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ドドドドドドドド |
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くるい 「グオゴゴゴッ!!!!」 |

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ひやこ 「あなたの体温、欲しいなあ」 |
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天地を覆う赤黒い幹。化物の呻き声。 女の上半身が、声にならない叫びをあげて、 紫の葉の間から覗く無数の眼球が、ぎょろりと、一斉にあなたを捉えた。 |
| サイタマ 「やあ、元気に焼いてる? 焼いてない? 焼いてなくない? それはよくないな。放火の現行犯で火刑にするぞ!!」 |
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こぐま 「たべるのだいすき~~~」 |

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こぐま 「たべるのだいすき~~~」 |

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疾走雑草 「おぉーい!待ってくれよぉぉーい!!」 |

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疾走雑草 「おぉーい!待ってくれよぉぉーい!!」 |



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くるい 「ガアアアアッ!!!」 |



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疾走雑草 「駆けよう!駆けよう!駆けよう!」 |
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疾走雑草 「急ごう!急ごう!急ごう!」 |
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こぐま 「よだれでちゃう・・・」 |
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こぐま 「よだれでちゃう・・・」 |
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ゆうに500kgは超えそうな肉塊が降ってきて壁となった。 |

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疾走雑草 「駆けよう!駆けよう!駆けよう!」 |
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疾走雑草 「走ろう!走ろう!走ろう!」 |
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こぐま 「わぁぁ~い☆」 |
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頑丈な表皮が攻撃を弾いた。 |
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こぐま 「わぁぁ~い☆」 |
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無数の眼球が射すくめた。 |

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疾走雑草 「駆けよう!駆けよう!駆けよう!」 |
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疾走雑草 「走ろう!走ろう!走ろう!」 |
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こぐま 「たべる~~~」 |
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こぐま 「たべる!たべるッ!!たべるッッ!!!」 |

| サイタマ 「光は直進するよね。まっすぐ。愚直に。知ってるかい?光の屈折を。ぼくはね。あらゆる光を自分のいる方に捻じ曲げたんだ。綺麗なカーブが見たかったんだ。内角に鋭く抉るようなカミソリカーブを。光は明るいから、明るい方から射し込むものだから、僕はいつも暗いところにいるから、イバラシティの光、ひとりひとりの希望、その全部がぼくのいるところに集まってくる。それらを掌に載せて一気に握りつぶすんだ。そのうちやりたいことさ。今はまだ早いんだ。手を出す時間じゃない。光が不足しているんだ。十分に集まっていない。早くしなよ。僕の我慢強さを試さないでくれ。」 |
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距離感を誤った攻撃は届かなかった。 |
| サイタマ 「さあ今夜もゲームが始まりました。 アンジニティイナバウアーズとイバラシティウスターソースの対戦です。 アンジニティの先発投手はサイタマ選手です。 対するイバラシティのバッターは! ああーっと! バッター構える前にピッチャー第一球投げました! ストラーイク! バッター死亡! バッター死亡しました! これには主審も苦笑い。 ゲームセット!ゲームセットです! 本日のデスカウントは1-0でイバラシティモッサアアアアアーズの勝利です! 以上、暗黒テニスイバラリーグの中継でした!」 |
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こぐま 「たべる~~~」 |
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頑丈な表皮が攻撃を弾いた。 |
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くるい 「グアアッ!」 |
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くるい 「ゴアッ!」 |
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こぐま 「ううう~~~」 |
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こぐま 「こわい~~~」 |
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疾走雑草 「もう走らないの?しぬの?」 |
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疾走雑草 「もう走らないの?しぬの?」 |


