
TeamNo.750
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ハザマに生きるもの
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遠目には、周囲と変わりない建造物があった。電柱。看板。標識。街灯。ミラー。人影。 1つは歪に組み合わさって。 1つは液体から再生成されるように。 それらは……気づかれない内に、"敵"を取り囲んだ。 |
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見ている。 見ている。 見ている。見ている。 見ている。見ている。見ている。 街中が、入り込んだ"異物"を見ている。 街中が、それを排除しようとしている。 |
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その街は生きている。その街は街ではない。 あらゆる街を取り込んで自身の一部へと変えた、生物兵器だ。 |

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ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ・・・・・」 |








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火 水 風 地 光 闇 |
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ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |



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火 水 風 地 光 闇 |
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ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |
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『あのね、……やっぱりなんでもない!また明日ね!』 ショーウィンドウに映る2つの人影は、別れて歩き去っていく。 |



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ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |
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『やべえ、遅刻する!』 声と共に、走り去る足音。 |



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火 水 風 地 光 闇 |
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ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |
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『こら!勝手に入っちゃダメって言ったのに、あんたは……』 人の姿はどこにもない。スピーカーから声が流れている。 |
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『おかえり!』 |
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ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ・・・・・」 |
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火 水 風 地 光 闇 |
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「おはようございます。本日は燃えるゴミの収集日です。ごみは朝8時までに出してください」 |
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突き立ったスピーカーからぶつ切りの、合成したような音声が流れた直後、 溶けるようにスピーカーが消える。 周囲の建物も、いくつかが同じように『収納』されたのち、 |
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半端に人の形をした"中心"が、建物を引き連れながら移動を始めた。 |
