E n c o u n t e r ! |
祀里 「マツリの前に立ったこと、後悔して」 |
夢の残骸。暗闇に溶ける黒き仮面が、不可視の世界を手探りで這いまわる。 過去は光。マリオネットの糸にして、唯一残った道しるべ。 誰も『イト』から逃れることはできない。 全ての存在は、因果に縫われし編みぐるみにしか過ぎないのだから。 ―――黒より暗き真宵の淵を、進み続ける覚悟はあるか。 |
白い肌に白い髪、金色の眼。 少女はその村でも珍しい色彩をもって生まれた。 村人たちは、それをたいそう不気味に思った。 厄災の前触れであると誰かが言った。 しかし、彼女を殺すことはできなかった。 だれもそれを口にすることができなかった。 代わりに、やはり誰かが言った。 『神への生贄として捧げるべきだ』 ──斯くして少女は、神への供物として育てられたのだ。 少女は疑問を抱くことなく、その日を待ちわびている。 |
メゴロオオザリガニ 「対戦用ロボットがほしい?それならメゴロ精工のB-17!抜群の運動性能!神経反応入力搭載!お値段は……(広告が流れている)」 |
わたし 「それでは、僭越ながら自己紹介と参りましょうか。 __“じぶん、わたし”と言います。わたしは、全ての謎を解き明かす者。 始めましょう。これはわたしだけの__物語なのですから!」 |
祀里 「模擬せん……もぎもぎしたらもぐもぐ……」 |
ディルソ 「よおっし……模擬戦、模擬戦ね!紙の準備は万端っ!痛かったらごめんなさいね?」 |
エーシ 「対人は不慣れでな、よろしく頼む。」 |
ヤルダバオート 「お手柔らかにお願いいたしますわ」 |
九助 「さあ、始めるとしよう…… 」 九助の指先から、うっすらと光る糸が伸びていく。 九助 「小手調……ん? 間違ったかな?」 |
ノアハ 「真剣にやる以上、手は抜かないさ」 |
生贄 「これも、主の思し召しであれば」 |
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ディルソ 「よおっし……模擬戦、模擬戦ね!紙の準備は万端っ!痛かったらごめんなさいね?」 |
メゴロオオザリガニ 「拾ったザリガニを投げるロボ」 |
メゴロオオザリガニ 「このザリガニは特に大きいものロボ なんとなげるロボ」 |
メゴロオオザリガニ 「パパパパパパスワードいいいいいいレレレレ」 |
祀里 「さあ、行こう」 |
生贄 (おちつかなきゃ……) 生贄は目を閉じ、呼吸を整えた。 |
少年少女密室 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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九助PT Chain |
ディルソ 「こうなったら……ってあれ、うまく行かなかった?」 |
メゴロオオザリガニ 「……」 |
ディルソ 「そしてこれも紙飛行機……」 |
九助 「俺の領域に足を踏み入れると、果たしてどうなるのか…… すぐにでも答え合わせをすべきだと思わないか?」 |
ディルソ 「ひとーつ!」 |
九助 「かかったな……?」 |
九助 「超弦理論を知ってるか?」 |
ディルソ 「ふたーつ!」 |
ディルソ 「そしてこれも紙飛行機……」 |
ディルソ 「嗚呼、やっぱそう来ましたね!」 |
ディルソ 「紙飛行機、案外痛いでしょう~?」 |
ディルソ 「っっっ!!ちょっと、力強すぎない?!」 |
ディルソ 「……ふうっ!こんなもんかしら!」 |
ディルソ 「そう……上手く私が仕組んだ罠に嵌って頂戴?」 |
九助 「かかったな……?」 |
ノアハ 「立ち直る隙を与えるな! ここで天秤を動かす!」 |
ノアハ 「大人しくしてもらおう」 |
祀里 「嫌っ!」 |
生贄 「え、えいっ」 |
生贄 「今は、まだその時じゃない……」 |
九助 「それで凌いだつもりか?」 |
ディルソ 「ひとーつ!」 |
エーシ 「繋ぐぞ。」 |
男の影が脈打つ。ぼこぼこと何かが這い出る。 それは標的を捉え、縛り、そして── |
