逸れ桃娘 蜜桃(Pn130)
No.vi-『恋人』 ラヴィちゃん(Pn130)
夢の向こう側からやってきた猫と使い魔 ラムネ(Pn341)
悲願華の魔女 まりあ(Pn341)
ぼんよりまほーつかい ネムム(Pn341)
深海の水竜姫 ミィリス(Pn341)
ハーバリスト バニラ(Pn341) 蜜桃「ご機嫌麗しく。どのような貴人か存じ上げませんが、 わたくし、あなた様のものではないの。」 蜜桃「主上のものでしてよ。ですので、どうかお控えくださいな。」 |
| [ ・・・ E V E N T ・・・ ] あなたの処へ連れてこられたのは、生気のない手枷をはめられた少女。 ![]() 警戒しているのか、状況が分かっていないのか あなたの方を見ず、きょろきょろとあたりを見回している。 少女を連れてきた介添人たちが明示する少女の罪状は、おびただしい量の殺人罪だ。少女の姿を借りたこのアンデットは、どこか別の星の、死刑囚であるらしい。 少女はいつしかあなたを見、うつろにぽつりとつぶやいた。空筒に風が吹き抜けたかのような、ひゅるりと寒々しい、恐ろし気な男の声だった。 《 デッドエンド は 好きか? 》 |
| ――どこからか歓声と、ポップソングのイントロが聞こえる―― |
まりあ「縦斬り横斬り、どっちが好みかしら?」 |
ネムム「……そろそろかな」 コルク「そのようだ」 【ネムムとコルクはゆったりとした動作で相手に視線を向ける】 ![]() 【それと同時に宝玉内に光の文様が一瞬流れた】 |
蜜桃「お手柔らかにお願いいたしますね? こんなところで倒れてしまえば、わたくし、務めを果たせませんもの。」 |
【拘束が解かれる】 【寒々しい 不吉な風】 【亡者たちのコーラス】 【金属的な馬蹄の音】 悲しむものに死を. 栄えるものに死を. 病めるものに死を. 産声上げし命御霊に約束を. 私の名は死. お前が享受する日々の全ての収穫者 【ⅩⅢ.死】
|

――――準備はできている。そう合図を送った。 |

「日々の鍛錬の成果、実践といこうか」 |

ラムネ「よろしく、どうぞお手柔らかに♪」 |
まりあ「お手合わせ、お願いしまーす」 |
ネムム「……準備終わり 」 コルク「では始めるか」 |

ミィリス「模擬戦闘ですか…まあほどほどに頑張らせて頂きましょう。」 |

バニラ「模擬戦、ってどんな感覚なのかな?」 |

《酒をくれ 脳が溶けて崩れるような》 |
ラヴィちゃん「ねぇ、ほら――もっと、ラヴィちゃんに、夢中になって?」 |
ラヴィちゃん「もっともっと、まだ足りないの。 ――好き、って、言って?」 |
「――――大丈夫。今日もきっと、予定通りだ。 今日が終わってしまう前に、始めよう。」 |

ネムム「……こなかった 」 |
ラムネ「かがみよかがみ、ラムネにちからをかして♪」 |
まりあ「黒の刃は無限に舞い踊る!」 |
まりあ「こんな感じでいいのかしら?」 |
コルク「このカードの能力は俺の力に近いか」 |

ミィリス「どうしました?手加減などいりませんよ?」 |
ミィリス「備えておいて損はないでしょう。」 |
【アクゼール】 酔っぱらいアクゼール 千鳥足 右に2.3歩 左に6歩 近づく遠のく帰り道 人影のない暗がりで 目つきの暗い男とぶつかる 舌打ちしたか されたんだったか 悪夢を見ている酔いの中 覚めなきゃ一寸はマシだった 下水道に流れてく 自分のゲロと眼玉を見たんだってさ アクゼール レンガで顔面カチ割られ めでた死 めでた死 |

| 蜜桃PT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| ラムネPT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ラヴィちゃん「“喉が乾いたら水を飲むように 眠たくなったら寝るように どうすればいいか 言わなくてもわかるでしょ?”」 |
ラムネ「あきだから、いがぐりをぽいぽいっ♪」 |
バニラ「えっと、これでいいんだっけ。ハーブと魔力の配合、合ってたかな?」 |


*おおっと* |

無造作に剣を振り下す! |
まりあ「なかなかやるじゃない!」 |
ミィリス「…?(あれ??おかしいですね?)」 |
《棺のカードが裏返る》 |

「少し、風が強いな?」 |
蜜桃「どうかゆっくり、ご覧になって?」 |
《泣き止むな、それだけに集中しろ》 |

《ひらり》 |
《オレとおんなじ 地獄まで堕ちてきておくれよ》 |

ひとふりのナイフを地に突き立てた。 |
ラヴィちゃん「ミュージック、スタート♪」 |
ラヴィちゃん「“どうか どうか 隠しはしないで あなたの気持ちを 確かめさせて”」 |
押し殺された呼吸の音。 |
手札から一枚のカードを引き抜いた。 |

