星の加護よ 星の加護を授けしものよ 《the pendulum of love and hate》 「―――私はハットマン、Mrs.オルドハットマン」 |
ネムム 「……そろそろかな」 コルク 「そのようだ」 【ネムムとコルクはゆったりとした動作で相手に視線を向ける】 【それと同時に宝玉内に光の文様が一瞬流れた】 |
ユーグ 「へい……んじゃやっかねえ。やる気、でろー。」 |
祀里 「マツリの前に立ったこと、後悔して」 |
しまってまいりましょう |
白い肌に白い髪、金色の眼。 少女はその村でも珍しい色彩をもって生まれた。 村人たちは、それをたいそう不気味に思った。 厄災の前触れであると誰かが言った。 しかし、彼女を殺すことはできなかった。 だれもそれを口にすることができなかった。 代わりに、やはり誰かが言った。 『神への生贄として捧げるべきだ』 ──斯くして少女は、神への供物として育てられたのだ。 少女は疑問を抱くことなく、その日を待ちわびている。 |
明後日の方向を見ている。 |
Mrs.オルドハットマン 「……システム起動」 |
ネクサ 「まずは肩慣らし、付き合ってくれてありがとう!」 |
ネムム 「……準備終わり 」 コルク 「では始めるか」 |
「ソナタらが我の相手を?クハハハハッ!!面白い冗談じゃ!我が法の下におる軍勢を知ってのことか?――まあ良い。さあ皆々共!法の王たる我を護れ!愚者共を駆逐せよ!褒美は存分に用意しているぞ!!」 |
ユーグ 「これどーしてもしないと駄目なやつ? あ、駄目? そうですか。」 |
祀里 「模擬せん……もぎもぎしたらもぐもぐ……」 |
生贄 「これも、主の思し召しであれば」 |
「おおおおおおお!これはなかなかに素晴らしい!!外界の食物の味覚アプローチは実に面白いな!――クハハハハッ!!安心せい!皆々共の分も残してあるぞ!!今宵はこれで祝宴といこうではないか!!!!」 |
ユーグ 「ヒョイっとなあ。」 |
Mrs.オルドハットマン 「私を信じて」 |
Mrs.オルドハットマン 「その程度で?」 |
祀里 「さあ、行こう」 |
コルク 「このカードの能力は俺の力に近いか」 |
ユーグ 「何回やっても慣れんなあ、これ。気持ち悪い。」 |
生贄 (おちつかなきゃ……) 生贄は目を閉じ、呼吸を整えた。 |
煙奏者PT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ユーグPT Chain |
「焦るでない、法の浸透は強制力と反比例するものじゃ。着実に根付かせてこその法!段階を踏んでこそ最大限の効果が期待できるというもの――さあ蹂躙の準備はできたか皆々共!ならば我らが法を行使する時じゃ!!」 |
Mrs.オルドハットマン 「始めましょう。さあ、あなたたちのかがやきを見せて!」 |
Mrs.オルドハットマン 「あなた達には加護など必要ないでしょう?」 |
「クハハハハハッ!!!!」 |
「我が法の強さを理解したかね。もはや抵抗など無意味ということが判ったならこの先どう動くべきかなどすぐ判断できるはずじゃ。さあ己の心の針に従い行動に移すが良い――ソナタが愚かでなければ、の。」 |
生贄 「この御身は……主へと捧げる、供物です」 |
生贄 「わたしも、あなたと……がんばります」 |
祀里 「――【飛燕】!」 |
ネムム 「……乱れた 」 |
ユーグ 「こんな感じでいいかねえ。」 |
ユーグ 「んじゃぶん殴るぞー?」 |
生贄 「もう、ちょっと、……っ」 |
生贄
「っ……」 生贄は息を切らしている。 |
《スッ》 |
煙奏者PT Chain 傷殴打Lv1(1) 傷氷水Lv1(2) 傷疾風Lv1(3) 傷疾風Lv1(4) 治癒Lv1(5) 治癒Lv1(6) 傷天光Lv1(7) 傷疾風Lv1(8) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ユーグPT Chain 傷斬払Lv1(1) 列傷殴打冥闇Lv1(2) 傷冥闇Lv1(3) |
祀里 「懐ががら空き!」 |
祀里 「――【飛燕】!」 |
ユーグ 「やる気だしますかねえ。」 |
ユーグ 「適当にやるさ、適当にな。」 |
ユーグ 「ぉ、いいトコ当たったかい?」 |
ユーグ 「ぉい、何避けてんだよぉ!」 |
生贄 「まだ、いきます……っ」 |
生贄 「夜を、闇を、受け容れましょう」 |
ネクサ 「あはは、楽しいねえ!」 |
ネムム 「……場が温まってきた? 」 コルク 「溜めるか放つか、見極めなければ」 |
