E n c o u n t e r ! |
夢の残骸。暗闇に溶ける黒き仮面が、不可視の世界を手探りで這いまわる。 過去は光。マリオネットの糸にして、唯一残った道しるべ。 誰も『イト』から逃れることはできない。 全ての存在は、因果に縫われし編みぐるみにしか過ぎないのだから。 ―――黒より暗き真宵の淵を、進み続ける覚悟はあるか。 |
『お願い、私はただ眠っていたいだけなの』 ―― あなたが私の領域≪夢≫を侵すと言うのならば…… ―― 『私が棄てた現実を、私の夢を否定した人々の住まう場所なんて、見たくないから』 ―― ならば、私もそれ相応の対応をさせて貰うとしようか ―― 『帰って、私の前からいなくなって』 |
探偵は、まるで一度そのシーンを見ていたかのように予言した。 |
――どこからか歓声と、ポップソングのイントロが聞こえる―― |
ヤルダバオート 「お手柔らかにお願いいたしますわ」 |
ディルソ 「よおっし……模擬戦、模擬戦ね!紙の準備は万端っ!痛かったらごめんなさいね?」 |
エーシ 「対人は不慣れでな、よろしく頼む。」 |
わたし 「それでは、僭越ながら自己紹介と参りましょうか。 __“じぶん、わたし”と言います。わたしは、全ての謎を解き明かす者。 始めましょう。これはわたしだけの__物語なのですから!」 |
九助 「さあ、始めるとしよう…… 」 九助の指先から、うっすらと光る糸が伸びていく。 九助 「小手調……ん? 間違ったかな?」 |
代理ちゃん 「えーっと……お手柔らかにおねがいしますよーっと」 |
クォート 「どーも。予言探偵のクォートです。 俺はただ予測するだけだ。予防線は張っておく、どう動くかは──自分で判断しろ」 |
クーリエルフィ 「さてさて、開幕にございます。良き時間となりますように。」 |
わたし 「ンッ……痛くない腹を探っても意味なんてないのに……」 |
ラヴィちゃん 「ねぇ、ほら――もっと、ラヴィちゃんに、夢中になって?」 |
ラヴィちゃん 「もっともっと、まだ足りないの。 ――好き、って、言って?」 |
ヤルダバオートPT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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夢に微睡む迷子 Chain |
九助 「俺の領域に足を踏み入れると、果たしてどうなるのか…… すぐにでも答え合わせをすべきだと思わないか?」 |
ラヴィちゃん 「ミュージック、スタート♪」 |
クォート 「奇術師が右手を出したら、左手を見ろ」 |
ラヴィちゃん 「“喉が乾いたら水を飲むように 眠たくなったら寝るように どうすればいいか 言わなくてもわかるでしょ?”」 |
ディルソ 「こうなったら……ってあれ、うまく行かなかった?」 |
ディルソ 「そしてこれも紙飛行機……」 |
男の影が脈打つ。ぼこぼこと何かが這い出る。 それは標的を捉え、縛り、そして── |
九助 「かかったな……?」 |
クォート 「どうしたァ、切り身が泳いでるみたいな顔してんな?」 |
九助 「甘いな」 |
九助 「超弦理論を知ってるか?」 |
ディルソ 「はい紙飛行機直接目にどーん!」 |
わたし 「僭越ながら、謎が一つ解けました。」 |
エーシ 「繋ぐぞ。」 |
わたし 「二つ。非日常が“此方”に近づいてくる。」 |
わたし 「あまり浴びすぎると、病気になっちゃうかもしれませんよ?」 |
わたし 「真実は、常にわたしが知っている。知ろうとするから、ね。」 |
クーリエルフィ 「──それでは、ご覧あれ」 |
代理ちゃん 「えっとー」 |
クォート 「食らえ!」 |
エーシ 「がっ……く、そ、まだまだ……!」 |
ラヴィちゃん 「“どうか どうか 隠しはしないで あなたの気持ちを 確かめさせて”」 |
代理ちゃん 「ハイドレンジアー」 |
クーリエルフィ 「如何でしたか?」 |
ヤルダバオートPT Chain 惨傷天光Lv1(1) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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夢に微睡む迷子 Chain |
ディルソ 「こうなったら……ってあれ、うまく行かなかった?」 |
エーシ 「そこだッッ」 |
クォート 「覚えてろ……後で桜餅の葉っぱだけ食わすかんな!」 |
わたし 「ふむ__小手調べはお終い。現場検証に参りましょうか?」 |
ラヴィちゃん 「ミュージック、スタート♪」 |
(ハートのエフェクトが飛び散る――ファンサービスだ!) |
代理ちゃん 「シアンー」 |
ラヴィ 「“あなたに恵みを 私の想いを 届け、届けと 今、希う。”」 |
クォート 「ああ、悪ィな」 |
ディルソ 「紙飛行機、案外痛いでしょう~?」 |
エーシ 「捉えたッッ!」 |
次は……もう少し、力を込めて。 |
クーリエルフィ 「──それでは、ご覧あれ」 |
代理ちゃん 「うーん」 |
クーリエルフィ 「如何でしたか?」 |
ヤルダバオートPT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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夢に微睡む迷子 Chain |
ディルソ 「えええ~~~避けないでッて!!」 |
エーシ 「がっ……く、そ、まだまだ……!」 |
クーリエルフィ 「──それでは、ご覧あれ」 |
代理ちゃん 「うーん」 |
代理ちゃん 「ねむ……」 |
クーリエルフィ 「如何でしたか?」 |
クォート 「食らえ!」 |
ディルソ 「はい紙飛行機どーん!」 |
ありがとう、お代は勿論タダですよね? |
ヤルダバオートPT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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夢に微睡む迷子 Chain |
クーリエルフィ 「暖かき声援に感謝を。」 |
クォート 「ふふーん、いいメガネ屋紹介してやろうかァ?」 |
ディルソ 「あら、有難う御座います!」 |