その人影が揺らぐ。帽子をかぶり直した。 |
バニラ「こっちは、どうなるかな?」 |


一瞥する。 |
無造作に剣を振り下す! |
ミィリス「一斉攻撃です。…皆さんいきますよ!!」 |
ネムム「……始まり」 |
ネムム「……カードの能力を発動。爽やかな味わい」 |

心をかき乱す怪鳥の歌が響く。 |
《棺のカードが裏返る》 |

《きなよ、お嬢―――ーちゃん》 |
【バチカ】 花嫁バチカ 養鶏場の娘っこ 鶏の糞と羽根にまみれた村一番の悪臭女 鼻をつまんでちらと見やると 潰れた鼻がなんとも醜い女だった けれどもバチカは村一番清い心の持ち主だった たおれた花に手を添えて なめくじのようなつまらないものに 水を分けてやる娘だった わたしは毎晩あらゆる神に祈った お前が幸福になるように お前のような徳の高いものが 幸福にならねばうそではないか 花嫁バチカ 領主に見初められ 雲の上に婚姻に行った めでた死 めでた死 |

《ひらり》 |
まりあ「どうしたの?こんな大きな的にも当てられないの?」 |
《オレとおんなじ 地獄まで堕ちてきておくれよ》 |

| 蜜桃PT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| ラムネPT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(ハートのエフェクトが飛び散る――ファンサービスだ!) |
「!」 |
ネムム「……始まり」 |
真一文字に薙ぎ払う! |
まりあ「なかなかやるじゃない!」 |
ネムム「……繋げるよ」 |
ネムム「……カードの能力を発動。爽やかな味わい」 |

ネムム「……一息 」 コルク「うまく繋げたか?」 |
心を惑わす妖魔の歌が聴こえる。 |
《棺のカードが裏返る》 |

《きなよ、お嬢―――ーちゃん》 |

《俺の期待に答えてくれ》 |

ネムム「……乱れた 」 |
《オレとおんなじ 地獄まで堕ちてきておくれよ》 |

ネムム「……場が温まってきた? 」 コルク「溜めるか放つか、見極めなければ」 |
「。 」 |
コルク「……感謝する」 |
バニラ「ありがとう、凄いね。」 |
ミィリス「一斉攻撃です。…皆さんいきますよ!!」 |
目にも止まらぬ二連撃! |
ネムム「……繋げるよ」 |
ネムム「……カードの能力を発動。爽やかな味わい」 |

コルク「外したか」 |
その手にある刃で受け止めた。 |
ミィリス「これはどうです?」 |

《棺のカードが裏返る》 |

ラヴィちゃん「ミュージック、スタート♪」 |
(ハートのエフェクトが飛び散る――ファンサービスだ!) |
《きなよ、お嬢―――ーちゃん》 |
【バチカ】 花嫁バチカ 養鶏場の娘っこ 鶏の糞と羽根にまみれた村一番の悪臭女 鼻をつまんでちらと見やると 潰れた鼻がなんとも醜い女だった けれどもバチカは村一番清い心の持ち主だった たおれた花に手を添えて なめくじのようなつまらないものに 水を分けてやる娘だった わたしは毎晩あらゆる神に祈った お前が幸福になるように お前のような徳の高いものが 幸福にならねばうそではないか 花嫁バチカ 領主に見初められ 雲の上に婚姻に行った めでた死 めでた死 |

《オレとおんなじ 地獄まで堕ちてきておくれよ》 |

| 蜜桃PT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| ラムネPT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ネムム「……ちょっとあぶない? 」 コルク「さてどうなるか……」 |
コルク「……感謝する」 |
ネムム「……心地良い 」 |
バニラ「ありがとう、凄いね。」 |
バニラ「ありがとう、凄いね。」 |
ミィリス「一斉攻撃です。…皆さんいきますよ!!」 |
ネムム「……始まり」 |
ネムム「……カードの能力を発動。濃厚な味わい」 |

ネムム「……良い流れ 」 |
ネムム「……そっちだった 」 |
ミィリス「まとめて凍えちゃいなさい!」 |

《ひらり》 |
《俺の期待に答えてくれ》 |

コルク「……感謝する」 |
バニラ「ありがとう、凄いね。」 |
無造作に剣を振り下す! |
まりあ「会心の一撃!」 |
ネムム「……カードの能力を発動。濃厚な味わい」 |

