探偵は、まるで一度そのシーンを見ていたかのように予言した。 |
「………」 |
とん、たたんと爪先が地面を叩く軽やかな音。 くるり手元で回転させるは魔法の鉄鍋。 青い瞳をきらめかせ、半獣の少女はからりと笑った。 「いらっしゃいませ、なーんてね?」 |
【銃を構え、雰囲気が変わる・・・そして女の力が吹き上がったッ!】 ジョーカー 「さて・・ひとつやりますか」 |
ヤマツ 「あぁ忌々しい。地獄の釜で熔(と)け落ちよ」 |
誰にも知覚されない死角── もしかすると、彼女が『いるかもしれない』場所に、 幻術士は、音もなく現れていた。 ■■■■ 「こんにちは、こんばんは。 始めまして、お久しぶり。 教えてくれるかい、<ruby><rb>わたしの名前</rb><rp>(</rp><rt>・・・・・・</rt><rp>)</rp></ruby>を」 |
クォート 「どーも。予言探偵のクォートです。 俺はただ予測するだけだ。予防線は張っておく、どう動くかは──自分で判断しろ」 |
「………」 |
七味 「お手柔らかにお願いしまーす?」 |
ツァラン 「“模擬戦”? なんのために?」 |
ジョーカー 「風穴を開けられたい人から前に出なさい サービスするわよ?」 |
ヒグルマ 「腕試しというものですね、受けて立ちましょう!」 |
ヤマツ 「我はヤマツなり。 “哲学者”のカード。“隠者”のアルカナの裏。 」 ヤマツ 「────自由に使うがいい…… 愚者より愚かな隠者ども」 |
エアリス 「訓練とはいえ、君たちもいちいち暇だねぇ」 |
ガモリ 「誰ですか!?」 |
ジョーカー 「わたしにすら当てられないなんてね 出直しなさい」 |
ヤマツ 「────その立ち位置で本当に良いのかね?」 |
エアリス 「カードには裏表があるんだ、そうだよね?」 奇術師がカードを構え、一振り。 いつの間にか、重なるように2枚目のカードが現れている。 |
ツァラン 「厄介なことになりましたね。」 |
QED Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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空気の行く先 Chain |
クォート 「食らえ!」 |
ヒグルマ 「焼けるような日差し、お見舞いします!」 |
ヒグルマ 「この熱気、あなたはどこまで立っていられますか…!」 |
ヤマツ 「────では、こちらも」 |
ガモリ 「よし来た!」 |
ガモリ 「よしっ」 |
「………」 |
ヒグルマ 「まだまだ!」 |
ヒグルマ 「燃える炎よ!」 |
ヤマツ 「こんなものか……」 |
QED Chain 傷投射Lv1(1) 傷突刺Lv1(2) 傷天光Lv1(3) 傷火炎Lv1(4) 傷氷水Lv1(5) 傷殴打Lv1(6) 連刳傷投射Lv1(7) 傷冥闇Lv1(8) 傷突刺Lv1(9) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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空気の行く先 Chain 傷天光Lv1(1) 傷火炎Lv1(2) 傷投射Lv1(3) 列傷火炎Lv1(4) 傷冥闇Lv1(5) |
クォート 「奇術師が右手を出したら、左手を見ろ」 |
ジョーカー 「追撃のセカンドブリット!」 |
【ライフルの銃身を相手に突きたてようと突撃するポニテ】 ジョーカー 「遠距離型だと油断してんじゃないわよ! ハァァァァアア!!」 |
「………」 |
ツァラン 「えいえいえいえい!」 |
ツァラン 「冷ましてあげましょうか?」 |
ジョーカー 「幸運のセブンスブリット!」 |
【放たれた弾丸が自在に軌道を変え、何度も襲いかかる】 ジョーカー 「これが魔弾 なめるんじゃないわよ?」 |
ジョーカー 「あら?ここが弱いの? それじゃ追加で持っていきなさい!」 |
ヤマツ 「ぐぐっ……!」 |
「………」 |
「………」 |
ツァラン 「えいえいえいえいえいえいえいえい……えい!」 |
ツァラン 「せいっ!」 |
ツァラン 「すみません。」 |
(指パッチンのアイコン
It`s show time! |
興味深いねぇ。 少しだけ、君の記憶を覗かせてくれるかい? |
きみの血は、何色なのだろうね。 |
ヒグルマ 「油断大敵!」 |
ヒグルマ 「靡く炎よ!」 |
ヒグルマ 「入った!!」 |
ジョーカー 「く・・ぁっ・・いい当たりじゃない やるわね」 |
5'th chain!! |
エアリス 「まっくらやみの中に、ご招待。 残念ながら、拒否権はないんだ」 |
ヒグルマ 「感謝します!」 |
ヤマツ 「………………ありがとう」 |
「………」 |
ジョーカー 「よし、温まってきたわ ほら、かかってきなさいな」 |
ヤマツ 「手間ばかりかけさせてくれるな」 |
エアリス 「んー、目が覚めてきたよ。」 |
ジョーカー 「く・・ぁっ・・いい当たりじゃない やるわね」 |
ガモリ 「グエッ」 |