ディルソ 「嗚呼、やっぱそう来ましたね!」 |
ディルソ 「みーっつ」 |
ディルソ 「はい紙飛行機直接目にどーん!」 |
ディルソ 「……ふうっ!こんなもんかしら!」 |
ディルソ 「ひとーつ!」 |
メゴロオオザリガニ 「見せてやるロボ ニンゲンたちのチカラを!」 |
(油とマッチを投げる) |
ディルソ 「ふたーつ!」 |
ディルソ 「神々しい紙飛行機……」 |
ディルソ 「……ふうっ!こんなもんかしら!」 |
祀里 「懐ががら空き!」 |
わたし 「僭越ながら、謎が一つ解けました。」 |
わたし 「あまり浴びすぎると、病気になっちゃうかもしれませんよ?」 |
ノアハ 「下の下だな」 |
祀里 「ぼーっとしてるから、だよ?」 |
少年少女密室 Chain 侵食投射Lv1(1) 列応傷天光Lv1(2) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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九助PT Chain 全侵食火炎Lv1(1) 列復活Lv1(2) |
メゴロオオザリガニ 「……」 |
ディルソ 「ひとーつ!」 |
エーシ 「繋ぐぞ。」 |
生贄 「きゃっ……!」 |
ディルソ 「みーっつ」 |
ディルソ 「神々しい紙飛行機……」 |
ノアハ 「もっと狙いたくなるような人が他にいると思うんだけど」 |
ディルソ 「……ふうっ!こんなもんかしら!」 |
ディルソ 「ひとーつ!」 |
ノアハ 「立ち直る隙を与えるな! ここで天秤を動かす!」 |
ノアハ 「この言葉の前に、悲しみは退け……!」 |
ディルソ 「嗚呼、やっぱそう来ましたね!」 |
エーシ 「あ˝……っは、くそっ。」 |
ノアハ 「第一工程からやり直しか……やれやれ」 |
生贄 「え、えいっ」 |
生贄 「これで、みなさんのお役に……」 |
九助 「それで凌いだつもりか?」 |
九助 「超弦理論を知ってるか?」 |
ディルソ 「よーっつ」 |
ディルソ 「はい紙飛行機どーん!」 |
ディルソ 「……ふうっ!こんなもんかしら!」 |
わたし 「天から降り注ぐ美食の境地!!冷製なので冷たーいですよ!!」 |
ディルソ 「嗚呼、やっぱそう来ましたね!」 |
生贄 「わたしも、あなたと……がんばります」 |
ノアハ 「……さて、はじめるか」 |
ノアハ 「大人しくしてもらおう」 |
生贄 「え、えいっ」 |
生贄 「主よ。どうか、よき友へ癒しを……」 |
ノアハ 「安全圏だな」 |
生贄
「っ……」 生贄は息を切らしている。 |
わたし 「ふむ__小手調べはお終い。現場検証に参りましょうか?」 |
ノアハ 「まあ、こんな早々に決着がつくものではないか」 |
生贄 「まだ……わたし、がんばれます」 |
ディルソ 「ひとーつ!」 |
エーシ 「繋ぐぞ。」 |
エーシ 「そこだッッ」 |
ディルソ 「っっっ!!ちょっと、力強すぎない?!」 |
ディルソ 「あっそこ駄目なとこ!!」 |
ディルソ 「みーっつ」 |
ディルソ 「はい紙飛行機どーん!」 |
ノアハ 「お互い、本気にならないほうがいいと思うんだが?」 |
ディルソ 「……ふうっ!こんなもんかしら!」 |
ディルソ 「こうなったら……ってあれ、うまく行かなかった?」 |
ノアハ 「合わせられるなら、勝手に合わせてくれ」 |
九助 「かかったな……?」 |
ノアハ 「続けて行く!」 |
ノアハ 「災いよ去れ!」 |
ノアハ 「おっと、この辺にしとこう あとが怖い」 |
少年少女密室 Chain 傷投射冥闇Lv1(1) 惨傷天光Lv1(2) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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九助PT Chain 復活Lv1(1) |
ノアハ 「状況は芳しくないなぁ」 |
ディルソ 「こうなったら……ってあれ、うまく行かなかった?」 |