「さあ仕上げだ皆々共!我らが法の強さ!美しさを知らしめるのじゃ!!弱きも強きも全て受け入れようではないか!その何方にも価値があり意味が在る!安心して我が法を受け入れるが良い!!」 |
生贄 「まだ……わたし、がんばれます」 |
ユーグ 「そんじゃあ、やるかあ。」 |
祀里 「懐ががら空き!」 |
祀里 「【祀流穿】……この程度、なんてことないかなあ」 |
ユーグ 「こんな感じでいいかねえ。」 |
ユーグ 「効くのかねえ、これ。」 |
ユーグ 「皆おつかれーっしたー。」 |
煙奏者PT Chain 傷殴打Lv1(1) 傷氷水Lv1(2) 傷疾風Lv1(3) 傷疾風Lv1(4) 治癒Lv1(5) 治癒Lv1(6) 傷天光Lv1(7) 傷疾風Lv1(8) 治癒Lv1(9) 傷冥闇Lv1(10) 治癒Lv1(11) 傷疾風Lv1(12) 付混乱Lv1(13) 傷天光Lv1(14) 傷斬払Lv1(15) 傷疾風Lv1(16) 付魅了Lv1(17) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ユーグPT Chain |
Mrs.オルドハットマン 「あいたっ!」 |
ユーグ 「得意じゃねーけど……ちゃんと効くのかねえ、コレ。」 |
生贄 「この眼を焦がす光を、此処に」 |
ネクサ 「ぱーんちっ!」 |
ネムム 「……繋げるよ」 |
ネムム 「……カードの能力を発動。鮮やか甘酸っぱい」 |
Mrs.オルドハットマン 「あいたっ!」 |
生贄 「きゃっ……!」 |
「クハハハハハハハァッ!!!!」 |
XI STRENGTH × XIV TEMPERANCE 僅かな森を持つ者よ 広い空を持つ者よ 雲は払われ新たな道が示される 標の先の王の声を聞け―― 「我が命に従い現出せよ!そして我が軍勢に快楽を与えよ!我らの法の下では素晴らしき成果には素晴らしき報酬!さあ惜しみなく施せ!余すことなく受け取れ!その悦びと共に我が法に敬服せよ!!クハハハハハハッ!!」 |
ネクサ 「もきゅもきゅもきゅ・・・」 |
ネムム 「……? 」 コルク 「7連鎖に到達している」 |
ネムム 「……カードの能力を発動。宝石の輝き」 |
「クハハハハハハハハハハハハッ!!!!」 |
XV THE DEVIL × XVI THE TOWER ほれ 辿れ辿れ ほれ 臭ってきただろう そうじゃ ソナタらの持たぬ ソナタらの渇望するモノ―― 「我が命に従い現出せよ!そして我等が法の下で愚かなる反逆者共に牙を剥け!愚者の形様を視るがいい!愚者の面を視るがいい!ソナタらの望むソレが視えるだろう?さあ貪るが良い!喰い散らかすが良い!!ソナタらの欲望が満たされる時、我が目的も果たされるのじゃ!!クハハハハッ!!!」 |
ネクサ 「もきゅもきゅもきゅ・・・」 |
Mrs.オルドハットマン 「少々おいたが過ぎましたか」 |
ネムム 「……もう数えてないよ 」 コルク 「(知っている)」 |
ネムム 「……カードの能力を発動。爽やかな味わい」 |
コルク 「ちょうどいい位置だ」 |
ユーグ 「イテーなコラ。 ぶっ殺すぞ。」 |
「クハハハハハハハハハハハハッ!!!!」 |
XIII JUSTICE × XI STRENGTH 疾駆 超軼絶塵 天を穿つ槍 その槍は刑死者に優しく 刑戮にもまた易しい―― 「我が命に従い現出せよ!そして我等が法の下で愚かなる反逆者を穿て!これは我が法における慈悲でもある。その優しき槍はソナタの愛憐により苦無き刑を齎すだろう!さあ哀れなる咎人に裁きを!!クハハハハハッ!!」 |
ネクサ 「一文字斬りィ!」 |
ネムム 「……もう数えてないよ 」 コルク 「(知っている)」 |
ネムム 「……カードの能力を発動。爽やかな味わい」 |
ネムム 「……良い流れ 」 |
生贄 「きゃっ……!」 |
「クハハハハハハハハハハハハッ!!!!」 |
XIII JUSTICE × XI STRENGTH 疾駆 超軼絶塵 天を穿つ槍 その槍は刑死者に優しく 刑戮にもまた易しい―― 「我が命に従い現出せよ!そして我等が法の下で愚かなる反逆者を穿て!これは我が法における慈悲でもある。その優しき槍はソナタの愛憐により苦無き刑を齎すだろう!さあ哀れなる咎人に裁きを!!クハハハハハッ!!」 |
ネムム 「……もう数えてないよ 」 コルク 「(知っている)」 |
ネムム 「……カードの能力を発動。爽やかな味わい」 |
ユーグ 「ちょっとマズいかなあ?」 |
生贄 「がんばり、ます……」 |
