
魂求めるもの
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ハザマに生きるもの
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| 「……郷に入りては郷に従え、か。 この特異な"世界"で、我が力が如何程までに抑え込まれているかも確認せねばならぬと思っていたところだ。 機を与えられたものと捉えよう……では、参るか」 |
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ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ・・・・・」 |
| 「光あるところに――」 |
| 「――影もまたあり」 |




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火 水 風 地 光 闇 |
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| 「……受肉して戦うなど、最後にしたのは一体いつだったろうか。 どれだけ動けるか、試してみねばなるまい」 |
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ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |



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火 水 風 地 光 闇 |
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| 「……身体が重い。やはりこの姿、肉体的には貧弱と言えような。 さて、魔力の方はどうか……一点を狙い放出してみるとしよう」 |
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ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |



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火 水 風 地 光 闇 |
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| 「…ううむ。想定以上、いや想定以下か。これは早期に適応する必要がありそうだ。 ……我等の固有能力を攻撃や防御能力に転用してみるか……?」 |
| 「……成程、よもやここまでとはな。 これは少々……拙いやもしれぬ。早々にこの環境に適応せねばなるまい」 |
| 「さて、もう一頑張りするとしようか」 |
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ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ…………」 |
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ナレハテ 「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ・・・・・」 |
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火 水 風 地 光 闇 |
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| 「さて……この奇怪な物体に魂が宿っているのか怪しいものだが、どれ、試してみるか……」 |
| そう言うとランタンをゆっくりと振り掲げ、かつん、と柄を地面に打ち付ける。 |
| 『――解き放たりて来やれ、我汝が魂の標とならん。安らかなれ、昏き光よ導かん――』 |
| ぼそり、ぼそりと何かを呟くと、赤いゲル状の物体から、と光の粒のようなものが浮かび上がり――ランタンへと吸い込まれていった。 |
| 「……ふむ。我らが役目、魂を導き運ぶ力までは封じられておらなんだか。 であれば……一時、糧となって貰うとするか。直ぐには輪廻へと導いてはやれぬが、許せよ」 |
