――――そこにいる相手を見据えた。 |
夢見坂 「よ、よろしくお願いします!」 |
夢見坂 「ちゃんと動いてくださいね!」 |
夢見坂 「さあ、ここでおしまい。ここでストップです!」 |
夢見坂 「落ち着いて、耳を傾けて。思い出して、あの波の音を」 |
夢見坂 「正気でなければ、狂気に陥れば、この夢を見ずに済むのです。さあ、祈ってください」 |
――――沈黙が、その姿を塗りつぶす。そこにあるのは無貌の駒だ。 |
だれでもない Chain | |||||||||||
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夢見坂PT Chain |
夢見坂 「それが手を伸ばす、あの日々に囚われた海がこちらに手を伸ばす……」 |
ひとふりのナイフを地に突き立てた。 |
空白に線を描いた。 |
夢見坂 「い、痛い!」 |
足音。 |
「さっさと消えてくれ。」 |
その人影が揺らぐ。帽子をかぶり直した。 |
■▣■■☒■▮■ 「――――……――……。」 |
夢見坂 「す、すいません、これ以上は、動けません……」 |
――――無言だ。 |
夢見坂 「やっぱり、戦闘は専門外です……」 |