「ほう!我が命に逆らう者が出たか!これは良い見せしめ要員じゃ!!この場を制したのちに離反者を捕らえよ!そして試行の足りぬ刑を全て執行してやるが良い!!クハハハハハハッ!!」 |
煙奏者PT Chain 列傷身斬払Lv1(1) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ユーグPT Chain 傷殴打冥闇Lv1(1) 治癒Lv1(2) |
身体が崩れ始めている。 |
祀里 「許さない、許さない許さない許さない……!!」 |
祀里 「懐ががら空き!」 |
ユーグ 「そんじゃあ、やるかあ。」 |
ユーグ 「黒いのが体に入ってくるってさ。 」 |
生贄 「え、えいっ」 |
生贄 「主よ。どうか、よき友へ癒しを……」 |
ユーグ 「ありがとーやんしやー。」 |
祀里 「一は全、全は一――【花紅柳緑】」 |
ユーグ 「ありがとーやんしやー。」 |
祀里 「ぼーっとしてるから、だよ?」 |
ネムム 「……始まり」 |
ネムム 「……カードの能力を発動。引き立つ甘み」 |
ネムム 「……良い流れ 」 |
ネムム 「……繋げるよ」 |
ネムム 「……カードの能力を発動。とても甘いの」 |
ネムム 「……ふう 」 コルク 「まだいけるか?」 |
ネムム 「……一息 」 コルク 「うまく繋げたか?」 |
ネムム 「……ちょっとあぶない? 」 コルク 「さてどうなるか……」 |
「クハハハハハハハッ!!実に良き法!勢いのある牙である!!しかし良き法には良き指導者が必要であるぞ?ソナタらに其れは在るか!?――我が法には我が在る!さあその牙で我が法を征してみよ!!」 |
ユーグ 「イテーなコラ。 ぶっ殺すぞ。」 |
煙奏者PT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ユーグPT Chain 傷殴打Lv1(1) 治癒Lv1(2) |
祀里 「いや、やめて、また死ぬのは嫌……!」 |
ネムム 「……こなかった 」 コルク 「(うまく捌けたか)」 |
コルク 「相手の動きは大分分かってきたな 」 ネムム 「……うん」 |
「まだ理解が出来ないというのか?ソナタらが耐え忍んでいる時点でその法に先はない!広きに愛されし法こそが世界に在るべき法!!その小さき法を尊いと想う心は理解しよう、だがそれは儚く脆い存在である!強きを受け入れよ!!――その殻が割れぬというのなら、我らが割ろうではないか!!」 |
生贄 「もっと……がんばらなきゃ……」 |
煙奏者PT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ユーグPT Chain 傷殴打Lv1(1) 治癒Lv1(2) 治癒Lv1(3) |
「なかなかどうして――御立派な法をお持ちのようだ!その法の牙、我が手中に収めたくなったぞ!!今でも良いがしかし法の成長を見たくもある!悩ましいなこの世界は!!クハハハハハハハッ!!!」 |
生贄 「例えこの身が亡ぼうとも、祈り続けます」 |
ボロボロと剥がれるように崩れた箇所から黄金の靄が溢れている。 |
ネムム 「……良い流れ 」 |
生贄 「役目は、果たされたでしょうか……」 |
ユーグ 「イテーなコラ。 ぶっ殺すぞ。」 |
「その無様な攻勢を見せびらかしてリスクなしに帰れるとお思いか?プククククッ!!我々の共同歩調たる見事な統率攻勢を目に焼き付けてそれを手土産とするが良いわ!」 |
ユーグ 「ぉ、ヤバくなってきたねえ。」 |
祀里 「あぁっ!痛っ――!」 |
ネムム 「……良い流れ 」 |
煙奏者PT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ユーグPT Chain 傷殴打Lv1(1) 治癒Lv1(2) 治癒Lv1(3) |
コルク 「(際どいが退く準備はしておこう)」 |
「クハハハハッ!!良いぞ!そのまま制圧せよ!!ひとつの反乱因子も逃すでないぞ?因子というものは0か1か、それだけで後の面倒へと繋がるのじゃ!!蚤ひとつ逃さず潰せ!!」 |
ユーグ 「イテーなコラ。 ぶっ殺すぞ。」 |
Mrs.オルドハットマン 「意志を守り抜くんだ!」 |
ネクサ 「よーしよし絶好調!」 |
ネムム 「……よくできました 」 コルク 「また一つ足跡ができたか」 |
「よくぞ命を果たした同胞たちよ!我等が法の下に有り余る幸福を約束しよう!!そして愚者!敗者よ!!ソナタらは深く考えることじゃ!我が法の門は外側からのみ施錠されておるのでな――」 |
祀里 「いったぁ……!」 |
生贄 「い、痛い……」 |