――――無言。 |

「いいだろう、舞の相手を務めさせていただこう」 |
「この動き、私の美に臆したのでなければ――ふっ、どうやら甘く見れないらしい」 |
「どうしたね、この美に惑ってしまったか?」 |
| だれでもない Chain | |||||||||||
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| エレウテリア Chain | |||||||||||
「こういう手もある。 ……何、ちょっとした美手さ」 「護りの上よりこの美技を味わうといい」 「どれ、一つ手品をみせようか」 |

「ブルゥ……ロォォォズ…… ――不可能、という事さ」 |
意味のない言葉と囁き声。 |

それは沈黙している。 |

「…………。」 |
「ふっ……膝つく私に見惚れてくれるなよ? 立ち上がる姿に震えてしまう事になる」 |
「さて、その守りを破ろうか――」 |
空白に線を描いた。 |

「ブルゥ……ロォォォズ…… ――不可能、という事さ」 |
「この美しさが気に障ったのならばすまない…… 」 |
「ブルゥ……ロォォォズ…… ――不可能、という事さ」 |
| だれでもない Chain | |||||||||||
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| エレウテリア Chain | |||||||||||


「ブルゥ……ロォォォズ…… ――不可能、という事さ」 |
「その敗北を恥じ入る事はない……私が美しかっただけさ……」 |
「あふん……この美が遅れをとるとは、不覚……」 |
――――無言だ。 |
「見誤った、か……仕方ない、一度退こう。 何、一度もミスなく終える冒険もないさ」 |