同じ姿をした“それ”を、直視する。 寸分違わぬ動きをした“それ”は、存外に思い詰めたような顔でこちらを直視していた。 |
コガレ 「お手柔らかにお願いします……」 |
――――そこにいる相手を見据えた。 |
――――沈黙が、その姿を塗りつぶす。そこにあるのは無貌の駒だ。 |
コガレPT Chain | |||||||||||
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だれでもない Chain |
コガレ 「さあ、あんたはこれでどう出るのかな」 |
コガレ 「ッ!?」 |
■▣■■☒■▮■ 「…………。」 |
コガレ 「ッ!?」 |
それは沈黙している。 |
これ以上は必要ない。 |
コガレ 「……ッ、これ以上は、……」 |
コガレ 「検討し直さなきゃな……」 |
――――無言だ。 |