ありがとう」 |

| 間合いをつめ大きく一閃する |
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フィルマン 「危ないね」 |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
| 春一 「こっちだ」 |
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月夜 「……」 |
| 春一 「少し黙れよ」 |
| 彼の幻像が増えていく。 |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |

| 梟が前方から急速に高度を落とす。 そのまま衝突するように懐へ入り、 獲物へ4つの爪を立てた! |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
| 血染めの月のカード発動! |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
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月夜 「……!」 |
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月夜 「……」 |
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月夜 「……」 |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |

| 間合いをつめ大きく一閃する |
| アズライト 「…… 」 |
| 装備していた剣にカードを当て、 切先のない平らな剣に変化させる。 眉一つ動かすことなく、 間合いを詰めて急所を一閃する――! |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
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月夜 「……!」 |
| 春一 「少し黙れよ」 |
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フィルマン 「君はあまり保たなかったね」 |
| 春一 「少し黙れよ」 |
| 彼の幻像が増えていく。 |
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フィルマン 「ありがとう」 |
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フィルマン 「そう……」 |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |


| アズライト 「…… 」 |
| 装備していた剣にカードを当て、 切先のない平らな剣に変化させる。 眉一つ動かすことなく、 間合いを詰めて急所を一閃する――! |
| アズライト 「動かない対象に興味はない、 そのまま寝ているといいよ」 |
| 春一 「少し黙れよ」 |
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守護者《DEER》 「・・・・・・・・・」 |
| 0 1 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 1 0 1 4 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 0 0 1 1 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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| 左手を胸にあてると、 すぐさま武装した鎧が砕け散ってゆく。 鎧の粉は白い煙になりながら、 まわりの空気に溶けていった。 |
| アズライト 「これで南のチェックポイントは開放かな。 予備の拠点としては上々か……おっと」 |
| アズライト 「みんなお疲れ様、まずは怪我はないか確認しておこうね」 |
| 春一 「じゃあな」 |
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月夜 「……良質とは言えない血液だ……」 |
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ミュウ 「当然にゃ!」 |