QED Chain 傷火炎Lv1(1) 遠刳傷投射Lv1(2) 傷冥闇Lv1(3) 治癒Lv1(4) 連傷投射Lv1(5) 傷冥闇Lv1(6) 列治癒Lv1(7) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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空気の行く先 Chain 列応傷火炎Lv1(1) 傷冥闇Lv1(2) 傷天光Lv1(3) 傷斬払Lv1(4) 惨応傷火炎Lv1(5) 傷冥闇Lv1(6) |
クォート 「実家の庭にミント植えてやろうかこの野郎……!」 |
七味 「ナイスヒット?」 |
ガモリ 「グエッ」 |
ヒグルマ 「いざ、参ります!」 |
ヒグルマ 「猛り靡く炎よ!」 |
2'nd chain!! |
エアリス 「まっくらやみの中に、ご招待。 残念ながら、拒否権はないんだ」 |
エアリス 「……ふふ、可愛いねぇ」 |
ガモリ 「お、いい感じ?」 |
「………」 |
ヒグルマ 「電光石火!」 |
ヒグルマ 「猛り交わる二色の炎よ!」 |
ヒグルマ 「入った!!」 |
クォート 「いてっ、何すんだこのトゲアリトゲナシトゲトゲ!」 |
ヒグルマ 「これが陽光の力です!」 |
ヒグルマ 「入った!!」 |
「………」 |
6'th chain!! |
エアリス 「喰らい尽くされないように、気を付けてね。 私もそこまでは望んじゃあいないけど、 残念ながら制御が効かないんだ。」 |
ガモリ 「ふぅ」 |
ヒグルマ 「旭日昇天!!」 |
ヒグルマ 「貫き交わる二色の光よ!」 |
ヒグルマ 「見よ、これが我らの神技!溢るる ”太陽”の理力、その奔流の一端よ!!」 |
「………」 |
ジョーカー 「くっ・・まだよ まだ踏ん張れる 引き金に指はついてるもの」 |
ガモリ 「よし来た!」 |
(指パッチンのアイコン
It`s show time! |
エアリス 「痛いのは一瞬だけだからね、逃げないで欲しい」 |
ヒグルマ 「感謝します!」 |
ヤマツ 「………………ありがとう」 |
ガモリ 「終わりっ!」 |
ヤマツ 「どうした?愉快な顔をしているぞ」 |
『かなしいことが ありました』 『だれも おおくは かたりません』 『ただ』 『それをみたひとびとは くちをそろえていうのです』 『魔女をころせ 魔女をころせ 魔女をころせ』 |
エアリス 「済まないね、きみの精神、刈り取らせてもらうよ」 |
QED Chain 傷火炎Lv1(1) 遠刳傷投射Lv1(2) 傷冥闇Lv1(3) 治癒Lv1(4) 連傷投射Lv1(5) 傷冥闇Lv1(6) 列治癒Lv1(7) 列刳傷投射Lv1(8) 傷心冥闇Lv1(9) 治癒Lv1(10) 治癒Lv1(11) 治癒Lv1(12) 列傷冥闇Lv1(13) 治癒活気Lv1(14) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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空気の行く先 Chain |
ジョーカー 「先陣は私が切らせてもらうわよ!」 |
七味 「エンジンかけていくよ?」 |
ジョーカー 「追撃のセカンドブリット!」 |
【壁で弾が跳ね、不規則なタイミングで相手を狙う】 ジョーカー 「ほら!もっと注意しないと避けきれないわよ? ほらほらほらほら!」 |
ジョーカー 「いい当たり・・私の魔弾からは逃げられないのよ?」 |
エアリス 「ほ、骨が折れるよ、文字通り」 |
「………」 |
ツァラン 「えいえいえいえい!」 |
ツァラン 「大丈夫です。生きているなら。」 |
ジョーカー 「生き返るわー・・なによ まだわたしは若いわよ?」 |
ジョーカー 「乱撃のフィフスブリット!」 |
【撃ち込んだ弾道と寸分違わず二射目が撃ち込まれる】 ジョーカー 「替え玉一丁ってね おなか一杯でも喰らってもらうわよ」 |
ジョーカー 「あら?ここが弱いの? それじゃ追加で持っていきなさい!」 |
「………」 |
ツァラン 「えいえいえいえいえいえいえい!」 |
七味 「もっともっと頑張る」 |
ジョーカー 「生き返るわー・・なによ まだわたしは若いわよ?」 |
ジョーカー 「無のエイスブリット!」 |
【敵陣の中心に舞い降り、反撃など気にも留めずにライフルを掃射する】 ジョーカー 「ふふふ・・・燃えてきたわ 色んな場所を吹っ飛ばしてあげる!」 |
「………」 |
「………」 |
ツァラン 「えいえいえいえいえいえいえいえい……えい!」 |
ツァラン 「大丈夫です。生きているなら。」 |
「………」 |
七味 「もっともっと頑張る」 |
ジョーカー 「一休みしましょ あなたも・・ね?」 |
「………」 |
ツァラン 「えいえいえいえいえいえいえいえい……えい!」 |
「………」 |
「………」 |
ジョーカー 「あーもうじれったいわね! 全弾もっていきなさい!!」 |
