誰にも知覚されない死角── もしかすると、彼女が『いるかもしれない』場所に、 幻術士は、音もなく現れていた。 ![]() 「こんにちは、こんばんは。 始めまして、お久しぶり。 教えてくれるかい、わたしの名前を」 |
修道服を着た女が此処にいる。 シャベルを…円匙を手にした彼女がそこに居る。 …彼女は… |
![]() 「訓練とはいえ、君たちもいちいち暇だねぇ」 |
![]() 「白黒…つける…」 |
![]() 「いくノよー」 |
![]() 「……アハ。」 ──アハ、前戯は いカラ…早くハジメまショ?── |
![]() 「か弱い幽霊ですもの。お手柔らかに… 」 ![]() 「まぁ、負けるつもりはないけどね?」 |
![]() 「腕試しというものですね、受けて立ちましょう!」 |
![]() 「さて、肩慣らしといこうか」 |
![]() 「行きます、みんな下がってください!」 |
![]() 「……ええと……よろしく」 |
![]() 「さて、腕試しといこうか」 |
![]() 霄が移り変わる。 |
![]() * ぷかぷか * |
![]() 「繰り返すことに疲れたら、いつでも帰っておいで。 彼女は、わたしたち人間を待っているよ。いつまでも」 |
![]() 「『照らせ星光、闇夜進みし我の道標と成れ』」 |
![]() 「『照らせ星光、覆天進みし我が道標と成れ』」 |
![]() 「『揺蕩え神煌、我に額突くが如く――』」 |
![]() 「廻れ神煌、我が具現よ。天に座す光忌の力、思い知れ――――」 |
![]() ――聞こ ナイでしョうケド、イイコト教えてアゲル。―― ――ワタシの前二立つ らにハ…―― ――アンタが死ぬか、ワ シが死ぬか。 …どッちカノ息ガ絶えるマデ逃がシテなンかアげナイ 。―― ![]() |
![]() 「これが私ノ蠢く墟城!」 廃村、廃墟、砦の瓦礫が紫色の粘液によって集められ、巨大な巣が形成される── |
![]() 「そのカードは通せないんですよ」 |
夢の埋火に集うは人か蟲か Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ヒグルマPT Chain |
![]() 「……始める」 |
小さく相槌を打つ。 |
![]() 「……ッ、 …アハ 」 ──サ 。 今から 死ぬホド 殴ラれる ノ準備はイイわよネェ?── |
![]() It`s show time! |
![]() 「……」 ──にィ。── |
![]() ──ハイ、横に並 で雁首揃えテ、逃げズに惑ワずニ受け止メテ!── |
![]() ──あは。アンタ、ワ シみたいな手合いハ苦手カシラ?── |
![]() ──さァ、こ からどうするノ? 死二たくなけりャ“カ サマ”に“祈り”デモ捧げてみたらァ?── ──なァんてネ。── |
![]() 「さぁ行きますよ燃えますよこっからですよ!」 |
![]() 「もちょっと強火で」 |
![]() 夜霧を飛び交う。 |
![]() 「チェーンデストラクション!」 |
![]() 「……ッ、 …アハ 」 ──サ 。 今から 死ぬホド 殴ラれる ノ準備はイイわよネェ?── |
![]() ──はァい、痛いト にドーォン!── |
![]() 「えいっ」 |
![]() 「準備良さそうですね。行きます!」 |
![]() 「いざ、参ります!」 |
![]() 「『二つ――』」 |
![]() 「『熾焔よ、乱れ咲け――』」 |
![]() 「あらあら、惜しいわねぇ」 |
![]() 「もう一個!」 |
![]() 「まずは邪魔な壁をぶっ飛ばしましょう!」 |
ふと、姿が掻き消えては 別の場所に現れている。 |
![]() 夜帯びた煙が広がる。 |
![]() 「百発百中!」 |
![]() ──チョットォ? ないジャナイ。これ以上服がダメになったらど してくれるのカシラ── |
![]() 「『七つ。さて、どこまで耐えるか―――』」 |
![]() 「『熾焔よ、乱れ咲け――』」 |
![]() 「””貰った””」 |
![]() 「あっつい!?」 |
![]() 「まだまだぁっ!」 |
![]() 「ドカーンと壁を割ります!」 |
![]() ──ずゥい ん手痛いコトしてくれるジャない…── |
![]() 「どうだっ!」 |
