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血嘆のハル 「だい、丈夫……一時的に、なら、形は、作れる……生き残ってやる、絶ッ、対に……!!」 |
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つまらなそうに、興味がなさそうに。少女がハザマの空を見つめた。 |
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その隣にいる少女はニコニコと嬉しそうに敵を見据えている。 |

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大黒猫 「にゃ・・・」 |
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ダンデライオン 「お前なんかに負けるもんか!」 |

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*** 「こんな、ところで、死にたくない……取り返す、僕は、お前らを殺してでも……!!」 |
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*** 「ううぅぅぅぅぁぁああああぁぁぁぁァァァァッッ!!!」 |
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――ドロドロの肉塊が、一時だけ人間のような形と、鋭い骨の鎌を作り出す! |
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血肉が赤熱したように光を放ち、熱量を以て存在を知らしめる。 |
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少女がつまらなそうに敵を一瞥した |
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傍に控える少女が嬉しそうにニコニコしている。 |
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独りが目をつぶり、一人が瞳を開ける。 |
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さぁ、今宵も始まる侵略戦争。勝つのは昼か夕焼けか。 |


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大黒猫 「にゃにゃ!!」 |
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血嘆のハル 「死にたくない、死にたくない、死にたくない……っ!!」 |
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ダンデライオン 「びりびりびりーっ!!」 |
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*** 「嫌だ、死にたくない、いやだ、いやだッ!!」 |
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ヴォルフ 「……。」 |
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ヴォルフ 「生命に極度の刺激を与えることもまた、観察には必要な事。」 |

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大黒猫 「にゃ!」 |
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血嘆のハル 「死にたくない、死にたくない、死にたくない……っ!!」 |
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ダンデライオン 「びりびりびりーっ!!」 |
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血嘆のハル 「死にたくない、死にたくない、死にたくない……っ!!」 |
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*** 「嫌だ、死にたくない、いやだ、いやだッ!!」 |
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ヴォルフ 「終わらぬ終末。至らぬ運命。今宵はどう流れるのか。」 |

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大黒猫 「にゃ!」 |
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血嘆のハル 「死にたくない、死にたくない、死にたくない……っ!!」 |
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ダンデライオン 「びしゃーん!!」 |
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血嘆のハル 「死にたくない、死にたくない、死にたくない……っ!!」 |
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*** 「君の血を、きみの血を僕、僕にくれッ!!」 |
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――ソコの底。掃き溜めた瓶の底。 すべてを飲み込む闇の底――― |
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全部飲み込む虚の穴 |

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ルプス 「お姉様ぁ~~~!」 |
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ヴォルフ 「うるさい。」 |
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血嘆のハル 「あたた、かい……あり、がとう……っ」 |

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大黒猫 「にゃ!」 |
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*** 「嫌だ、死にたくない、いやだ、いやだッ!!」 |
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ヴォルフ 「……。」 |

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大黒猫 「にゃにゃにゃ・・・・・」 |
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ダンデライオン 「ずごーんっ!!」 |
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ヴォルフ 「終わらぬ終末。至らぬ運命。今宵はどう流れるのか。」 |
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ルプス 「あ~ぁ、終わっちゃった…。」 |
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ダンデライオン 「うええぇぇ・・・・・」 |
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大黒猫 「にゃ・・・」 |

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大黒猫 「にゃ!」 |
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*** 「君の血を、きみの血を僕、僕にくれッ!!」 |
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ヴォルフ 「終わらぬ終末。至らぬ運命。今宵はどう流れるのか。」 |
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ルプス 「あ~ぁ、終わっちゃった…。」 |
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大黒猫 「にゃぁ・・・」 |
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火 水 風 地 光 闇 |
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血嘆のハル 「ッ……嗚呼、形が、崩れて……でも、いき、のこった……」 |
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ルプス 「あーぁ、折角お姉様と戦えたのに。残念だね~。」」 |