代理ちゃん 「もしかして苦手分野ってやつ?そんな顔してるもんね」 |
ヤルダバオートPT Chain 傷斬払Lv1(1) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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夢に微睡む迷子 Chain |
エーシ 「まずい、か。 いや、これからだ。巻き返す。」 |
クォート 「実家の庭にミント植えてやろうかこの野郎……!」 |
ディルソ 「嗚呼、やっぱそう来ましたね!」 |
九助 「かかったな……?」 |
九助 「超弦理論を知ってるか?」 |
九助 「甘いな」 |
ディルソ 「こうなったら……ってあれ、うまく行かなかった?」 |
わたし 「わあ、現場には被疑者が沢山です。ひとりひとり__調べて行きましょう。」 |
クォート 「食らえ!」 |
ディルソ 「っっっ!!ちょっと、力強すぎない?!」 |
九助 「……フン」 |
ディルソ 「あら、有難う御座います!」 |
ディルソ 「頼みの綱……っ!!」 |
ディルソ 「ちゃんと自己管理はしないとね」 |
エーシ 「いってェな………! お返しだッッ!!」 |
エーシ 「……ッ、」 |
代理ちゃん 「うーん」 |
クォート 「ああ、悪ィな」 |
代理ちゃん 「えっとー」 |
代理ちゃん 「一撃で仕留めるには至らないでしょうけども……ね!」 |
わたし 「……やめて。わたし、アレを思い出しておかしくなりそうです。アレ。」 |
代理ちゃん 「今の……誰か数えてた?後で数教えといて」 |
ヤルダバオートPT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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夢に微睡む迷子 Chain |
わたし 「ふふ……まだ、まだです。もう少し調べなければ……」 |
ディルソ 「私Dilsodia系列を運営しておりますディルソと申します!」 |
ディルソ 「えええ~~~避けないでッて!!」 |
エーシ 「……ッ、」 |
わたし 「謝礼は省かせていただきます!」 |
クーリエルフィ 「タネも仕掛けも、ございません。」 |
代理ちゃん 「あーっ、そういうことするー」 |
本命はどちらですか? |
ディルソ 「もう!駄目になる前にちゃんと報告しなさいって!」 |
エーシ 「無理はするな。退け。」 |
わたし 「ま、探偵の目の前で事件を起こすなんて大胆不敵!」 |
九助 「下がっていろ」 |
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夢に微睡む迷子 Chain |
代理ちゃん 「この調子でよろしく頼んますよ」 |
ディルソ 「紙飛行機、案外痛いでしょう~?」 |
代理ちゃん 「飲みます?」 |
代理ちゃん 「飲みます?」 |
クーリエルフィ 「暖かき声援に感謝を。」 |
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夢に微睡む迷子 Chain |
クーリエルフィ 「おやおや、乱暴にされては困りますね。」 |
クォート 「覚えてろ……後で桜餅の葉っぱだけ食わすかんな!」 |
ディルソ 「あっそこ駄目なとこ!!」 |
エーシ 「ぐ、そろそろ……きついな………。」 |
代理ちゃん 「あーしんど」 |
クォート 「食らえ!」 |
クォート 「どうしたァ、切り身が泳いでるみたいな顔してんな?」 |
クォート 「覚えてろ……後で桜餅の葉っぱだけ食わすかんな!」 |
ヤルダバオートPT Chain | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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夢に微睡む迷子 Chain |
ディルソ 「紙飛行機、案外痛いでしょう~?」 |
わたし 「やりますね!さて、次はそれを考慮して。」 |
わたし 「嗚呼!面白い!これだから未知を解くのはやめられないのですよォッ!!」 |
ヤルダバオートPT Chain | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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夢に微睡む迷子 Chain |
わたし 「ンッ……痛くない腹を探っても意味なんてないのに……」 |
ラヴィちゃん 「“散り際が美しい? そんなの嘘にする 咲き誇ればもう 釘付けでしょ、ねぇ?”」 |
九助 「ロック・オン……!」 |
ディルソ 「っっっ!!ちょっと、力強すぎない?!」 |
ディルソ 「早退しま~す」 |
エーシ 「無理はするな。退け。」 |
わたし 「ま、探偵の目の前で事件を起こすなんて大胆不敵!」 |
九助 「下がっていろ」 |
エーシ 「がっ……く、そ、まだまだ……!」 |
エーシ 「……すまない、撤退する。」 |
わたし 「ま、探偵の目の前で事件を起こすなんて大胆不敵!」 |
九助 「下がっていろ」 |
わたし 「いたたッ……!これじゃあ推理なんてやってられませ〜ん!!」 |
九助 「下がっていろ」 |
ヤルダバオートPT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||
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夢に微睡む迷子 Chain |
代理ちゃん 「しぬ……」 |
九助 「すまない、離脱する」 |
ヤルダバオート 「あらあら……」 |
ディルソ 「あらっ!ちょっと、もうちょっと優しくしてくれませんー?!」 |
エーシ 「い、っつつ……うーん、あそこでこう……。」 |
わたし 「わあ、手加減は__してくれないのですね。」 |
九助 「やれやれ、これでは割に合わん」 |
代理ちゃん 「あっ、終わった感じです?そいじゃ帰ろうかね」 |
クォート 「そして誰もいなくなった、ってな」 |
クーリエルフィ 「これにて閉幕、お楽しみいただけましたか?」 |