ミィリス「これはどうです?」 |

| 蜜桃PT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| ラムネPT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ラヴィ「“あなたに恵みを 私の想いを 届け、届けと 今、希う。”」 |
《大変だ お前のこと好きになってきたよ。生かしてはおけない》 |
コルク「……感謝する」 |
まりあ「攻撃魔術は得意じゃないけど……」 |
ミィリス「うぎゃーッ!何するんですかーッ!?」 |
ミィリス「え、待ってそれは勘弁し…痛ッ!?」 |
| 蜜桃PT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| ラムネPT Chain 傷氷水Lv1(1) 列傷氷水Lv1(2) 傷天光Lv1(3) 傷冥闇Lv1(4) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

コルク「相手の動きは大分分かってきたな 」 ネムム「……うん」 |
ミィリス「(そろそろ本気でいった方が良さそうですね…)」 |
ラヴィちゃん「“散り際が美しい? そんなの嘘にする 咲き誇ればもう 釘付けでしょ、ねぇ?”」 |
ミィリス「うぎゃーッ!何するんですかーッ!?」 |
《ひらり》 |
ネムム「……始まり」 |
ネムム「……カードの能力を発動。鮮やか甘酸っぱい」 |

ミィリス「動かないで下さい、今押し流してあげますから。」 |
ネムム「……まだ繋げるよ」 |
ネムム「……カードの能力を発動。宝石の輝き」 |

コルク「ちょうどいい位置だ」 |
ミィリス「沈めてあげましょう。」 |

コルク「では引き継ごう」 |
ネムム「……カードの能力を発動。宝石の輝き」 |

ネムム「……たくさんの繋がり 」 コルク「6連鎖目か」 |
ネムム「……カードの能力を発動。魅惑の香り」 |

ネムム「……一息 」 コルク「うまく繋げたか?」 |
| 蜜桃PT Chain 治癒Lv1(1) 治癒Lv1(2) 治癒Lv1(3) 治癒Lv1(4) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| ラムネPT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
まりあ「ここからが本当の地獄よ?」 |
「…………。」 |
ミィリス「え、待ってそれは勘弁し…痛ッ!?」 |

《大変だ お前のこと好きになってきたよ。生かしてはおけない》 |
蜜桃「どうかゆっくり、ご覧になって?」 |
ラヴィちゃん「あはっ♪ ありがとぉ♡」 |

《大変だ お前のこと好きになってきたよ。生かしてはおけない》 |
ラヴィちゃん「あはっ♪ ありがとぉ♡」 |
ラヴィちゃん「あはっ♪ ありがとぉ♡」 |
ミィリス「待ちなさい、当たらないじゃないですか。」 |
《ああ この女も変え時か》 |
「――――……――……。 」 |
「!」 |
| 蜜桃PT Chain | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| ラムネPT Chain | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
蜜桃「ああ、困りましたわ。困りました……。」 |
コルク「(際どいが退く準備はしておこう)」 |
まりあ「うふふ、効くでしょう?」 |
コルク「ちょうどいい位置だ」 |
果肉の潰れるような音。 |
蜜桃「まあ、もしかしてこれが苦手でした? 」 |
ミィリス「うぐえぇぇぇ…もうやだ…。」 |
まりあ「無茶しないで、下がってなさい!」 |
ネムム「……また後で 」 |
バニラ「大丈夫?あとで効く薬を処方してあげるね。」 |
まりあ「……そろそろ限界ね」 |
| 蜜桃PT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| ラムネPT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
意味のない言葉と囁き声。 |
「中々素早いな」 |
コルク「ちょうどいい位置だ」 |
| 蜜桃PT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| ラムネPT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「――――……あ、……――――……。」 |
コルク「ちょうどいい位置だ」 |
「!」 |
| 蜜桃PT Chain | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| ラムネPT Chain | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ラヴィちゃん「……あーぁ。疲れちゃった」 |
「!」 |
ネムム「……まんなかぐらい? 」 コルク「そんなところだ」 |
「……撤退する」 |
まりあ「うふふ、効くでしょう?」 |
果肉の潰れるような音。 |
果肉の潰れるような音。 |
まりあ「あ、痛ぁっ!」 |
| 蜜桃PT Chain | ||||||||||||||||||||||||||
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| ラムネPT Chain | ||||||||||||||||||||||||||
果肉の潰れるような音。 |
果肉の潰れるような音。 |
まりあ「うふふ、効くでしょう?」 |
果肉の潰れるような音。 |
溢れる。こぼれる。桃の香りが立つ。 |
蜜桃「もったいない事を……。 あら、間違いがあって?血が毀れてしまうと、もったいないですわ。」 |
人影は崩れ去った。もうそこに姿はない。 |
「……もう少し、頭を使うべきだっただろうか」 |
ラムネ「お手合わせ、ありがとう。またよろしく♪」 |
まりあ「まぁ、ざっとこんなものね」 |
ネムム「……よくできました 」 コルク「また一つ足跡ができたか」 |
ミィリス「お疲れ様です。こんなところでしょうか?」 |
バニラ「うまくいったわね。」 |