フィルロズ 「僕様を倒して酷いことするつもりでしょう。薄い本みたいに。薄い本みたいに。」 |
眉一つ動かさず、瞬きもせず、BUGとは無関係な方向をぼんやりと見ている。 黄金の光の粒がふわふわと周囲を漂う。 |
スペ 「頑張るぞ!」 |
ユーグ 「へい……んじゃやっかねえ。やる気、でろー。」 |
まりあ 「縦斬り横斬り、どっちが好みかしら?」 |
眉一つ動かさず、瞬きもせず、BUGとは無関係な方向をぼんやりと見ている。 黄金の光の粒がふわふわと周囲を漂う。 |
白い肌に白い髪、金色の眼。 少女はその村でも珍しい色彩をもって生まれた。 村人たちは、それをたいそう不気味に思った。 厄災の前触れであると誰かが言った。 しかし、彼女を殺すことはできなかった。 だれもそれを口にすることができなかった。 代わりに、やはり誰かが言った。 『神への生贄として捧げるべきだ』 ──斯くして少女は、神への供物として育てられたのだ。 少女は疑問を抱くことなく、その日を待ちわびている。 |
フィルロズ 「みんなー。あつまれー。僕様が模擬戦するよー。さほどしたくないけどー。」 |
“ ”
『準備運動? 頑張る』 |
ゲオルグ 「いいだろう、舞の相手を務めさせていただこう」 |
スペ 「頑張るぞ~。」 |
ツァラン 「“模擬戦”? なんのために?」 |
ユーグ 「これどーしてもしないと駄目なやつ? あ、駄目? そうですか。」 |
まりあ 「お手合わせ、お願いしまーす」 |
“ ”
『準備運動? 頑張る』 |
生贄 「これも、主の思し召しであれば」 |
シンセミア 「素敵な舞台にしましょう」 |
シンセミア 「着せるは『罪』」 |
シンセミア 「植えるは『恥』」 |
ゲオルグ 「瞬きに注意したまえ」 ゲオルグ 「この美を見逃したくなくば、な……」 |
ゲオルグ 「中々の手練れ、か…… 」 |
ゲオルグ 「この動き、私の美に臆したのでなければ――ふっ、どうやら甘く見れないらしい」 |
静かに蝶が舞う |
ゲオルグ 「どうしたね、この美に惑ってしまったか?」 |
ゲオルグ 「なるほど、私と舞うに相応しい動きだ 」 |
生贄 「あっ……」 |
ゲオルグ 「ブルゥ……ロォォォズ…… ――不可能、という事さ」 |
スペ 「オイラに触ると火傷するぞ~!」 |
まりあ 「黒の刃は無限に舞い踊る!」 |
『ウィッチズ・ラウディ・パレェド』 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ユーグPT Chain |
シンセミア 「さあ、蝶のように」 |
フィルロズ 「オオオ……オオオ……」 フィルロズ 「邪神像を媒体に。呪具迷宮の一角を呼び出そう。 空間転移。対象捕縛。耳栓の準備はいいかな。よくなくても始めるけ うわうるさい。」 |
フィルロズ 「オオオ……オオオ……」 フィルロズ 「邪神像を媒体に。呪具迷宮の一角を呼び出そう。 空間複製転移。対象捕縛。XYZ軸回転無重力炉起動。ミキサーの中にいる気分はどうかな。」 |
ツァラン 「厄介なことになりましたね。」 |
大鎌を振り下ろし、衝撃波を放った! |
まりあ 「なかなかやるじゃない!」 |
ゲオルグ 「激しく求め、しかし届かないもの……そう、」 ゲオルグ 「青い鳥とこのゲオルグは良く似ている…… 」 |
目にも止まらぬ二連撃! |
スペ 「ぐわーっ!」 |
ユーグ 「んじゃ殴るから、今から。顔を重点的に。」 |
シンセミア 「あらあら」 |
シンセミア 「さあ、行きましょう」 |
生贄 「わたしも、あなたと……がんばります」 |
生贄 「これで、みなさんのお役に……」 |
生贄 「え、えいっ」 |
フィルロズ 「オオオ……オオオ……」 フィルロズ 「邪神像を媒体に。呪具迷宮の一角を呼び出そう。 空間転移。夢幻複製。毒花十字路。揺れる毒花の花粉の味わいはいかが。」 |
シンセミア 「あらあら」 |
『ウィッチズ・ラウディ・パレェド』 Chain 全殺傷殴打Lv1(1) 惨異常Lv1(2) 列付猛毒Lv2(3) 多傷火炎Lv1(4) 列殺傷殴打Lv1(5) 惨付混乱Lv1(6) 全付猛毒Lv2(7) 列傷火炎Lv2(8) 列治癒活気Lv1(9) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ユーグPT Chain 列付猛毒Lv2(1) 遠傷斬払Lv2(2) 傷殴打Lv2(3) 全治癒Lv1(4) |
ユーグ 「そんじゃあ、やるかあ。」 |