夢の埋火に集うは人か蟲か Chain 命傷冥闇Lv2(1) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ヒグルマPT Chain |
![]() It`s show time! |
![]() 「さぁ……何連鎖繋がるか震えて数えるがいいわ!」 |
2'nd chain!! |
![]() 「……ふふ、可愛いねぇ」 |
![]() Show is over... |
![]() 「無駄な抵抗はしないでください…!」 |
![]() 「時は来た…集まりし叡智よ、鎖と為りて力を示せ!!」 |
![]() 「いざ、参ります!」 |
![]() 「これが陽光の力です!」 |
![]() 「『二つ――』」 |
![]() 「『華焔よ、咲き誇れ――』」 |
![]() 「隙だらけだ」 |
![]() 「””貰った””」 |
![]() 「あっつい!?」 |
![]() 「あっつい!?」 |
![]() ──サァ、ココからはワタシの領域。 ダレにも邪魔ナんてさせないワ。── |
![]() ──あは。アンタ、ワ シみたいな手合いハ苦手カシラ?── |
![]() 「痛たっ……その、そういうのは勘弁してほしい……かな!」 |
![]() ──はァい、痛いト にドーォン!── |
![]() 「さぁ……何連鎖繋がるか震えて数えるがいいわ!」 |
![]() 「チェーンデストラクション!」 |
![]() 「痛……」 |
![]() 「まずは軽くね」 |
![]() 「これにて仕舞い……決着つくといいわねぇ」 |
![]() 「そろそろやめにしないかい?ダメ?あっそう。」 |
![]() 「ここからかな…」 |
![]() |
![]() 「もう一発押し込みます!」 |
![]() 「あっつい!?」 |
![]() 「良く燃えますよ?」 |
![]() 「あっつい!?」 |
夢の埋火に集うは人か蟲か Chain 侵食冥闇Lv2(1) 全傷殴打Lv1(2) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ヒグルマPT Chain 惨殺傷火炎Lv2(1) |
![]() 「ぷにー・・・」 |
![]() 「踏ん張りましょう! まだ勝ち目はあるはずです!」 |
![]() 「……始める」 |
![]() 「時は来た…集まりし叡智よ、鎖と為りて力を示せ!!」 |
![]() 「『全て、総て、凡て、溶かし解かし融かす紅蓮の五月雨』」 |
![]() 「隙だらけだ」 |
小さく相槌を打つ。 |
![]() 「にゃあ”あ”あ”あ”!!!痛いって!」 |
![]() 「時は来た…集まりし叡智よ、鎖と為りて力を示せ!!」 |
![]() 「『天遙の裁渦』」 |
![]() ──ずゥい ん手痛いコトしてくれるジャない…── |
![]() 「続きます!」 |
![]() 「猛り靡く炎よ!」 |
![]() 「『三つ―――』」 |
![]() 「少しぐらい、サボってもバレないだろ・・・え、ダメ?」 |
夢の埋火に集うは人か蟲か Chain 侵食冥闇Lv2(1) 全傷殴打Lv1(2) 貫侵食冥闇Lv2(3) 貫自傷突刺Lv2(4) 列自傷冥闇Lv2(5) 自傷冥闇Lv2(6) 深自傷突刺Lv2(7) 全治癒活気Lv1(8) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ヒグルマPT Chain |
![]() 「……ッ」 ──マダよ、マダ…ワタシはこん 物ジャないモノ。 ネエ?── |
![]() 「か弱いスライムをいじめるなんテ・・・」 |
![]() 「……これはちょっと困るかなぁ」 |
![]() 「……。」 |
![]() ──コレで ったつもりカシラ── |
![]() 「あらーっ!?私じゃ補えないわよーっ!?」 |
![]() 「うぅ、厳しいね。持ち直せるかな?」 |
![]() 「いい流れです、このまま一気に押し切ります!」 |
![]() 「ははぁ……いい音したわね?」 |
![]() 「良く燃えますよ?」 |
