E n c o u n t e r ! |
祀里 「マツリの前に立ったこと、後悔して」 |
(土偶は静かに佇んでいる) |
ウェズリィ=ガレリィは 思いました。 この場を抜けなければ、いけないのではないかと。 ウェズリィ=ガレリィは 思いました。 ――しかし、どうして、めんどくさい。 |
わたし 「それでは、僭越ながら自己紹介と参りましょうか。 __“じぶん、わたし”と言います。わたしは、全ての謎を解き明かす者。 始めましょう。これはわたしだけの__物語なのですから!」 |
祀里 「模擬せん……もぎもぎしたらもぐもぐ……」 |
ディルソ 「よおっし……模擬戦、模擬戦ね!紙の準備は万端っ!痛かったらごめんなさいね?」 |
エーシ 「対人は不慣れでな、よろしく頼む。」 |
ヤルダバオート 「お手柔らかにお願いいたしますわ」 |
虹掛山古墳 「本日は虹掛山古墳レインボーランドへご来園いただき、本当にありがとうございます。意思を持った古墳である私・虹掛山古墳をはじめとして従業員一同……えっ、お客じゃないんですか?」 |
ウェズリィ=ガレリィは 戦う準備をしました。
なんとなく、そうしなければならないと思ったのです。 |
祀里 「さあ、行こう」 |
少年少女密室 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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虹掛山古墳PT Chain |
ディルソ 「そしてこれも紙飛行機……」 |
ディルソ 「うんうん、此処が弱いのね?」 |
虹掛山古墳 「ああっ、折角作った銅鏡のレプリカが……」 |
ディルソ 「紙飛行機、案外痛いでしょう~?」 |
ディルソ 「うんうん、此処が弱いのね?」 |
祀里 「――【飛燕】!」 |
ディルソ 「こうなったら……ってあれ、うまく行かなかった?」 |
祀里 「嫌っ!」 |
「絶対に見てはいけないよ」 言いつけを聞かない悪い子がどうなるか ウェズリィ=ガレリィは知っています。 |
ディルソ 「ひとーつ!」 |
わたし 「僭越ながら、謎が一つ解けました。」 |
わたし 「あまり浴びすぎると、病気になっちゃうかもしれませんよ?」 |
男の影が脈打つ。ぼこぼこと何かが這い出る。 それは標的を捉え、縛り、そして── |
ディルソ 「よーっつ」 |
ディルソ 「はい紙飛行機直接目にどーん!」 |
ディルソ 「……ふうっ!こんなもんかしら!」 |
祀里 「【祀流穿】……この程度、なんてことないかなあ」 |
わたし 「天から降り注ぐ美食の境地!!冷製なので冷たーいですよ!!」 |
エーシ 「繋ぐぞ。」 |
少年少女密室 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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虹掛山古墳PT Chain 列傷火炎Lv1(1) 傷斬払Lv1(2) 傷冥闇Lv1(3) |
ディルソ 「こうなったら……ってあれ、うまく行かなかった?」 |
虹掛山古墳 「前方を使います。御来園の皆様は従業員の指示に従って後部の主丘へと移動するようお願いいたします」 |
エーシ 「あ˝……っは、くそっ。」 |
わたし 「ふむ__小手調べはお終い。現場検証に参りましょうか?」 |
ディルソ 「ひとーつ!」 |
祀里 「懐ががら空き!」 |
祀里 「【祀流穿】……この程度、なんてことないかなあ」 |
エーシ 「そこだッッ」 |
エーシ 「捉えたッッ!」 |
ディルソ 「よーっつ」 |
ディルソ 「はい紙飛行機どーん!」 |
ディルソ 「……ふうっ!こんなもんかしら!」 |
祀里 「一は全、全は一――【花紅柳緑】」 |
祀里 「隠しごはんだよ!」 |
エーシ 「いってェな………! お返しだッッ!!」 |
エーシ 「……ッ、」 |
エーシ 「……。」 |
二人を分かつは、限りある事象のみだと―― |
祀里 「あっりがとー!」 |
虹掛山古墳 「前方を使います。御来園の皆様は従業員の指示に従って後部の主丘へと移動するようお願いいたします」 |
祀里 「嫌っ!」 |
少年少女密室 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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虹掛山古墳PT Chain 列刳傷斬払Lv1(1) |
ディルソ 「こうなったら……ってあれ、うまく行かなかった?」 |