ノアハ 「合わせられるなら、勝手に合わせてくれ」 |
生贄 「わたしも、あなたと……がんばります」 |
生贄 「まだ、終わりません」 |
ノアハ 「攻め時かな」 |
ノアハ 「災いよ去れ!」 |
ノアハ 「ご苦労さん」 |
(ビカッ) |
ディルソ 「ひとーつ!」 |
九助 「かかったな……?」 |
ディルソ 「ふたーつ!」 |
ディルソ 「はいまず此方の企画書でどーん!」 |
ディルソ 「……ふうっ!こんなもんかしら!」 |
エーシ 「繋ぐぞ。」 |
ディルソ 「嗚呼、やっぱそう来ましたね!」 |
メゴロオオザリガニ 「グエー!」 |
ノアハ 「お互い、本気にならないほうがいいと思うんだが?」 |
エーシ 「捉えたッッ!」 |
ディルソ 「っっっ!!ちょっと、力強すぎない?!」 |
エーシ 「ま、こんなもんさ。」 |
ノアハ 「これで帰ってくれないか?」 |
生贄 「おねがい……」 |
ノアハ 「お手を煩わせたようで」 |
少年少女密室 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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九助PT Chain |
ノアハ 「全く、思い知らされるね。己の未熟さってやつを」 |
九助 「……フン」 |
ノアハ 「安全圏だな」 |
ディルソ 「あっそこ駄目なとこ!!」 |
ディルソ 「こうなったら……ってあれ、うまく行かなかった?」 |
ノアハ 「多少は痛い目を見てもらう!」 |
ディルソ 「頼みの綱……っ!!」 |
ディルソ 「ちゃんと自己管理はしないとね」 |
わたし 「よし、これでまだまだ考えられます。」 |
メゴロオオザリガニ 「ススッ」 |
少年少女密室 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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九助PT Chain 治癒Lv1(1) |
わたし 「よし、これでまだまだ考えられます。」 |
ノアハ 「今のは警告だ」 |
わたし 「わあ、現場には被疑者が沢山です。ひとりひとり__調べて行きましょう。」 |
ノアハ 「この辺で一気にけりをつけたいが、 状況がそれを許してくれるかだな」 |
生贄 「もっと……がんばらなきゃ……」 |
メゴロオオザリガニ 「ちょっとあっちで充電してきていいロボ~?」 |
生贄 「あっ……」 |
ディルソ 「嗚呼、やっぱそう来ましたね!」 |
少年少女密室 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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九助PT Chain 治癒Lv1(1) |
生贄 「がんばり、ます……」 |
ディルソ 「はいまず此方の企画書でどーん!」 |
メゴロオオザリガニ 「ススッ」 |
メゴロオオザリガニ 「安全草刈りカッターのパフォーマンスです」 |
エーシ 「捉えたッッ!」 |
ディルソ 「あっそこ駄目なとこ!!」 |
わたし 「ふふ……まだ、まだです。もう少し調べなければ……」 |
エーシ 「まずい、か。 いや、これからだ。巻き返す。」 |
ディルソ 「紙飛行機、案外痛いでしょう~?」 |
九助 「ロック・オン……!」 |
エーシ 「……ッ、」 |
エーシ 「……。」 |
ノアハ 「結果がころころ変わるのは、喜ばしいことではないんだが……」 |
少年少女密室 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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九助PT Chain 治癒Lv1(1) |
ディルソ 「あっそこ駄目なとこ!!」 |
ノアハ 「お互い、本気にならないほうがいいと思うんだが?」 |