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疾走雑草 「駆けよう!駆けよう!駆けよう!」 |
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疾走雑草 「駆けよう!駆けよう!駆けよう!」 |
| サイタマ 「世界の闇を知っている者だけが、光の本当の価値を知っているから。闇を知っているからこそ輝けるから。」 |
| サイタマ 「避けたね。きみは風のようだね。風に殴りかかった僕が悪かったよね。風のように空気の流れが渦巻いているのに、そんな危険な中心できみは一体何をしているのかな?きみは何を知っているのかな?存外でもなく、ぼくが知らないことを知っている人が多い。だからきみは強さを知っている。きみは強い。とても強い。だけど、ぼくはもっと強いヤツを知っているよ。きみはすごい。とてもすごい。だけど、まだ普通の粋を出ていないよ。普通普通、ありふれた普通、どこにでもいる普通、各駅停車。本当に強くてすごいやつはこんな駅に停まったりしないから。1番線、あの世行き急行電車が、停まりません。」 |
| ひやこのカード発動! |
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こぐま 「たべる~~~」 |
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無数の眼球が射すくめた。 |
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くるい 「グアアッ!」 |
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くるい 「ゴアッ!」 |
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勢いあまって大地が砕けた。 |
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こぐま 「ううう~~~」 |
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疾走雑草 「もう走らないの?しぬの?」 |
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疾走雑草 「もう走らないの?しぬの?」 |



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疾走雑草 「急ごう!急ごう!急ごう!」 |
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疾走雑草 「・・・追いついた。」 |
| サイタマ 「光は直進するよね。まっすぐ。愚直に。知ってるかい?光の屈折を。ぼくはね。あらゆる光を自分のいる方に捻じ曲げたんだ。綺麗なカーブが見たかったんだ。内角に鋭く抉るようなカミソリカーブを。光は明るいから、明るい方から射し込むものだから、僕はいつも暗いところにいるから、イバラシティの光、ひとりひとりの希望、その全部がぼくのいるところに集まってくる。それらを掌に載せて一気に握りつぶすんだ。そのうちやりたいことさ。今はまだ早いんだ。手を出す時間じゃない。光が不足しているんだ。十分に集まっていない。早くしなよ。僕の我慢強さを試さないでくれ。」 |
| サイタマ 「世界の闇を知っている者だけが、光の本当の価値を知っているから。闇を知っているからこそ輝けるから。」 |
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くるい 「ゴオオオッッッ!!!」 |
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巨大な肉の塊が降る。 |
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疾走雑草 「おぉーい!」 |
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疾走雑草 「もう走らないの?しぬの?」 |

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頑丈な表皮が攻撃を弾いた。 |
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ひやこ 「好き…」 |
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ひやこ 「好き…」 |

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疾走雑草 「・・・追いついた。」 |
| サイタマ 「世界の闇を知っている者だけが、光の本当の価値を知っているから。闇を知っているからこそ輝けるから。」 |
| サイタマ 「止まれ!スピード違反の現行犯で射殺する!スピード違反の現行犯で射殺する!スピード違反の現行犯で射殺する!スピード違反の現行犯で射殺する!スピード違反の現行犯で射殺する!スピード違反の現行犯で射殺する!スピード違反の現行犯で射殺する!スピード違反の現行犯で射殺する!スピード違反の現行犯で射殺する!スピード違反の現行犯で射殺する!スピード違反の現行犯で射殺する!スピード違反の現行犯で射殺する!スピード違反の現行犯で射殺する!スピード違反の現行犯で射殺する!スピード違反の現行犯で射殺する!スピード違反の現行犯で射殺する!スピード違反の現行犯で射殺する!スピード違反の現行犯で射殺する!スピード違反の現行犯で射殺する!スピード違反の現行犯で射殺する!スピード違反の現行犯で射殺する!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!」 |
| サイタマのカード発動! |
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ひやこ 「好き…」 |
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くるい 「ゴバァッ!!」 |
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くるい 「ゴアッ!」 |
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疾走雑草 「おぉーい!」 |
| 3 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
3 0 2 1 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
3 0 2 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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くるい 「ゴガァッ!」 |
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ひやこ 「ああ……冷たくなっちゃった……」 |
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女の白い喉が、何かを嚥下するように動いた。 |
| サイタマ 「焼けた焼けた。焼けてなくても焼けた。焼いてなかったかもしれない。焼けた焼けた。君たちはスピード違反だ。法を犯した。平和を乱した。イバラシティを見てみなよ。幸せがボロボロと垢のように剥がれていく。しかたないね。しかたないよね。罪を数えなよ。」 |
