(土偶は静かに佇んでいる) |
ウェズリィ=ガレリィは 思いました。 この場を抜けなければ、いけないのではないかと。 ウェズリィ=ガレリィは 思いました。 ――しかし、どうして、めんどくさい。 |
エミール 「……よろしく」 |
ルディ 「よーしっ、頑張るぞ!」 |
虹掛山古墳 「本日は虹掛山古墳レインボーランドへご来園いただき、本当にありがとうございます。意思を持った古墳である私・虹掛山古墳をはじめとして従業員一同……えっ、お客じゃないんですか?」 |
ウェズリィ=ガレリィは 戦う準備をしました。
なんとなく、そうしなければならないと思ったのです。 |
……目を閉じる。 |
エミールPT Chain | ||||||||||||||||||||||||||
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虹掛山古墳PT Chain |
エミール 「……」 |
ルディ 「ま、……負けない!」 |
これなら、詠唱の手間はいらない。 |
エミール 「そこに来ると思ってた」 |
エミール 「……そこだね」 |
エミールPT Chain | ||||||||||||||||||||||||||
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虹掛山古墳PT Chain 傷火炎Lv1(1) 傷冥闇Lv1(2) 傷冥闇Lv1(3) 傷冥闇Lv1(4) |
エミール 「まだ終わりじゃないよ」 |
ルディ 「あ、ご、ごめ………!」 |
「絶対に見てはいけないよ」 言いつけを聞かない悪い子がどうなるか ウェズリィ=ガレリィは知っています。 |
ウェズリィ=ガレリィは読み上げます それは、燃えるようなある日の物語。 |
エミールPT Chain 傷突刺Lv1(1) | ||||||||||||||||||||||||||
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虹掛山古墳PT Chain |
エミール 「……がら空きだよ」 |
エミール 「……油断、した」 |
ウェズリィ=ガレリィは読み上げます それは、燃えるようなある日の物語。 |
エミール 「…………」 |
エミール 「……そこだね」 |
エミール 「……さよならだ」 |
エミール 「……ありがとう」 |
エミールPT Chain | ||||||||||||||||||||||||||
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虹掛山古墳PT Chain |
エミール 「……大丈夫?」 |
エミール 「……手当をしたほうが、いい」 |
ルディ 「……、………!」 |
エミールPT Chain | ||||||||||||||||||||||||||
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虹掛山古墳PT Chain |
ルディ 「ぐぅ、ごめん……っ!」 |
ルディ 「あ、ご、ごめ………!」 |
二人を分かつは、限りある事象のみだと―― |
エミール 「……油断、した」 |
ルディ 「っ、ぐぅ………っ」 |
エミールPT Chain | |||||||||||||||||||||
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虹掛山古墳PT Chain |
エミール 「……これはどう?」 |
虹掛山古墳 「ああっ、折角作った銅鏡のレプリカが……」 |
エミール 「……ッ!」 |
「恐ろしいと恐れられた魔女は、子供達にお菓子を振る舞いました」 悪も、善も、見た目ではわからないものなのですと ウェズリィ=ガレリィは、それを知っています。 |
エミールPT Chain | |||||||||||||||||||||
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虹掛山古墳PT Chain |
エミール 「……自分の実力がわかったよ」 |
ルディ 「ぴぎゃっ!」 |
虹掛山古墳 「いやあ古墳の私が戦いに勝てるだなんて、コーフンしてきましたよ。古墳だけに」 |
ウェズリィ=ガレリィは 勝利しました。
表情は変わりませんが、満足そうでしょう |