ディルソ 「うんうん、此処が弱いのね?」 |
祀里 「一は全、全は一――【花紅柳緑】」 |
ディルソ 「あら、有難う御座います!」 |
九助 「すまない、離脱する」 |
ノアハ 「あの攻撃は驚異だな……」 |
メゴロオオザリガニ 「アア~ッ」 |
ディルソ 「もう!駄目になる前にちゃんと報告しなさいって!」 |
エーシ 「いい感じだな。このまま行こう。」 |
メゴロオオザリガニ 「弊機はそろそろザリガニを探すタスクを実行しないと……」 |
ディルソ 「うんうん、此処が弱いのね?」 |
ノアハ 「それ、やめてもらいたいなぁ、ほんと」 |
ノアハ 「やられた!? いや待て、こういう時の行動が魔導書に書いてある……」 |
ノアハ 「おっと、帰る前に言い忘れたことがあった」 |
ノアハ 「やられた!? いや待て、こういう時の行動が魔導書に書いてある……」 |
メゴロオオザリガニ 「アア~ッ」 |
ディルソ 「もう!駄目になる前にちゃんと報告しなさいって!」 |
ディルソ 「早退しま~す」 |
メゴロオオザリガニ 「アア~ッ」 |
エーシ 「捉えたッッ!」 |
生贄 「きゃっ……!」 |
少年少女密室 Chain | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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九助PT Chain 治癒Lv1(1) |
メゴロオオザリガニ 「ススッ」 |
メゴロオオザリガニ 「安全草刈りカッターのパフォーマンスです」 |
エーシ 「……ッ、」 |
ディルソ 「あら、有難う御座います!」 |
メゴロオオザリガニ 「ススッ」 |
少年少女密室 Chain | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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九助PT Chain 治癒Lv1(1) |
生贄 「例えこの身が亡ぼうとも、祈り続けます」 |
メゴロオオザリガニ 「メゴロ精工のパフォーマンスです 危険はありません」 |
メゴロオオザリガニ 「ススッ」 |
メゴロオオザリガニ 「安全草刈りカッターのパフォーマンスです」 |
生贄 「きゃっ……!」 |
エーシ 「捉えたッッ!」 |
メゴロオオザリガニ 「グエー!」 |
祀里 「いや、やめて、また死ぬのは嫌……!」 |
メゴロオオザリガニ 「ア゛~~~~!!!弊機を壊したらそれなりに財布に負担をかけてやるロボ~~~!!」 |
メゴロオオザリガニ 「メゴロ精工のパフォーマンスです 危険はありません」 |
祀里 「嫌っ!」 |
生贄 「役目は、果たされたでしょうか……」 |
メゴロオオザリガニ 「アア~ッ」 |
メゴロオオザリガニ 「ススッ」 |
メゴロオオザリガニ 「グエー!」 |
メゴロオオザリガニ 「グエー!」 |
少年少女密室 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||
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九助PT Chain 治癒Lv1(1) |
メゴロオオザリガニ 「賠償請求してやるロボ~!!!」 |
メゴロオオザリガニ 「器物損壊で訴えてやるロボ~!」 |
わたし 「ええ、これにて解明__なんて、ね。」 |
祀里 「祀里たちの勝ちだね!」 |
ディルソ 「お疲れさまでした、御手合せ感謝します!」 |
エーシ 「案外いけるものだ。 お疲れ様。」 |
ヤルダバオート 「ごきげんよう」 |
九助 「やれやれ、これでは割に合わん」 |
ノアハ 「お疲れ様、まあまあいい経験になったよ」 |
生贄 「い、痛い……」 |
メゴロオオザリガニ 「アーッよくありません!軽作業用アンドロイドへの暴行はやめるのです!」 |
ディルソ 「あらっ!ちょっと、もうちょっと優しくしてくれませんー?!」 |