“ ” 『始める』 |
大鎌を振り下ろし、衝撃波を放った! |
ユーグ 「こんな感じでいいかねえ。」 |
生贄 「もう、ちょっと、……っ」 |
ユーグ 「ありがとーやんしやー。」 |
“ ” 『ありがとう』 |
生贄 「この身は、主へ捧ぐための供物……だから……」 |
シンセミア 「嬉しいわ」 |
シンセミア 「さあ、頑張って」 |
真一文字に薙ぎ払う! |
ユーグ 「やりすぎじゃねーの。」 |
ユーグ 「ぉ、いいトコ当たったかい?」 |
ユーグ 「具合良さそうじゃねーか。」 |
ツァラン 「覚えていてくださいね。」 |
ユーグ 「皆おつかれーっしたー。」 |
フィルロズ 「お腹減ったから休憩していいかな。だめ。そう。」 |
スペ 「まだまだ~。」 |
生贄 「まだ……わたし、がんばれます」 |
スペ 「逃げられないよ!」 |
スペ 「あらら。」 |
生贄 「あっ……」 |
『ウィッチズ・ラウディ・パレェド』 Chain 全殺傷殴打Lv1(1) 惨異常Lv1(2) 列付猛毒Lv2(3) 多傷火炎Lv1(4) 列殺傷殴打Lv1(5) 惨付混乱Lv1(6) 全付猛毒Lv2(7) 列傷火炎Lv2(8) 列治癒活気Lv1(9) 雑傷殴打Lv1(10) 惨付猛毒Lv1(11) 列付麻痺Lv2(12) 惨傷火炎Lv2(13) 列復活Lv1(14) 列刳傷殴打Lv1(15) 惨付猛毒Lv2(16) 付麻痺Lv1(17) 傷火炎Lv2(18) 全活気Lv1(19) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ユーグPT Chain 休息Lv2(1) 列付麻痺Lv2(2) 連傷斬払Lv2(3) |
身体が崩れ始めている。 |
スペ 「あらら。」 |
フィルロズ 「呪具が一つ。肉塊大盾来たれ。ああ危ないところだった。」 |
スペ 「行くぞ~!」 |
ゲオルグ 「さて、美しい調べを奏でようか―― 」 |
ゲオルグ 「暖かな陽光の如く、君達の守りを剥がそうか」 |
生贄 「あっ……」 |
ゲオルグ 「ふっ……君の体を、美が駆けたようだな」 |
フィルロズ 「僕様が援護しちゃうぞ。」 |
フィルロズ 「全員ゴーグルつけたかな。つけてないの。まあいっか。発射。」 |
スペ 「どっか~ん!」 |
生贄 「あっ……」 |
生贄 「きゃっ……!」 |
スペ 「そこだ!」 |
ゲオルグ 「私の美しさに、そう皆で注目されても困ってしまうな……ふっ」 |
ゲオルグ 「なるほど、私と舞うに相応しい動きだ 」 |
静かに蝶が舞う |
フィルロズ 「呪具現の魔女の本気を見せて あげない。」 |
フィルロズ 「誰がこんなキチガ……おっと。放送コードに引っかかるね。」 |
スペ 「火事だよ~。」 |
ツァラン 「えいえいえいえいえいえいえいえい……えい!」 |
“ ” 『ありがとう』 |
“ ” 『ありがとう』 |
スペ 「ありがと~!」 |
スペ 「ありがと~!」 |
ツァラン 「自分が一番です。」 |
ツァラン 「自分が一番です。」 |
ゲオルグ 「ふっ……激しく行こうか――!」 |
ゲオルグ 「この動き、私の美に臆したのでなければ――ふっ、どうやら甘く見れないらしい」 |
ユーグ 「ヒョイっとなあ。」 |
まりあ 「どうしたの?こんな大きな的にも当てられないの?」 |
ゲオルグ 「なるほど、私と舞うに相応しい動きだ 」 |
ゲオルグ 「この動き、私の美に臆したのでなければ――ふっ、どうやら甘く見れないらしい」 |
生贄 「あっ……」 |
ゲオルグ 「ふっ……君の体を、美が駆けたようだな」 |
まりあ 「どうしたの?こんな大きな的にも当てられないの?」 |
フィルロズ 「君達に不幸をプレゼントだ。」 |
フィルロズ 「取り出だしたるこの装置。スイッチひとつで見る見るうちに呼吸器系がやばくなります。かちっ。」 |
“ ” 『沢山。すごい。きっと』 |
スペ 「飛んで火に入るってね!」 |
スペ 「そこだ!」 |
ユーグ 「イテーなコラ。 ぶっ殺すぞ。」 |
スペ 「あらら。」 |
まりあ 「どうしたの?こんな大きな的にも当てられないの?」 |
ツァラン 「えいえいえいえいえいえいえいえい……えい!」 |
ゲオルグ 「君たちが踊るに、音楽は必要かな?」 |
静かに蝶が舞う |
フィルロズ 「もっともっと続けたいな。」 |
フィルロズ 「君を感染源にみんな染めてあげよう。はいぽちっとな。」 |
“ ” 『沢山。すごい。きっと』 |