わたし 「ま、探偵の目の前で事件を起こすなんて大胆不敵!」 |
ディルソ 「もう!駄目になる前にちゃんと報告しなさいって!」 |
エーシ 「無理はするな。退け。」 |
ウェズリィ=ガレリィは読み上げます それは、燃えるようなある日の物語。 |
祀里 「嫌っ!」 |
わたし 「ふふ……まだ、まだです。もう少し調べなければ……」 |
祀里 「いや、やめて、また死ぬのは嫌……!」 |
エーシ 「まずい、か。 いや、これからだ。巻き返す。」 |
ディルソ 「はいまず此方の企画書でどーん!」 |
ウェズリィ=ガレリィは読み上げます それは、燃えるようなある日の物語。 |
祀里 「嫌っ!」 |
祀里 「あぁっ!痛っ――!」 |
わたし 「ま、探偵の目の前で事件を起こすなんて大胆不敵!」 |
ディルソ 「もう!駄目になる前にちゃんと報告しなさいって!」 |
エーシ 「無理はするな。退け。」 |
ディルソ 「嗚呼、やっぱそう来ましたね!」 |
少年少女密室 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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虹掛山古墳PT Chain 列傷斬払Lv1(1) 治癒Lv1(2) |
ディルソ 「うんうん、此処が弱いのね?」 |
わたし 「ンッ……痛くない腹を探っても意味なんてないのに……」 |
エーシ 「……ッ、」 |
ディルソ 「あら、有難う御座います!」 |
ディルソ 「頼みの綱……っ!!」 |
わたし 「謝礼は省かせていただきます!」 |
わたし 「よし、これでまだまだ考えられます。」 |
少年少女密室 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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虹掛山古墳PT Chain |
エーシ 「ぐ、そろそろ……きついな………。」 |
エーシ 「助かった。」 |
エーシ 「捉えたッッ!」 |
ディルソ 「っっっ!!ちょっと、力強すぎない?!」 |
わたし 「わあ、現場には被疑者が沢山です。ひとりひとり__調べて行きましょう。」 |
エーシ 「見えてるぞ。」 |
わたし 「ンッ……痛くない腹を探っても意味なんてないのに……」 |
少年少女密室 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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虹掛山古墳PT Chain |
わたし 「嗚呼!面白い!これだから未知を解くのはやめられないのですよォッ!!」 |
本命はどちらですか? |
次は……もう少し、力を込めて。 |
エーシ 「捉えたッッ!」 |
わたし 「ンッ……痛くない腹を探っても意味なんてないのに……」 |
ディルソ 「紙飛行機、案外痛いでしょう~?」 |
ディルソ 「うんうん、此処が弱いのね?」 |
ディルソ 「えええ~~~避けないでッて!!」 |
わたし 「いたたッ……!これじゃあ推理なんてやってられませ〜ん!!」 |
ディルソ 「もう!駄目になる前にちゃんと報告しなさいって!」 |
エーシ 「無理はするな。退け。」 |
エーシ 「あ˝……っは、くそっ。」 |
エーシ 「……すまない、撤退する。」 |
ディルソ 「もう!駄目になる前にちゃんと報告しなさいって!」 |
少年少女密室 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||
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虹掛山古墳PT Chain |
「恐ろしいと恐れられた魔女は、子供達にお菓子を振る舞いました」 悪も、善も、見た目ではわからないものなのですと ウェズリィ=ガレリィは、それを知っています。 |
ディルソ 「早退しま~す」 |
わたし 「わあ、手加減は__してくれないのですね。」 |
祀里 「いったぁ……!」 |
ディルソ 「あらっ!ちょっと、もうちょっと優しくしてくれませんー?!」 |
エーシ 「い、っつつ……うーん、あそこでこう……。」 |
ヤルダバオート 「あらあら……」 |
虹掛山古墳 「いやあ古墳の私が戦いに勝てるだなんて、コーフンしてきましたよ。古墳だけに」 |
ウェズリィ=ガレリィは 勝利しました。
表情は変わりませんが、満足そうでしょう |