夢の埋火に集うは人か蟲か Chain 侵食冥闇Lv2(1) 全傷殴打Lv1(2) 貫侵食冥闇Lv2(3) 貫自傷突刺Lv2(4) 列自傷冥闇Lv2(5) 自傷冥闇Lv2(6) 深自傷突刺Lv2(7) 全治癒活気Lv1(8) 貫自傷冥闇Lv2(9) 貫傷殴打Lv2(10) 列傷冥闇Lv2(11) 貫自傷冥闇Lv1(12) 貫自傷殴打Lv2(13) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ヒグルマPT Chain 列刳傷火炎Lv2(1) |
![]() It`s show time! |
![]() ──いや、もう既に遭っているはずなんだけどね」 |
![]() 「……」 ──にィ。── |
3'rd chain!! |
![]() 「何かを禁じる掟は幾千幾万とあるけれども、 何かを推奨する掟はずっと少ないんだね」 |
![]() 「ふふっ、やっちゃった!」 |
![]() 「…………」 ──サァて、そろそろ本番ッてとこ カシラ?── |
![]() ―― カラ順番二並んで大人シクしてなサイ…―― ――ホォラ、直ぐ二…よくシ アゲル!!―― |
![]() ──あは。アンタ、ワ シみたいな手合いハ苦手カシラ?── |
![]() ──はァい、痛いト にドーォン!── |
![]() 「これで一周するんじゃない?」 |
![]() 「ははぁ……いい音したわね?」 |
![]() 「あ、しまっ――!」 |
![]() ──ずゥい ん手痛いコトしてくれるジャない…── |
6'th chain!! |
![]() 「喰らい尽くされないように、気を付けてね。 私もそこまでは望んじゃあいないけど、 なかなか制御が難しくってさ」 |
![]() 「……──」 ──モウ…胸が高鳴ッてどうにも まらないワ! どうしようカシラ…── ──…こうシてアゲ ゥ!── |
![]() ――アラ、もしかシ 叩かレルのは嫌ダッタ?―― ――ジャあ、代わりト言ッちャあなんダケド……ブ 刺されるノはドォ?―― |
![]() 「あ、しまっ――!」 |
![]() 「ふふふ……八連鎖」 |
![]() 「……ほんとは、わたしにそこまでする必要なんて、ないんだよ。」 |
![]() 「……ほんとは、わたしにそこまでする必要なんて、ないんだよ。」 |
![]() ──…礼を直接言えナ のが残念ネ── |
![]() ──…礼を直接言えナ のが残念ネ── |
Over drive!! |
![]() 「このアーティファクトわりとなんでも貫くから、 覚悟しておいた方がいいね。主に味方とか。 ……ごめんその、あとでちりょあっ。 |
![]() 「あは───アハハ …!」 ──アァ、あ ……モット…モットよ。── ──早く速ク疾 迅速二速球二直球で血 臓物ヲ撒キ散らしナさいヨォ!── |
![]() *シャベルを振り回す音* ――アハ。アハハハ ハハハ!!!―― |
![]() 「数えるのが面倒になってきたわね」 |
Over drive!! |
![]() いつの間にかボロボロの兎のぬいぐるみを持っている。 ![]() 悍ましくも血濡れた無数の針が飛び出した。 |
![]() 「あは───アハハ …!」 ──アァ、あ ……モット…モットよ。── ──早く速ク疾 迅速二速球二直球で血 臓物ヲ撒キ散らしナさいヨォ!── |
![]() ――あは、アハハハハハハ ハ!!!―― ―ー逃げテ なさいヨォ! …ッテ、え? 後ろ?味方二攻撃ガ? …ンなのシラナイってノォ!!―ー |
Over drive!! |
![]() / なんでーっ \ |
![]() 「ふふっ、やっちゃった!」 |
![]() 「あ、しまっ――!」 |
![]() Show is over... |
![]() ──ハイ、サヨウ ラ── |
![]() 「くうっ、面目ない……!」 |
![]() 「退き時か…仕方ない」 |
![]() 「すんません、後は任せます……!」 |
![]() 「……ごめん」 |
![]() 「次は、どうなるか分からないね」 |
![]() 「うまくいった…かな…。」 |
![]() 「私ノ勝ち!」 |
![]() 「……」 ──ハイ、じャあ練習はココマデ しまショウ── |
![]() 「こちらの勝ちね、お手合わせありがと」 |
![]() 「いたた…、まだまだ修行不足ですね…。」 |
![]() 「いやー……強いなぁ」 |
![]() 「うーん……」 |
![]() 「……限界だな」 |