フィルロズ 「開拓後に銘酒が味わえるなら寿命支払いでロックでもストレートでも大歓迎だね。 代わりに同僚が隠してたウイスキーでも出そうか。心臓を掴まれるような。キツい奴。 大柄な獣人連中も匂いだけで目を回す。『グラスプハート』。いかが。」 ブドウジュースをグラスごと口に放り込んで、次いでマントの裏からウイスキーの瓶を取り出した。 ビブリ焼き魚も串ごとボリボリ咀嚼し、空いた手を振るとショットグラスが現れる。 そのまま焼酎を嗜む魔女に近づきつつ、挑戦者はいるかな。と瓶を掲げてみせた。 |
アルル 「やたっ。酒が増えてるぜ。 食事会はまだ始まったばかりだ。まだまだ持ってきてくれよなっ☆ 料理もお菓子も待ってるからな。 飲み比べは応援してるぜ。」 |
シー 「離れてるのに目に染みる!どっちのお酒も禍々しすぎるっす!」 (アルコールにWeakPoint。匂いから逃げつつも興味があるので遠くから観戦) |
まりあ 「頑健な獣人でさえキツいウイスキーなんて、 か弱い魔女が飲んだらショック死してしまいそう。ぜひ頂くわ」 言いつつ興味はあるのか、氷を入れたグラスを差し出した。 注がれたウイスキーの香りをしばし楽しみ――くいっと呷る。 まりあ 「……こ、これは……すごいわね……!」 辛うじて咽るのを堪えている!」 |
差し出されたグラスにとくとくとウイスキーを注ぎ、呷る様をのんびり眺めた。 それから、咽ずに済ませた魔女にぱん、ぱんと手袋越しの拍手を浴びせかける。 フィルロズ 「ヒュウッ。か弱い魔女が強気にエントリー。そして一気。いいね。同僚なんか最初は噴出したのに。 まりあさんに拍手。顔が本当にか弱い魔女みたいになってるのが高ポイントだ。 さて、飲ませるだけ飲ませるんじゃなんとか狼になっちゃうね。僕様も寿命払いの焼酎頂くよ。」 ところで寿命ってどうやって払えばいいんだろうね、などとのたまいながら 空っぽのグラスを取り出して差し出す。ストレートで行くつもりのようだ。 |
メイカ 「わーすげー酒飲み、わたしゃジュースでいいや。」 メイカ 「私もなんか出した方がいいんかなー……とはいっても持ってるモノあんましないんよなー……しかしお菓子か、お菓子……。」 真っ黒な飴を取り出しかけて…しまった。 メイカ 「こいつは駄目だな…褒美(おかし)じゃなくて罰(ゲテモノ)だ。」 |
まりあ 「……えー、ゴホン。ありがとう、良いお酒だったわ。 2杯目は勘弁だけど」 まりあ 「じゃぁ私からもお返しに1杯。ああ、死神のお酒だからって本当に寿命を支払う必要はないわよ。 あれは単なる売り口上、地上には滅多に卸さないレアものだからね」 差し出されたグラスに、どぶどぶと焼酎を注いでいく。 |
「………」 端の方に、置物めいて佇みつつ、様相を見守っている…… |
フィルロズ 「良い飲みっぷりだったよ。あは。じゃ。僕様も。 にしても。寿命支払いしなくていいなんて。優良なお酒だね。 さておき。誰かと酒を酌み交わすのは何年振りだろう。死神の酒。一献頂くよ。」 焼酎が揺れるグラスを軽く掲げてから口元へ運び、傾ける。 グラスの中身がするすると人形の体内へ消えても、一度も喉は鳴らなかったし零れる事もなかった。 フィルロズ 「ぷは。ああ。好い味だね。僕様好みだ。なんだか懐かしさを感じるよ。魔界産だっけ。 いいね。記録しておこう。これならロックも水割りも合うんじゃないかな。ごちそうさま。 ……他にお酒飲む人はいないのかな。そこの闇のお兄さんとか。どう。」 ウィスキーボトルをちゃぷと揺らして、佇む主催代理に掲げてみせた。 次いでどう。どう。とその場の各位にボトルとグラスを掲げる。 ……ジュースでいい、と言った者にはジュースのパックを掲げた。 |
フィクスト 「おや、厨房寄ってる間にすっかり始まってる。つまみにチーズいくらか持ってきたからよければどうぞ」 テーブルに様々な銘柄のチーズを無造作に置く。ワインとかのつまみにはよく合うだろう。 フィクスト 「さて、一足遅れですが私も飲みにかかりますかね。何やら強いのがあるようだし」 外見は子供だからいろいろ言われるかな、とは思っていたが、そんなこと気にせずに飲んでる人の方が多そうだし。自分も深いことは考えずに酒を頂くことにしたようだ。 |
メイカ 「お、わざわざ悪いねー。なんかあった時の介抱くらいはするから、セーブ役とでも思ってもらえば……あんてねー。」 |
「……ん」 酒を勧められれば、身動ぎせぬままながら、肯定であろう短い音がひとつ。 かくて佇むままの長身。すぐ傍にある卓上には、既に空になったグラスが置いてはある。 置物なりに何かは摂取しているようだが、顔色に何一つ出ない為、何がどの程度、この血色の頗る宜しく無い長身の喉元を通過していったのか、謎である。 |
フィルロズ 「いいね。人数が集まるのはいい事だ。チーズもらい。おいし。 はいこじろの人。はい介抱ジュースの人。はい闇のお兄さん。 ああ。いい事をしたあとは気分がいいなあ。」 チーズを掠め取るように口に放り込みつつ、頼んでもいないのにグラスに酒を注ぐ。 ジュースも注ぐし、肯定するような音を出した主催代理の空グラスにもウィスキーがぶち込まれた。 実に楽しげに、しかし無表情に魔女は酒を注ぎながら会場をのんびり歩いている。 |