【片手で銃を構えながら、治癒の波動を飛ばす】 ジョーカー 「気休め程度でわるいわね さ、いくわよ!」 |
七味 「もっともっと頑張る」 |
ジョーカー 「フフフ・・シュートエンド・・」 |
ヒグルマ 「くうっ、面目ない……!」 |
エアリス 「……これはちょっと困るかなぁ」 |
ガモリへの重圧が増加した! |
ガモリ 「よし来た!」 |
ヤマツ 「………………ありがとう」 |
「………」 |
ジョーカー 「ここが踏ん張りどころってね こんなんじゃわたしは倒れないわよ」 |
ヤマツ 「おのれ……!」 |
エアリス 「うぅ、厳しいね。持ち直せるかな?」 |
クォート 「お前の弱点はそこだな?」 |
【魔力を凝縮した弾丸を装填し、銃口を相手に向ける】 ジョーカー 「これはとっておき・・あなたを葬る弾よ!」 |
QED Chain | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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空気の行く先 Chain |
ガモリ 「速っ!?」 |
ツァラン 「すみません。」 |
エアリス 「痛たっ……その、そういうのは勘弁してほしい……かな!」 |
「………」 |
ジョーカー 「粘るじゃない・・でもそろそろ決着をつけさせてもらうわ」 |
エアリス 「嬉しいねぇ、私はまだ生きているみたいだ。」 |
エアリス 「そっちは偽物だった、ってことにしようか」 |
ガモリ 「速っ!?」 |
エアリス 「……ほんとは、わたしにそこまでする必要なんて、ないんだよ。」 |
QED Chain 傷斬払Lv1(1) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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空気の行く先 Chain |
「………」 |
クォート 「食らえ!」 |
ガモリ 「グエッ」 |
クォート 「お前なんかな……社会が許せば玄関マット食わすくらいしてやれんだよ……!」 |
エアリス 「ふふっ、やっちゃった!」 |
クォート 「お前のかーちゃんヴァルキリー!」 |
ジョーカー 「いい当たり・・私の魔弾からは逃げられないのよ?」 |
エアリス 「吹けば飛ぶような命だからこそ、こまめな手入れが必要なんだ」 |
ガモリ 「助かっちゃう!」 |
QED Chain 傷斬払Lv1(1) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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空気の行く先 Chain |
クォート 「お前、島流しに遭う覚悟はできてンだろうな!?」 |
エアリス 「ごめんね、こうするしかないんだ。さっくり、切り取らせて貰うよ。」 |
ヤマツ 「…………はぁ…………」 |
クォート 「食らえ!」 |
ヤマツ 「ぐぐっ……!」 |
エアリス 「わたしを置いてかないでよ~」 |
ガモリへの重圧が増加した! |
ツァラン 「すみません。」 |
QED Chain 傷斬払Lv1(1) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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空気の行く先 Chain |
クォート 「お前の弱点はそこだな?」 |
七味 「いったいなぁもう!!」 |
七味 「当たりどころがよかったかな?」 |
クォート 「お前なんかな……社会が許せば玄関マット食わすくらいしてやれんだよ……!」 |
エアリス 「そっちは偽物だった、ってことにしようか」 |
ガモリ 「速っ!?」 |
ツァラン 「優しい攻撃で助かりました。」 |
QED Chain 傷斬払Lv1(1) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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空気の行く先 Chain |
クォート 「食らえ!」 |
エアリス 「にゃあ”あ”あ”あ”!!!痛いって!」 |
エアリス 「あはは、もう、体が動かないや。」 |
ガモリへの重圧が増加した! |
ガモリ 「お、いい感じ?」 |
ジョーカー 「あら?ここが弱いの? それじゃ追加で持っていきなさい!」 |
ガモリ 「アベボーッ!!!」 |
クォート 「そして誰もいなくなった、ってな」 |
「………」 |
七味 「ありがとーございましたっ。勉強になりましたっ」 |
ツァラン 「やりました。無益な勝利です。」 |
ジョーカー 「こんなもの・・? あっけないのね」 |
ヒグルマ 「いたた…、まだまだ修行不足ですね…。」 |
ヤマツ 「く……。」 |
エアリス 「体が動かないや。……はは、これは参ったね」 |
気まずそうな顔をしながら後退り、退散した。 |